鳥居を押す会
Amebaでブログを始めよう!

河川敷ビート&ハーブ

本日は一級河川沿いを点検するのである。

一級河川、鮎がいるからであろう。

我が町に流れる河川は日々色が変化するので一級ではないのであろう。

昨日は灰色であったのだが、本日は白濁していた我が河川だ。

さて、河原には夏を惜しむ若者たちがバーべキュウなどをし賑やかである一方、テントを貼り、同性だけの無言の晩餐などもあり、なかなか趣きのある夕べである。

私は友人と秘密のタバコを空き缶を細工した喫煙具で愉しむのであるが、気がつけばポジティブ・ヴァイブレーションに包まれていたりするのであるのだが。

すると、やはり私どもの耳にはビートが流れ込んでくるのである。

おぉ、広大な河川敷にぼやけて聞こえるビート、私は無意識に喫煙具をウクレレに持ち替えてギグをするのである。

しかし、このビートは生音であるようだ、ちがうであろう、と私たちを困らせるのであるのだが、しかし点検してみる価値がありそうである。

さすれば、ビートの彼方へ。

これは、河川敷にドラムキットが舞い降りているではないか、そして、中年男児の繰り出すビートに私どもは困惑する。

しばし監視、数十分ほど(私どもの感覚時計)で去ってしまった。

そう、彼は本日を感じたのであろうな、うむそうだ。

彼はきっと自分に厳しく、それは納得にのみ行動を終了するのである。

しかし現実を予測するのは常人には不可能といえよう。

彼は数メートル先の土手に場を移しただけであったのだ。

その土手は、河川が見渡せる最高のロケーション、つまり彼だけのステージであった。

そうか、彼はリハーサルをしていたのに違いない。

我々は中年男児のドラム・オン・ステージを見ること無く立ち去ろう。

リハを見てしまった我々に、本番を見ることは許されないのである。

アレはシビレる話

風の夜なので窓ガラスが騒がしく、なにやら不穏とノスタルジアな夜である。

私は危険をかえりみず、点検を行う王者の様で、しかし、なにやら疼くのは、私の不安か、欲情であろうか、いやぁ、なんだか、私は落ち着いて物事を直視できず、手探りな夜である。

それは仕方の無いことであるのだから、やはり、私はお家へ帰ってコソコソとコソコソするのであるが、それは恥ずかしいことではないのであるのだが、

そんな夜更けの心地である。

ウクレレ引きの社会奉仕の話

近頃の私の点検業務に於いて必要不可欠となっているのがウクレレである。

そう、私はハーメルンである。

私はもう人っ子の影も無い夜道をウクレレを奏でて浮浪しているのである。

これでは私は完全に痛いヤツであるが、実際は違う。

何が違うか、そう、思想を持って行動しているのである。

或る日私は考えた。

幼少の記憶、夜は恐いものであった。でしょう。

しかし、現代日本の地方都市において夜にうろつく子どもたち、いけない、夜は危ない、睡眠はしっかり!

そうである、現代日本の地方都市には恐怖の対象が存在しないのである。

現状は憂いである。

ならば私が、夜の恐怖になろう、恐怖の存在となろう、恐怖の対象となり、この町に奉仕しよう。

夜に怯える子どもたち、それが夜ってもんなんだよ。

しかし私も人の子である、たまに人影に出会うと恥ずかしいのである。

もし、私が深夜に不意にウクレレ弾きに出会ったとしたならば、それは恐怖であるのだから。

なので以外に楽しい曲を奏でているのであるのだ。(東京節やボブなど)

