◇ウクライナとロシアの捕虜・負傷者・遺体交換
イスタンブールでの2回目協議で停戦のことは全く進展なしだが、捕虜などの交換は合意した。
それで捕虜交換が行われた。
●ロシアとウクライナが捕虜交換、傷病者 人数は不明
記事の要点
「ウクライナ軍情報機関によると、解放された兵士の大半は手足の切断などの重傷を負っている。解放される正確な人数は捕虜交換手続き完了後に発表」
「双方が数千人の戦死者の遺体を引き渡すことでも合意したが、引き渡しはまだ実施されていない」
◇EUの対ロ経済制裁発動
●欧州委、対ロ第18次制裁案を提示 エネルギー・銀行など標的
「 欧州連合(EU)の執行機関である欧州委員会は、ウクライナ侵攻を理由とする対ロシア第18次制裁案を提案した。」
ヨーロッパ列強が狙っているのは、ロシアの原油価格の引き下げである。
「欧州委はロシアのエネルギー収入削減のため、主要7カ国(G7)のロシア産原油の取引価格上限を現行の1バレル=60ドルから45ドルに引き下げることも提案した。」
ロシアの安い原油をヨーロッパが購入し、高く売るということで儲ける仕組みだ。
ロシアの戦費を削るような目的でやっているらしいが、その儲けをウクライナ支援にどれだけ使ったのかの具体的なデータは、全く見たことがない。
引用していないが、EUの制裁案には、ノルドストリームのことも書いてある。ノルドストリームを使用禁止にするものがそれ。
ノルドストリームについては、アメリカから修理してまた使えるようにするとか、そんな話まであるが、ウクライナの意向をくみ取ったものだろう。
それは、ウクライナがなぜロシアに侵攻されたかの火種が、ノルドストリームを使えなくするようにしたことだったからだ。
ノルドストリームが使えるようになったら、ウクライナを通るパイプラインの通過料収入(ウクライナの)がゼロになる可能性がある。
しかもロシア産原油の価格上限設定に引っかからないガスだからだ。
◇中国のレアアースについての米中協議の合意
レアアースの不足で自動車企業で制裁停止などの事態がちらほら発生しているとか。それでトランプが動き出した。
中国に高率の関税をかけて中国を交渉のテーブルにつかせたわけだが・・・
合意内容は、それぞれの国家元首に報告し、承認を得るらしい。
●米中通商協議、枠組みで合意 提案を持ち帰って両首脳に提示へ
「両国とも合意の詳細を明らかにしなかった」
●米中通商協議、レアアース規制解消で一致 包括合意なお見えず
もし、合意できなければ・・・・
「関税は米国側で現在の約30%から145%に、中国側で10%から125%に戻ることになる。」
実質、貿易関係なしにするという意味になる。
◇6月4日のトランプとプーチンの電話協議
●プーチン氏はウクライナのドローン攻撃への「報復を強調」とトランプ氏 電話協議後に投稿
「電話は1時間以上にわたったと説明」
「ロシアのユーリ・ウシャコフ大統領補佐官は、トランプ氏がこの日の電話でプーチン氏に、アメリカは攻撃について事前に知らされていなかったと伝えたとした。」
どうやら、トランプは、停戦仲介からの離脱よりは、ロシアとの「電話パイプ」を温存するために静観するようだ。
トランプの交渉術と言うかマスコミを利用した喧伝方法は、相手にドカンと一言言った後に、「それじゃあ、問題解決のために交渉しよう」と相手を誘導するものらしい。
トランプ流のトランプ節は、中国に対する関税率の吹っかけで、もともと中国のレアアースを目当てにしていたものと思われる。
◇ウクライナの停戦か?それとも終戦か?
現時点では、どちらもないと言える。
ロシアは、終戦に向かって侵攻するように停戦を考え、ウクライナは、とにかく停戦を求めている。
妙なのはウクライナだ。停戦だけを求めている様子に見せているが、実際のところは、停戦中にロシアの同意を得ることなくイギリスやフランスなどのNATO加盟国の有志連合軍をウクライナに配置させたいようだ。
ロシアは、とにかくウクライナを弱体化させるために大統領選挙を求めたり、外国の軍隊の駐留やウクライナ軍の制限を求めたりしている。
ロシアの考えは、トランプとプーチンとの電話協議でもプーチンがトランプに言ったらしい。ーーー
「プーチン氏はトランプ氏に、ウクライナが「本質的にテロ組織と化して」おり、和平交渉を「混乱」をさせようとしている」
プーチンは、どう考えてもゼレンスキー政権のまままともに和平交渉とか、平和条約とか停戦などの話し合いができないと考えているようだ。
そのため、国連などによるウクライナの暫定統治などを言ったりしている。
ロシアに対する西側は、本当に馬鹿の一つ覚えの繰り返しだ。それは、ロシアに圧力かけて停戦させる、というもの。
ゼレンスキーもその考えだ。
絶対に停戦など起こりえない。
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2019年10月10日。
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