といっても私は農家ではない。

昨夜 配偶者と娘が うつ伏せになっていた。

2人とも片手には携帯電話。懸命にクリックしながら 会話していた。


「就活のほうは?」   「・・・なかなか・・・・」

「だよねェ・・・」     「 ・・・・うん・・・」

年齢不詳の配偶者の大根2本と短大2年の娘の大根2本が ゆらゆら揺れていた。


そういえば 短大のときブーツがはやっていた。

脱いでおかれていた講師のブーツの中に 調理実習のときの大根2本をつっこんでやった。

講師は本気で怒っていたように記憶している。

 

今日の事務所は平和だった。局が公休。

マイペースで仕事ができた。


帰宅後 娘と鰻を食べた。真ん中の身の厚いところを娘の茶碗に乗せ 私は言った。

「嫁さんにいったら なかなか真ん中の部分は食べることできなくなるかもしれないからな。」

「うん。」と 頷いていた。

笑みを含んだその横顔は どことなしか女そのもののようにも思えた。


ネフローゼの人たちは 早く床につくのがいいですよ。

安静。休息。腎臓には不可欠です。