
当太極拳教室では、体幹トレーニングや姿勢矯正を熱心に行っているにも関わらず、武術や太極拳を熱心にやっているのにも関わらず、腰痛が悪化している人を見かけました。
これは太極拳の練習からの観点である事を最初にお伝えしておくが、
その多くの場合いわゆる「正しい姿勢」は、実際には腰が硬直し緊張した状態にある事であった。
こんな状態では、腰椎の椎間関節に大きな圧力がかかり、下肢の筋力伝達が完全に阻害されます。
太極拳の姿勢でいう「鬆腰落胯」とは単に腰を緩めたり深くしゃがんだりすることだと誤解されがち。しかし身体力学的な観点からすると、これは実際には力の伝達。
素人や技術未熟者が勘違いされがちな腰をリラックスさせるというのは、腰をヘナヘナ崩すように行う事ではありません。
簡単に言えば、腰椎が「過度に防御的な」状態から解放され、不必要な代償動作が軽減されることを意味する。
一方、「落胯」する事で、股関節が体重を真に支えることができるようになります。
大腿骨頭が寛骨臼に安定して収まると、重心は太もも、膝、足首を通して地面に伝わりやすくなります。
練習中に膝が特に痛む場合や、お尻を突き出したくなる衝動に駆られる場合は、「落胯」ではなく、「掉胯」かもしれません。
誤りのない練習とは、腰の過剰な負担を軽減し、胯関節と足が完全な体重支持連鎖を形成するようにする事です。
これは単なる理論だけ止まりではなく、身体が本来の生体力学的バランスを取り戻す1つの過程だと理解ください。
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