イスラエルがパレスチナ人移住計画を進行中
パレスチナ人移住計画をトランプが主張、イスラエルは、移住計画を進行させているようである。
トランプのパレスチナ人移住計画発言の後、早速イスラエルから計画実行を示唆する発言が出た。
●イスラエル国防相、パレスチナ人のガザ退去に備えるよう計画策定を軍に指示
「イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は6日、パレスチナ・ガザ地区の住民で「ガザを出たいと希望する住民は全員そうできるよう」にするとして、イスラエル軍に計画の準備を指示した。」
注目点ーーー
「ガザを出たいと希望する住民」
トランプの言うガザの所有とは以下のものだ。
「戦闘終了後にイスラエルがガザ地区をアメリカに「引き渡す」」
これではっきりしたわけだ。戦闘終了というのは、イスラエルが宣言するときか、アメリカに引き渡したときだろうな。
さらにカッツ国防大臣が移住先を名指し。
●ガザ移住計画の準備指示 受け入れ先に欧州3カ国名指し―イスラエル国防相
カッツがリップサービスしたのは、ツィター(X)。
「イスラエルを非難してきたスペイン、アイルランド、ノルウェーとその他各国に受け入れる法的義務があると主張した。」
そんな言い方、それらの国に脅し文句を言っているだけではないのか?
本当の狙いはエジプトだろう。ネタニヤフだったら、エジプトに一時避難とか一時保護とか、ガザの復興のためにパレスチナ人を一時的に預かってほしいとかでシナイ半島にキャンプでも作るのではないのか。トランプもエジプトにいろいろとちらつかせながら納得させるのではないのか?
カッツはそのほかに、パレスチナ移住者が自由に移動できるように港、空港についても言及。
移住方法は、「陸路のほか、海路と空路を含めた計画になる」
本当かな、海路とか空路。人数的に限られたものじゃないのか?
もちろん、ガザにいるハマスは、当然駆逐するが、次のように言っている。
●イスラエル、ハマスの権力放棄要求か=ガザ戦闘終結と引き換え―報道
「ネタニヤフ首相がパレスチナ自治区ガザを巡り、イスラム組織ハマスの権力放棄や幹部の域外追放を米側に提案したと報じた。」
武力行使で殺すのではなく、強制退去とガザに臨時政府樹立だろう。イスラエルの傀儡政権のようなもの。
提案というよりは、トランプにそうする予定を言ったのだろう。
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パレスチナ人移住計画は、2023年11月にイスラエルの大臣が発言していたものである。
2023年のイスラエルのガムリエル情報大臣
●『ガザ市民の「自主的移住」支援呼び掛け イスラエル情報相』
2023年11月20日 15:47
イスラエル情報相ーーーガムリエル、11月19日
「国際社会はパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)再建を経済的に援助する代わりに「(同地区の)パレスチナ人に対し、世界各国への自主的な移住」を推進するべきだと主張した。」
イスラエルネタニヤフとトランプの利害一致点
イスラエルのガザ侵攻は、ハマスの襲撃を察知して未然に防がなかったのである。
ネタニヤフの目論見は、ガザ沖のガス田開発で利益を上げることにある。
そのためには、ガザのハマスは邪魔でしかないからハマスの襲撃を未然に防ぐ必要はない。
●ガザ沖のガス田開発計画にアメリカも加わっていた●
次の記事はそれを示している。アメリカもその協議に参加している。
●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』
「ガス田をめぐってはパレスチナ、イスラエル、エジプト、アメリカが協議中」
ガザ侵攻の目的がガス田開発だから、ガザを南北に分断するような横断道路を建設したのである。
●ガザを南北に二分するイスラエルの道路、地中海に到達 衛星画像分析
トランプは、イスラエルによるガス田開発を後押ししたいのである。だから、イスラエルを代弁しているわけである。
トランプは、イスラエルを代弁するだけでなく、イスラエルへの矛先をアメリカに向けさせようとガザ所有論をぶちまいたのである。
トランプの言うガザの所有という言葉に惑わされてはならない。
トランプが言っているのは、ガザの戦後復興事業をアメリカ主導で行うとこととイスラエルがガザの統治とかガザに対する責任とかをアメリカが「受け取る」という意味でしかない。
所有という言葉は、イギリスの二枚舌のBBCでは、次のように正しく表現している。
●アメリカがガザ地区を「引き取る」とトランプ氏が発言、ネタニヤフ氏との会談後
トランプ節の所有という言葉は、「引き取る」という言葉が示している。
だから、所有という法的な問題ではなく、アメリカがガザの復興責任をイスラエルから引き取るということである。
さすがに二枚舌の母国イギリスから独立したアメリカ人らしい発想だ。
ガザのパレスチナ人移住先の第一候補
アラブニュースの記事でも明らかなようにパレスチナ人の多くが移住する相手国は、エジプトである。なぜならガザ沖のガス田開発に加わっているからだ。
特にエジプトのシナイ半島は、パレスチナ人移住の第一候補だろう。
だから、現在の停戦中にパレスチナ人がガザ北部に帰還するのをイスラエルが認めているのは、北部に戻ってもがれきの山が多いからだ。
イスラエルから言えば、ガザ住民が移住したいと思うはずだといえる状態だからだ。
ガザの傀儡政権樹立
なお、ガザ復興の話よりも前に、停戦中に、おそらくイスラエルは、ガザにハマスに代る統治組織を立ち上げるはずだ。それについては以下の記事がある。
●ガザでの停戦交渉、9割が完了 パレスチナ高官がBBCに説明
(停戦の)「最終段階では、ガザ出身のテクノクラート(専門知識をもつ官僚)からなる委員会がガザを指導する」
イスラエルがガザの住民の中から「委員会」を構成するつもりがないことは記事で明らかだろう。
イスラエルがガザ出身の官僚を選抜することである。なるほど、選民思想にふさわしい。
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