新学期の時期もあり、当会にも何人か新しい生徒さん達が入ってきた。
新人さんの中には古くから太極拳をされている方もおられるが、初めての人達ばかり。
始められた生徒さんの中には太極拳を初めて練習した日の翌日は太ももに筋肉痛になったと言う人もいた。
その通りである。
そう言う人は正しくリラックスして練習されたという事だ。
ここでは簡単に説明するが、太極拳は身体を真っ直ぐ立たせてリラックスする事により気が下丹田➡️足裏・涌泉穴へと落ちていくのである。
その分、下半身に負荷がかかる。
そうやって練る事で、土台である下半身が安定し、上半身がリラックスさせた全身連動運動になる。
だから全身の筋肉や関節が緩みしなやかな動きになり、気の流れも良くなり、ストレスやプレッシャーにも強い心身が出来ていく訳だ。
お判りだろうか?
だから太極拳は下半身から練る拳法と言われている。
勁は足裏・涌泉穴から発する。
その分全身の筋肉と関節がリラックスさせて下半身が実、上半身が虚でないといけないのだ。
太極拳の練習において、体重移動による"虚実分明"もあるが、上半身と下半身においても虚実が出来てないといけないのだ。
それにより強い体軸が出来る。
特にスピリチュアル系の人を始め、多くの人も勘違いしているから繰り返しお伝えするが、太極拳のリラックスは慰安といった癒しといった類いではない!
ましてや現在人はデスクワークの仕事をしており、日常において歩く習慣が無いから下半身が弱い。
太極拳は下半身から練るから、太極拳を長年練習して健康的な老人は高齢であっても、姿勢の土台がしっかりしているから、身体が真っ直ぐだ。
逆に現代日本人の多くはお年寄りだけでなく若い人も姿勢が悪い人が非常に多い。
当会に太極拳に練習しに来る人達の多くは最初の頃は非常に姿勢が悪い人達ばかりだから、健康目的に習いに来て姿勢が悪い人は姿勢から改善していかないといけない。
身体の姿勢が悪いと、内臓器官も圧迫され病気になりやすい。
ストレスだけの問題とは限らない。
そこを勘違いしないで欲しい。
正しい姿勢作りはストレッチや整体法だけでなく、現代人は特に下半身から練る運動も大事❗️
身体のケアも勿論大切だが、同時に下半身や下丹田を鍛えてないから、心身のバランスが悪い訳なのである。
緊張していたらプレッシャーやストレスに弱い。
上半身が虚で、下半身が実なのは、下半身である腿にただ力を入れれば良いと言うわけでない。
下半身が弱い人が下手に膝をグッと曲げてしまうと膝を痛めてしまう。
上半身をリラックスして緩めれば、下半身が自然と力が入るのものだ。それが正しい。
そう、どんな動きであっても、力は抜いても真っ直ぐしっかりと地球の上に乗っているようなどっしり感という訳だ。
ただ日本で多くやられていているのが"なんちゃって太極拳"であり、ただ力を抜いたつもりでただ腰を落としただけで、出来たと勘違いしている。
指導者と名乗る人でもそんな太極拳が多い。
"なんちゃって太極拳"の人は推手練習や当会の対人基本練習をしてみると、本人は力を抜いたつもりでも、実際は肩や腰に緊張が抜けてなく技がかからなかったり、体勢をすぐに崩されるものだ。
このケースは太極拳の動きが正しく出来てない明らかな証拠である。
当会に所属している生徒でも技術力が無い者には"なんちゃって太極拳"の傾向がまだあるので、ただ習いに来るのではなく、自分でも注意点を守りながらじっくりと練習をしていって、身体でコツを覚えていくしかない。
形ではない太極拳の練習を目指すなら尚更だ。
ついでだが、太極拳を何年も練習していて、肩凝りや腰痛に悩まされているのは、本人が普段の生活においても姿勢が悪かったり、身体のケアを怠ったりする事もあるだろうが、本人がちゃんと習っているつもりであっても、まだ立派な"なんちゃって太極拳"に属する。
練習が正しく出来てない証拠という事である。
何故ここまで言うかいうと、日本の太極拳の多くはお年寄りや運動嫌いな運動不足な人達が多く集まっている公民館やカルチャーセンターで練習している日本型の談合と慣れ合いがはびこっている。
かつて他会に属していた者の何人かや○○太極拳連盟といった立派な組織に属している○級教練や講師といった肩書きのある人達が当会の門を叩いていたが、そんな馴れ合いの太極拳や推手をしていたのだ。
本物はそんなお友達ごっこはしない!
