イラン戦争 No1 | パパケベックの総合ブログ

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===「イランの体制転換を目指さず」の意味===

このところ、アメリカがイランを攻撃した後にアメリカサイドから「イランの体制転換を目指さず」のキャッチフレーズが出ている。


本当か?

イスラエルは、イランの体制転換を求めているがーーー歴史を変える、と。


そんな中、トランプから「直伝の」説明がリップサービスされている。


●「イランを再び偉大に!」 体制転換に言及―トランプ氏

 

 

 




記事を読むと、イランの体制転換を求めるものではないとの言い方は、今回のアメリカの核施設攻撃についての説明でしかない様子だ。

トランプーーー

「トランプ米大統領はイランの核施設攻撃から一夜明けた22日、SNSでイランの体制転換に言及した。」


トランプの直伝の説明ーーー

「『体制転換』という言葉を使うのは政治的に正しくないが、現政権がイランを再び偉大にできないのなら、なぜ体制転換が起きないのか」


今のハメネイのイランの政権が「再び偉大にならない」なら、イランに体制転換が起こらないのがおかしい、と言っている感じだ。

トランプの自分だけわかり切った内容は、「過去にイランが偉大だった」ということだけだ。


確かに過去には、アメリカは逃げるようにイランから退去した。

●イラン・アメリカ大使館人質事件

 

 

 




トランプの言う偉大なイランの過去とは、アメリカの支配を排除した強いイランのことかもしれない。


トランプが何かを遠まわしに言ったものだと勘ぐれば、体制転換を求めるようなイランへの攻撃を考えているということだろう。


すでにイスラエルは、イスラエルの周りの親イラン勢力からイランまで排除しようと考えてアメリカよりも先にイランを攻撃した。

ガザ、レバノン、イエメンは、イランの息がかかった勢力が存在している。


例えばイエメンには、アメリカも回数的に多く空爆している。

そのアメリカが今回の核施設攻撃について体制転換を求めるものではないと言明したのも、今回の攻撃についての話でしかないことだ。



核施設への攻撃の後、今後アメリカが何を行うかだ。---イラン次第?


一応2週間の期限を定めたという期間は、今回の攻撃後のイランの動向を観察するようなものかもしれない。


2週間くらいの後、イランが依然として核開発をあきらめず、反撃も続ける限りは、トランプが次の攻撃を実行する可能性がありそうだ。



◇イランの体制転換に必要な軍事


イランの体制転換をやるなら、アメリカくらいしかできないといえる。

イランの体制転換を進めるためには、空爆程度では進まない。イランの占領が必要になる。

つまり、
イランで地上戦を始める必要があるが、中近東に配備されているアメリカ軍の規模では、実行できないだろう。

従って、トランプがイランの体制転換を求めないといったのは、体制を転覆させるだけの兵力を準備すらしていないからだろう。


そういうわけでアメリカの攻撃は、今後のイランに圧力をかける意味合いということだ。


もし、今回の核施設攻撃でイランに核施設がなくなったとしたら、アメリカは引き続き攻撃する必要はなくなるから今回限りの攻撃でしかないが、問題はイスラエルが引き続き戦争状態になっていることだ。


結局、

「MIGA(メーク・イラン・グレート・アゲイン)!」

は、再び偉大なイランを作ろう!、という意味だから、時間がかかるにしても気長にメーク・イラン・グレート・アゲインを目指すということだろう。


アメリカがイランを攻撃するほどの興味があるのは、イランが中国・ロシアなどの
ブリックス経済同盟の一員になったからだろう。

そこにイランの核開発・核兵器開発の「ヒット商品」があったわけである。いい口実になっているわけだ。


イランのようなイスラム文化は、引くことを知らない文化だから、―ー―相手に対して値切りは悪いことではない文化ーーーイランがアメリカから核兵器の開発をするなと言われれば、その要求に値切りするわけであるが、核兵器開発自体はそのままだから、簡単に言えば、持てる核兵器の個数を交渉するなら核協議を続けてもいいように考えているのではないのか?


絶対にかみ合わない協議になるが。




◇イランのホルムズ海峡封鎖の可能性

ロシアのマスコミには、イランの議会がホルムズ海峡封鎖を決議したそうだ。

●Парламент Ирана одобрил закрытие Ормузского пролива(イラン議会、ホルムズ海峡の閉鎖を承認)

 

 

 




「議会はホルムズ海峡を封鎖すべきとの結論に達したが、この件に関する最終決定は国家安全保障会議が行うことになる」


イランの国家安全保障会議は、ハメネイの意のままだろうから、ハメネイがゴーサインを出せば、トランプが次の空爆を実施する可能性がある。

その際、イランの軍事施設、ミサイルなどの施設を標的にする可能性が高いだろうから、広範囲にイラン空爆になりえる。

もし、イランがホルムズ海峡封鎖をやったら、アメリカの攻撃は、日数的にも規模も大きくなるしかなさそう。

またまた原油価格が値上がりするだろうな。


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