沖縄から
沖縄PUSHネットワークさんが院内広報誌へ投稿されていた記事です。
沖縄で着々とPUSHコースが広がっています。
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あなたにしか救えない生命があります~沖縄PUSHネットワークのご紹介~
今年7月1日で、市民によるAED(自動対外式除細動器)の使用が認められて10年となります。これを機に、全国の医療機関、消防、報道機関が一丸となって、「減らせ突然死」、「使おうAED」キャンペーンが展開されています。当病院でも、宮城理事長、棚田病院長、八木救命救急センター長のお力添えをいただき、救命救急センター救命士の儀間辰二さん、総合診療部の北原祐介先生が中心となって、沖縄PUSHネットワークを立ち上げ、一般の方々への心肺蘇生法、AEDの使用方法の普及に努めております。日本ではこの10年間で公共施設、コンビニエンスストアなど、街中の至るところにAEDが配備されてきました。先進国の中でもトップクラスと言われています。しかし、実際に心停止に陥った方のうち、適切にAEDが使用されていたケースは、全体のわずか3.7%に過ぎず、本当の意味でAEDの普及が達成できているとはいえません。年間に70000人以上、これは心停止で生命を落とす「心臓突然死」の方の数です。学校でも同様の事が起きており、年間に50人以上のお子さんが、若い生命を落としています。
私たちは、こういった現状を少しでも改善するため、活動を開始しました。私たちの展開している心肺蘇生講習はPUSHコースと呼ばれ、胸骨圧迫、いわゆる心臓マッサージとAEDの使い方に学習項目を絞った、非常にシンプルなデザインとなっています。DVDを観ながら楽しく学ぶことができ、一人に1台ずつのトレーニングキットを割り当て、45分という短時間で中身の濃い実習が実現可能となりました。今年の3月には、浦添市立港川中学校2年生300名の皆様を対象にしたPUSHコースを開催。6月には、沖縄カトリック中学高等学校の皆様70名を対象にしたPUSHコースを開催。受講された皆様からは「ぜひ、今後も続けて欲しい。」と嬉しいお言葉をいただきました。また、院内においても、定期的に一般の方々を対象としたPUSHコースを開催しています。沖縄PUSHネットワーク立ち上げ後から、リーダーの儀間さん、北原先生たちがテレビなどで取り上げられたこともあり、開業医の皆様、離島の皆様などから、お問い合わせをいただくようになりましたが、まだまだ認知度を上げていかなければなりません。今後は法人のバックアップも頂きながら、全国のPUSHプロジェクトが目標に掲げている、全ての学校でPUSHコースを開催することを目指し、行政などへの働きかけも行っていきたいと考えます。
あなた勇気を後押しする「PUSH」。皆さんの中にも大きく広がっていくことができるよう、ご協力ください。
よねもり てるたけ
総合診療部 医長 米盛 輝武
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沖縄の皆さんよろしくお願いします。 PUSHプロジェクト 前重

