
太極拳の伝統は絶えることなく、その精神は世代を超えて受け継がれている。
2026年9月21日から28日にかけて、黄性賢宗師の直弟子であり養子でもある、ニュージーランド中正太極学院院長・王其燃氏(WeeKeejin)が、ご家族やご友人と共に山東省を訪れた。
済南での滞在中、同氏は「済南賢門黄氏太極館」の門下生たちと武術交流を行った。
宗師から直伝された純粋な拳理や、数十年にわたる修練の心得が分かち合われ、済南の黄氏太極拳の学習者たちは多大な恩恵を受けられた。この知らせを聞いた重慶の黄氏太極拳クラブからも7名の先輩方が駆けつけ、交流を通じて親交を深めた。
こちらのサイト(中国語)から日本語に翻訳してご紹介してみる。https://mp.weixin.qq.com/s/ntCs9wg4eR5FrfzP-SH3Jg
王其燃師叔は8日間の旅の最中、旅の疲れをものともせず、太極拳の継承に心を砕いておられました。毎朝、夜明け前から、済南の同門の先輩方や重慶の黄氏太極拳の受講生たちと共に朝の稽古や技の交流を行い、「拳を通じて友と交わり、武を通じて道を伝える」実践を重ねました。
同門が一堂に会し、互いに切磋琢磨して技を磨き合うその姿には、黄氏太極拳の同門が志を一つにし、同じ源流を分かち合う深い絆が如実に表れていました。
9月22日の午前9時から11時にかけて、今回の交流における核心となる活動が行われました。王其燃師叔一行が、済南の「賢門黄氏太極拳館」を特別に訪問し、視察と指導を行いました。
一行は、同館における黄氏太極拳の指導・継承の状況や、日々の稽古の様子を現地でつぶさに確認しました。
交流の場は厳粛かつ和やかな雰囲気に包まれ、館主の王典利氏が終始同行し、師叔から教えを請うて理解を深めるとともに、拳の型の細部について熱心に探求しました。館内の生徒たちも、この貴重な学びの機会を大切にし、心を静めて教えに耳を傾け、熱心にその真髄を体得しようと努めていました。
交流の冒頭、王其燃師叔は、黄性賢宗師に師事して拳を学んだ往時を感慨深く振り返り、宗師が拳を伝え、人を育てる際に抱いていた当初の志や理念について、懇切丁寧に語りました。
同時に、太極拳における「教えること」と「学ぶこと」の核心的な関係を深く考察し、武術を学ぶことの真髄を説き明かしました。師叔は、拳の習得には何よりも実践が肝要であると強調しました。学ぶだけで稽古しなければ、いかに名高い師であっても教えようがなく、逆に稽古するだけで教えなければ、師としての責任を果たしているとは言えません。
師匠にはそれぞれ独自の指導の要諦や手法があります。弟子が勤勉に学び、ひたむきに稽古し、かつ謙虚に教えを請うてこそ、師匠は弟子の資質に応じた指導を行い、道を伝え、疑問を解き明かすことができるのです。
これこそが、黄氏太極拳が広く継承されてきた根本にある精神なのです。
実技指導の場面では、師叔は基本を重視しつつ、要点を分かりやすく解説しました。特に「渾元樁(こんげんとう)」における足の開閉や全身を緩める動作といった核心的な技法に重点を置き、太極拳の根幹は下半身にあると強調しました。
足首・膝・股関節の三箇所を徹底的に緩め、「下半身が上半身を動かし、身体が手を導く」という発力の理法に従うこと、そして手足の硬直や上半身の無駄な揺れといった弊害を排除すべきだと説きました。同時に太極拳の核心的な要諦を丁寧に解説し、「意(意識)」によって「気」を導き、心を用いて全身を静かに緩め柔軟に保つこと、さらには「松沈(身体を緩め沈めること)」と「蓄勁(力を蓄えること)」を最優先する原則を指導しました。
「蓄えてから発する」「動と静の適切な調和」「剛と柔の相補的な運用」を実践することで、受講生たちは太極拳における発力の根本的な理屈を深く理解することができました。
日々の稽古において、師叔は黄氏太極拳「短架」の起勢(きせい)における要諦を丁寧に分解・解説し、「掤(ほう)・捋(りつ)・擠(せい)・按(あん)」という四つの核心的な勁法(けいほう)や、腰・股関節・肩・肘・手の連動した動きについて詳述しました。
また、受講生が練習中によく陥りがちな、力の伝達が途切れる点や身体の硬さといった問題点についても的確に指導・修正を行いました。
さらに師叔は、太極拳の修行においては心を静めてじっくりと稽古に励むことが肝要であり、性急に成果を求めず、落ち着いた心で練習の過程そのものを楽しみ、日々の研鑽を通じて心身を磨き、技を向上させていくよう門下生たちに諭しました。
9月23日の夜、黄氏太極拳館の通常クラスが行われる中、王其燃師叔が快く来場し、自ら指導に加わりました。
師叔は身をかがめて手本を示し、受講生一人ひとりの姿勢や動作を丁寧に修正・指導して疑問を解消するなど、熱心な関わりを見せ、参加者全員にとって実り多き時間となりました。
数日間にわたる交流と観光を通じ、王其燃師叔は宗師直伝の正統な武学をもって、済南と重慶の同門の基礎を強固なものにしました。
姚誼晶・楊永兵両主席の指導と、王典利・游健両コーチの指導の下、山東と重慶の黄氏太極拳の門下生たちは技術を大きく向上させ、親睦を深めました。今後、済南の「賢門黄氏太極館」の全門下生は、初心を忘れず研鑽を重ね、黄氏太極拳の技を深く追求し、宗師の武学精神を継承していきます。
そして、黄氏太極拳の伝統を「泉城(済南)」の地にしっかりと根付かせ、末永く発展させていく所存です。
山東と重慶の黄氏太極拳の絆が永遠に続くことを願っています。
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