私は深夜ウクレレを奏で町に現る。

ほら、夜更かしのあなたの耳に今、ウクレレの音が聞こえませんかい。

金鵄・俗称ニャロメ塔の話

私はあることを確認せねばならない。私の記憶、私の信頼。

皆様にも小学生時代から思春期に渡って度々訪れた地があるでしょう、私にも数々の地があるのだが、其の内の一つ、通称ニャロメ塔と呼ばれる建造物がある。

其の地はこの地方、この町を見下ろしていた小高い山林の頂に建てられた塔なのである。

其の塔は我々住民をいつも見守っていたのである。

私は行かねばならない。

さて、私は少し以前この塔は老朽化により危険と判断され、撤去されたとの話を耳にしており、それは心に風穴の空いた心地でいたのである。

だが、真相は違った。

私は数年振りにこの地を訪れた。そして例の山林へと足を進める。

テレビやトイレットなどの不法投棄物が目立つこの山林の入り口には、石造の橋が今も笹の枯葉をかぶり存在している。ノスタルジアである。

そして塔へと登る山道の奥には今も通称・首吊り便所、幽霊便所と呼ばれる朽ちた便所がひっそりと怪しげに存在している。

私はこんなに汚れてしまったのだが、ここは何も変わっていない。

結論から述べると、現在もニャロメ塔は存在しているのである。

そして、すっかり町から姿を消してしまった理由は、周囲の木々が生長し、塔をも越える高さになっていたからであった。

私は更なる使命感を抱いた、この塔も守らねばならない。

このニャロメ塔については詳しく調査する必要があるのではないか。

雨の我が町、しだれる豪雨の話

私の点検業務はこの俄か雨により、より困難なものとなってしまった。

この町はなんとも雨の似合う町であるのだが。

そこで私は考えた、本日の点検業務を屋内から行うという画期的手法を用いたのである。

つまりは家のあらゆる窓から窺える町の状況を見、そして把握するのである。

まずは表玄関からの景観、うんむ、安全。

続いてシンクからの窓景、うむ、風呂の壁異常なし。

さらにはコンロからの眺め、うむ、ツツジの木。

そして勝手口隣り戸からの景色、うむ、育てよ山椒、隣家のトタン壁も通常。

なお勝手口からの景色、うむ、育てよ山椒、隣家のトタン壁も通常。

そうして祖母の部屋からの景観、うむ、長生きして。

どうやら一階からうかがう事のできるこの町は平静である。

次は二階へ、まずは父親の部屋から表通りの状態、うむ、雨が良く似合う。

そして物干しテラスの状態を確認できる戸口へ、うむ、夏の匂いと隣家の瓦。

続いて物置の小窓からの景観は、うむ、暗い、平和そのものであろう。

そうして客間の窓、うむ、暗い、安全。

と、続いて客間の窓からのこの町も暗いが、きっと安全。

そうしてリビング、オーディオルームの窓、うむ、ボブ・マーリー。

最後に二階ベランダからの壮絶な現状、うむ、豪雨であるが、豪雨ゆえの安全。

私の点検業務は無事終り、今日もこの町は私によって守られているのである。

倭姫宮の話

私は深夜、恐れ多くも倭姫の祭られたる神社の点検をする。

ここは深夜はやはり人影もなく、というのか、この街は深夜は人影の無い健全な街である。

そして私は見た。

倭姫の祭られたるお宮さんへ行くには軽く坂を上るのであるが暗く、なんだか、たじろいでしまうのであるのだが、私は往かねばならない。

その上にはぼちぼちの公園と金刀比羅神社なるものがあり、やはり私は往かねばならない。

そうして、坂を上り、森の木々の隙間がナニヤラに見えるのであるのだが、深夜なのに、やたら蝉が鳴いているのであるが、行かねば、ならない。

登りきると、鳥居の参道が待ち構えているのであるが、街灯の光線が、鳥居の列を照らし、浮かび上がる様は、、往かねばならない。

私の背丈より少し高いくらいの鳥居をくぐる。

一本二本・・・とくぐる。

そのとき、蝉が私の耳元で羽ばたく!

往かねばならない。

十二本十九本と鳥居をくぐる。

そして、突如私の目前に祭壇が浮かび上がる!

それはなんとも幻想的、霧に包まれ、街灯に浮かび上がった祭壇である。

霧、私の足は止まってしまった。

私は見とれている、祭壇の存在は異次元の様である。

私は往かねばならない、点検せねばならぬのである!

そうして私の帰路、背中の神殿からは蝉時雨、私の心にとどまる賽銭箱の残像である。

福助がポストに居座る地

本日も私はウクレレを奏でながら夜道を点検する。深夜3時である。

ヒトサライ楽団の様、しかし私は以前よりとても気掛かりであったモノを今日こそ点検せねばならない。

とある銭湯に備え付けてある郵便ポストの上に福助が居るのである。

この地方は銭湯発祥の地なのであり、其れゆえの過ちであろうか、前衛的で文化的、末期的赤ポストである。

この銭湯所有のモーターボートも奇怪なる様である。この川に沈めたくなるようなスタイリッシュな参橋式カスタム、投石上等、旗包みだサル!と言わんばかりのノボリが今夜もはためいている。

奇しくも今夜はペルセウス座流星群のピークであるのだ。灰色の雲!

