なるか?ゼレンスキーとプーチンの直接会談 | パパケベックの総合ブログ

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なるか?ゼレンスキーとプーチンの直接会談


プーチンとの直接協議は、以前からゼレンスキーがマスコミにリップサービスしていたものの実現しなかった。

トランプは、7月に入り、プーチンに50日間の期限付きで停戦を要求、停戦しない場合、ロシアから輸入する国に100パーセントの関税を予告した。


7月19日、ゼレンスキーがプーチンとの直接協議を提案した。


●ロシアに新たな停戦協議提案 「首脳レベルの会談を」―ウクライナ大統領

 

 

 




プーチンに提案した内容は、

停戦に向けた新たな直接協議」


ウクライナとロシアの双方の停戦についての要綱は、以下のページを参照。

ウクライナ
●Ukrainian proposals for June 2 talks with Russia in Istanbul(6月2日にイスタンブールでロシアと会談するウクライナの提案)
https://www.reuters.com/world/europe/ukrainian-proposals-june-2-talks-with-russia-istanbul-2025-06-01/

ロシア
●Опубликован полный текст российского меморандума по Украине(ウクライナに関するロシアの覚書の全文が公表された)

 

 

 




ゼレンスキーのリップサービス(意気込み?)

「交渉の勢いを加速させる必要がある。真の永続する平和を確保するには、首脳レベルでの会談が必要だ」


ゼレンスキーの目論見は、停戦を永続化する、という観点が垣間見える。

 

それは、停戦を永続化することであって終戦に向けた処理ではない。

ゼレンスキーが停戦の永続化に拘っているのは、停戦開始後、数日以内にイギリスやフランスなどの軍をウクライナに派兵することを目論んでいるためだ。


停戦開始後の有志連合軍のウクライナへの派兵は、停戦の永続化の期間中にロシアをけしかけてロシアの再侵攻を目論めるからだ。

ロシアが停戦中に再侵攻すれば、ウクライナはイギリスなどの有志連合軍を味方につけてロシア軍と占領された領土の奪還が可能になる。(現状よりは有利、という意味。)


停戦後のロシアの再侵攻は、ウクライナによる偽旗作戦が必要になる。しかし、心配いらない。停戦ラインのある停戦というのは、過去にミンスク合意の停戦が破られた。

 

停戦などというものは、いつでも戦争再開可能という意味だ。


停戦崩壊は、ロシアによる仕業にしろウクライナによる仕業にしろ、どちらでも同じこと。


ゼレンスキーは、停戦というのを利用する。決して終戦ではない。



◇停戦に拘る西側陣営の目論見


トランプなどの西側が要求しているのは、停戦であって終戦ではないことだ。

停戦を求めるのは、イギリスなどの有志連合軍がウクライナに派兵するためだ。派兵によりウクライナは、占領されたウクライナ領土以外は、NATO勢力圏に入るからだ。

しかも占領されたウクライナ領土は、
停戦することで実質占領された領土が確定しないことになる。


停戦中は、永続する期間中、ロシアが占領した領土が一時停止するだけになる。狙いはそれにある。

ロシアが併合を宣言しても、ロシアが停戦に合意して停戦すれば、ロシアの占領地は、実質占領されただけでロシアの領土として確定しないわけである。(国際法でもそういえるはずだ。というわけでゼレンスキーは、プーチンとの間で領土の確定はしないことを宣言したわけである)


それゆえ、ゼレンスキーは、プーチンとの直接交渉でロシアの停戦合意を得ればオーケーとなる。



ゼレンスキー目指しているのは、停戦である。

 

停戦、つまり、戦争の一時停止である。(それを永続する、という形容詞で停戦に意味を持たせても、戦争は、いつでも再開できることを排除しないのだ)


ゼレンスキーが終戦・戦争の終結を提案しないのは、それをやれば領土も確定しなければならないからだ。つまり、ロシアと二度と戦争できない条件を設定することになる。


ゼレンスキーが
ロシアの再侵攻に対する安全保障をリップサービスするのは、ロシアの再侵攻を警戒しているのではなく、ロシアの再侵攻を想定したロシアとの戦争再開で占領地の奪還が可能な唯一の方法だからだ。(それこそ、ゼレンスキーの「賭け」だ)


トランプの言うように、ゼレンスキーにはカード(ロシアと停戦合意するための交渉条件と占領された領土の奪還条件)がないのだ。

 

唯一、イギリスなどの有志連合による参戦が領土の奪還方法なのだ。だから、停戦するしかないのだ。



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