午前中は息子の3者懇談(妻が出席)。
午後は 就職希望先の会社訪問だというので 私が送っていく。
なにせ田舎は 交通の利便性が悪く 車が無いと生活が成り立たないのである。
送っていくとき Y川沿いにの県道を南下しながら思い出すことがあった。
ネフローゼになるまでは このY川でよく泳いでいたものだった。
夏の陽光を浴びた川の水は 夏のにおいがしていた。
水中眼鏡をかけ 川の中に潜ると無数の魚がいた。
大きな岩の下で 体を休める魚に手を伸ばすと 手からは逃れながらも 決して岩の外にまでは逃れよ
うとはしなかった。すぐに私の手元近くにまで戻ってきた。
おいかわ ぎぎ うぐい もつ たなご ふな 様々な魚体に満ちていた。
耳の中に水が入ると 夏の陽で熱くなった石崖にその耳を押し付けた。そのうち 耳の中に貯まってい
た水が抜ける。その時の心地よさは いまでも身体に残っている様な気がする。
夕刻 唇が紫色になって 震えるまで泳いでいた。