他にもS君という小学校低学年の慢性腎炎の子がいた。
ステロイドの服用はしていなかった。
花車な感じだったが 瞼は何時も腫れぼったい感じだった。
よく鼻血が出ていた。出だすとなかなか止まらなかった。
母親がベッド脇に何時も付いていた。
腎臓の専門医に転院すると聞いた。
その後 その病院でなく亡くなったと聞いた。
その後何年かして その母親が赤ん坊を抱いて私の家に来たことがある。
嬉しそうに 誇らしげに私に その赤ん坊を見せたのを記憶している。
当時の私の眼には 妙に年老いた母親だな。そのようにしか映えてなかった記憶がある。
40年以上昔の記憶である。