そしてウクレレの音が止むのは辿り着いたからか、私の臆したウサギの心か。

私は今、福助の背中に立つ!

後ろから肩に触れてみる。

『ちょいと失礼、あなたは此処に留まってどれ位になられた』

とウクレレの音色で話しかけてみる。

福助の横顔は、肉々しい、隆起した頬の上に開く目玉は麻薬常習者の如くギラギラと潤んでいる。

頭上の街燈の明かりが福助の顔に生気をもたらす。

そしていま、福助と目が合った気がした。

私はウクレレを奏で、帰路につく。

硬直した指では演奏がお粗末になるのは必然。

背後が気になるのである。

樹液の夜、再び

今夜も特別業務を行う。友人の子どもたちへの教育である。

今夜も昨日と同じポインツへ!今夜は急遽友人の職場の後輩のシャンティ・ガイも同行。

是非とも今夜こそは子どもたちへカブトムシのオスを見せてあげたい、喜ぶ顔が見たい!のである。

そして、初っ端にカブトムシメスを捕獲。幸先良いのである。続いてカブトムシメス捕獲。好調である。続いてカブトムシメス捕獲。素晴らしい。しかしメスばかりなのである。やがてコクワガタツガイを捕獲。アベックである。そのとき、シャンティ・ガイは樹木の枝分かれ部にスネークを発見!視力及び勘に優れている男だ。しかし遠めに見てどうやらシマヘビの幼児の様、しかしやっぱりなにやら頭上が不安で一杯だ。頭上にブレイブを!帰路につく我々三人組は先程点検し終えた樹木にカブトムシオスを発見!回っている、回っている、運気も地球も回っている。捕獲。

そして友人は父の顔になる。

樹液の夜

今夜は特別点検業務として私は昆虫捕獲へ。友人の子たちへの教育である。私は友人と2人、深夜の山林へ向かう。懐中電灯というものは電池が必要であるのだから、私たちはサークルKへ立ち寄る。

するとどうだろう、電池を入れ替えても接続不良であろうか、点燈する気配のない懐中電灯。そして、突如現る少年暴走族一行に睨まれたりするのである。だが、私は諦めず、怯えず、草を懐中電灯内部へ詰込み、接続不良を処置する。解消、其れゆえの点燈に私たちはその青いサークルKをあとにしてクヌギを求めるのである。

ほう、ここが・・。そこは田園と河川に挟まれたあぜ道で、河川沿いに数本の木が在る、ここは、友人の職場の後輩に教わったポインツである。早速点検業務に移行し、私の経験と勘で、コクワガタを2匹捕獲。そしてポインツを移動し、あぜ道の入り口付近、農具置き場兼駐車場脇に乱立したる木々の一番手前の一本にてコクワガタ・♀を捕獲。更にその奥の斜面になった2本へ注意深く移動、そして点検。そのときである、突如耳元にて馬力ある羽音が!この音、カブト虫では、む、脇の茂みへ降りた模様。私の素早いジャンプ&手探り!しかしなかなか見当たらない。静かに待とう、子の笑顔。私は静かに待ち、時折辺りを照らす。まぁ、愛くるしい眼差し、スネークである、私の探る右手の15cmほど先にて。私の恐怖と素早いスウェーバックに驚いた友人、私は考えるごとに恐怖に陥る。スネーク、私を噛まないでくれてありがとう。

点検業務用品紹介

本日は私の点検業務に必要不可欠なアイテム類を紹介しましょう。

まず第一、此れが無くては何も始まらない、つまりは『タバコ』である。タバコから始まる朝、国民の8月。一日50本は必要なのである。

そして第二に『眼鏡』、私は視力が程々に悪く、錯覚が多いのである。錯覚を見ていては街の本質など決して見えない、見え透いた嘘など見えないのである。大森林を匂わすグリーンの縁を選んだのは気まぐれである。補遺としてレンズが狭いのである。

そして第三に『脳内で流るる音楽』である。志気を高めるためにも必要。『ジムノペディ No,1』が抜群なのであるが、最近はもっぱらデューク・エリントン然り、メル・トーメである。しかしデッド・ケネディーズも楽しいのである。夏らしくエディー・コクランも良い、ボブも最高である。

あとはライター、タバコを吸う際便利なのである。

ほかにはウクレレなども良い、ハーメルンの心地である。

そして私の点検業務は本日も行われている。