イスラエルのレバノン破壊戦争
ネタニヤフは、レバノンに対してヒズボラをレバノンから追い出さないとガザのようになると宣言した。
●「ガザ同様の破壊」の可能性あるとレバノン国民に警告 イスラエル首相
2024年10月9日
現在は、レバノン全域の空爆とレバノン南部での地上戦の状態。
レバノン南部での地上戦では、国連のレバノン駐留部隊などへの攻撃が始まっている。
●国連軍要員、2日連続で負傷 イスラエルの攻撃に非難強まる
2024年10月12日07時23分
被害を受けたのは、国連のレバノンの軍事部隊ーーー国連レバノン暫定軍
「UNIFILによると、レバノン南部ナクラにある本部の監視塔近くで11日、爆発があり、スリランカ国籍の要員2人がけがをした。10日にもイスラエル軍の戦車が監視塔を砲撃し、インドネシア国籍の要員2人が病院に搬送されていた。」
レバノン暫定軍は多国籍の軍人からなっている。
イスラエル軍の戦闘は、ガザ、ヨルダン川西岸、レバノン、シリアに及んでいる。
ヨルダン川西岸では、イスラム聖戦の幹部を殺害した。
●イスラエル軍、イスラム聖戦最高司令官を殺害 ヨルダン川西岸
2024年10月11日 17:37
シリアでは、首都ダマスカスを空爆。
●イスラエルがダマスカス空爆、民間人7人死亡 シリア
2024年10月9日 14:50
ガザでは、国連関係の施設に攻撃。
●イスラエルがガザで「絶滅行為」、医療従事者・施設を意図的に攻撃 国連調査委
2024年10月11日 11:18
イスラエルは、イスラエルの周辺の「脅威」をすべて取り除くために戦争を続けている様子だ。
ガザの方は、去年10月の襲撃事件1周年前にハマスを殲滅できず、いまだにガザを戦争の真っただ中に置いている。
そこに10月1日のイランのミサイル攻撃でイラン攻撃の機会を逃すべきではないと、イスラエルの元首相がマスコミにリップサービスし始めた。
●イランを攻撃する機会「逃すべきではない」、イスラエルのベネット元首相を取材
2024年10月10日
イラン攻撃の機会を逃してはならない理由は?
「イランが核兵器を持てば、それによって中東全体を危機に陥れるはず・・・」というものらしい。
しかもヒズボラとハマスは、イランを守る?武器だと主張している。
ハマスとヒズボラが弱体化しているその時を逃してはならないという主張なのだろう。
そんな中、ネタニヤフがバイデンとお話。
●バイデン氏とネタニヤフ氏が電話会談、イランへの対応を協議か
2024年10月10日
「バイデン大統領は9日、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相と電話会談を行った。」
中身ーーー
「イランが1日に行ったミサイル攻撃に対するイスラエルの対応について」
ベネット元首相の主張に沿うようなイラン攻撃の機会についてガラント国防相が以下のように公言した。
「電話会議が終わって間もなく、イスラエルのヨアヴ・ガラント国防相は、イランに対する報復攻撃は「致命的な、正確な、そして何よりも予想外のものになる」と述べた。」
突如イラン攻撃する、という意味かな?
アメリカがイスラエルに武器などの支援をしている限り、アメリカは中東の緊迫を解消する考え方じゃないことを示している。むしろ、戦争を利用しての「目的」達成の方に力を使いたい様子だ。
アメリカがイスラエルといわば共謀している目的は、イスラエルを中心にした地中海の資源利権をイランなどの勢力から収奪することだ。
以下の記事は、地中海の資源利権に絡む国々を報じている。
●●『イスラエル・ハマース衝突が石油・天然ガス情勢に与える影響』
2023/11/07 豊田 耕平
●●『イスラエル大統領、ガザ地区のガス開発を容認、安全保障の確保を求める』
19 Jun 2023 03:06:24 GMT9
アメリカが地中海のガス田開発に深くかかわっているのがわかる。
それにかかわっているのがヨルダンとかエジプトだ。さらにパレスチナ人も利権にかかわっている。つまり、ハマスと考えていい。
イスラエルが戦争を始めるきっかけは、去年10月のハマス襲撃事件よりも数か月前のガザ沖のガス田開発でのイスラエルの安全保障にあったと考えられる。
ガザ沖のガス田開発がイスラエルの安全保障の条件にハマスの排除を入れていたことだ。
イスラエルの魂胆を知っていたハマスは、去年10月の襲撃事件を実行したと考えれば、交渉条件として人質を確保したと考えられる。
ネタニヤフの奴もハマスの襲撃事件を知らなかったわけじゃないのは、ガザからエジプトに通じるトンネルが、襲撃前にエジプトとハマスによって破壊されて封鎖されていたことから推測できる。
●ラファでハマス4大隊全て壊滅 イスラエル軍、市街地を完全統制
2024年9月13日 10時05分
「うち9本がエジプト側に通じていたが、いずれも途中で封鎖され使用不能の状態だった。昨年10月の戦闘開始前にエジプトやハマスに破壊されたとみられる。」
ネタニヤフがハマスの襲撃を事前に感知していなかったと言えるかな?・・・おそらく人質確保で襲撃すると思っていたところ、1200人も殺されてガス田の利権を問答無用の戦争で利権を取り決めるようにガザ侵攻したのではないのか。
その延長線にレバノンのヒズボラとさらにイランの利権がイスラエルにとってもアメリカにとっても邪魔だったのではないのか。
当然のごとく、利権の戦争による解決は、ヨルダン川西岸のパレスチナ自治政府にも及ぶ。
結局は、イランをつぶせば、イランの持っている利権を西側諸国で山分けできるんじゃないのか。その先にあるのは、西側経済圏とブリックス経済圏との「経済安全保障の対立」ではないのか。
西側経済圏とブリックス経済圏との集中した対立は、中国とアメリカの対立として現れる。トランプが返り咲いたら、再び中国との貿易戦争再開だろうな。
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2019年10月10日。
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