私は直言する。悪いことは悪い。良いことは良い。
意味のない妥協を排し、筋を通す。
上から目線で言うつもりではないが、日本型の談合と慣れ合いがはびこるなら、それはそれでも己を貫き、批判を恐れないつもりだ。
正しい練習方法、それを習う人間が正しく練習していくから効果がある。
もし馴れ合い太極拳で健康になれたなら、その人はよほどの運動不足か、精神的にどこか問題があったのだろう。
当会の太極拳は伝統のカリキュラムに基づいたメソッドがある。
それを正しく探求心を持って継続的にやれるかどうかだ。
焦ってただ結果だけ求めてやるのでは身体の中には染み込んでいかない。
今の日本人の多くは既に失われているようだが、日本人だって昔の人は武術や芸事だって下丹田を重要視していた。
世間に知られている神社神道でない神道の本来の修行だって、下丹田を上手く使った行だってあるのだ。
本当の行をスピリチュアルの類いなんかと一緒にしない事だ。
明治維新以降、日本は西洋の文化を取り入れ、学校教育の体育にも西洋的な動きも採用され、今では東洋人としての日本人の身体の使い方を忘れてしまったのだ。
従って現代の日本の多くの武道は西洋的な動きが目立つし緊張していて固い。
(しかし日本でも世の表に出てない裏の武術の中には非常に柔らかい動きをする武術家はいるのだけはお伝えしておく。しかしそういう日本武術家の道場は老人が師範であられ、世間から忘れられたかのように門下生が非常に少ない)
基本動作や型だけでなく、いろんな種類の推手や、
攻撃してくる相手の力を無力化していく技術等を段階を踏みながら練習していき、正しく太極拳の動きができているかどうか、実践が出来ているか、チェックもしていきます。
当会では、ただ無意味に型をなぞるだけのような練習では決してなく、長期的視野を持ち、各自に合わせた内容の練習方法を提供し、体得して貰い本当に内から身体を強くしていくシステムになっています。
当会の師範は嘘偽りなく示します!
まずは体験からでも、今すぐにお申し込み下さい。
高段位の指導者からの直接指導です。世俗化した形だけの太極拳や推手ではありませんので、その奥深さと楽しさを実感できます。
ただ今、春季の初級班、新規人数限定制で受け付けています。
もし貴方が気の太極拳を初歩から原理から、無駄のない練習をしたいのであれば、今すぐスケジュール確認の上で、お申込み下さい。
埼玉の教室では古伝楊式太極拳と呼吸法を練習しています。
太極気功養生教室ホームページ
https://r.goope.jp/pushinghands/
旧ホームページ
https://pushinghands.web.fc2.com/
■お問い合わせ
*正式依頼のない、御相談はお受け致しかねます。
氏名、連絡先、ご要件、志願理由、来場日を明記の上、お問い合わせください。
東京:tongbei-japan@t.vodafone.ne.jp
日曜日18時から19時20分迄 月曜日20時半から21時50分迄 水曜日20時半から21時50分迄 東京都北区の施設にて
東京駅、新宿駅からJRで約30分 上野駅、池袋駅からJRで約20分 交通の便を考慮され千葉方面、大宮方面、横浜方面から通われている人たちもいます。