停戦合意をイスラエル閣議が承認 | パパケベックの総合ブログ

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イスラエルとハマスの停戦合意をイスラエル閣議が承認


1月15日にカタールとアメリカが合意成立のようにリップサービス、閣議が延期されるとかの情報が出ていたが、1月17日、「イスラエル安全保障閣議」が合意を承認、ネタニヤフがそれを発表。


1月18日、イスラエル政府の閣議で合意を正式承認。

1月20日のアメリカ大統領の就任式にうまく間に合った感じだ。


●イスラエル政府、ガザ停戦と人質解放の合意を閣議承認

 

 

 


「19日から停戦が発効する見通しとなった。」

◆合意の第一段階ーーー

「第1段階は6週間にわたり、ハマスがガザで拘束しているイスラエル人の人質33人の解放と引き換えに、イスラエルは刑務所に収監しているパレスチナ人数百人を釈放する。」

イスラエル軍は、「ガザの「すべての」人口密集地域から撤退」

「避難を余儀なくされたパレスチナ人は帰還を開始できるようになる」

「援助物資を運ぶトラック数百台が毎日、ガザに入ることを許されるようになる。」


◆合意の第二段階ーーー

「第2段階に向けた交渉は、停戦の16日目に開始される。」

次は、曲者だな・・・・

「第2段階では、残るイスラエル人人質の解放、イスラエル軍の全面撤退、および「持続可能な平穏の回復」を実現する。」

流動的だと思えるが。第三段階については、そのための交渉について何もない様子だ。ハマスは交渉対象外ということだ。

「第3段階では、ガザの復興(数年を要する可能性がある)と、残された人質の遺体の返還を実現する。」


ガザの復興とは名ばかりだろう。その言葉が示すものは、ガザの統治に関するものだ。


ガザの戦後統治については、以下の情報が出ている。


●イスラエル、戦後もガザの「治安管理」継続 カッツ国防相

 

 

 


「イスラエルのイスラエル・カッツ国防相は17日、イスラム組織ハマスとの戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザ地区について、イスラエルが治安管理を担当し、同国軍は自由に行動することになるとの見解を示した。」

「カッツ氏はX(旧ツイッター)で、「ガザでハマスの軍事・行政能力を排除した後、イスラエルが同地の治安維持を担当し、(同国軍は)完全に自由に行動することになる」と述べ、これは自身の「見解」だと補足した。」


イスラエルの最初のころの段階で言明していた内容とほとんど変わらない。

① ガザの統治からハマスを排除すること

② ガザからイスラエルにとって危険なものを取り除くこと


ここでもう一度思い出すべきことは、イスラエルのネタニヤフは、イスラエル政府は、10月のハマス襲撃計画を知っていたことを黙っていることだ。

ネタニヤフがハマス相手にガザに侵攻した理由は、ハマス襲撃事件の1200人の命と数百人の人質のために戦争を起こしたわけではないことだ。

何故、ネタニヤフは、ハマスの襲撃計画を知りながらハマスを泳がせたのか、その理由が以下のものだ。

●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』

 

 

 



時は、2023年6月。ハマスの襲撃事件4か月くらい前だ。

ハマスの存在が問題になっていた点は、『石油・天然ガス資源情報』が記事を出している。


●●『イスラエル・ハマース衝突が石油・天然ガス情勢に与える影響』
2023/11/07 豊田 耕平

 

 


ネタニヤフの狙いがガザ沖のガス田開発にあることは間違いないだろう。そのための道路建設は、侵攻開始後早い段階で作られた。


●ガザを南北に二分するイスラエルの道路、地中海に到達 衛星画像分析

 

 

 



こんな道路、ガス田からパイプラインでも通すものだろう。

ガザ復興の名を借りてちゃっかりパイプライン建設もやってしまうのではないか、当然、ガザ復興交渉には、ハマスは参加資格なしにするのではないのか。

イスラエルのやろうとしている
ガザの自治組織は、以下のページに参考があった。


●ガザでの停戦交渉、9割が完了 パレスチナ高官がBBCに説明

 

 

 

「3段階の停戦合意の最終段階では、ガザ出身のテクノクラート(専門知識をもつ官僚)からなる委員会がガザを指導する。それらのテクノクラートは、これまで政治組織に所属せず、パレスチナのすべてのグループの支持を得られるような人物とされる。」

ガザ出身者に注目!イスラエルの思惑通りの人物だろう。

 

その内容だけでも、ガザの統治にハマスを参加させないことがわかるだろう。


とはいえ、いよいよガザの戦争も終わるかもしれないと言える段階に達したといえる。もちろん、反故になったとしても、第一段階の6週間くらいは、イスラエルも自重するんじゃないのか。



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