バフムート もうすぐ陥落か? | パパケベックの総合ブログ

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≪バフムートの5つの工場を狙っているロシア軍≫(3月19日修正)


●ロシアがバフムートを狙う目的(公式!見解)


このところのウクライナ侵攻の戦闘地域で特に目立っているのがバフムートだ。

バフムート攻略が必要な理由をロシアの国防大臣が公言している。



『バフムト制圧重要、ウクライナ奥深くまでの攻撃可能に=ロ国防相』
2023年3月7日11:50 午後
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-shoigu-idJPKBN2V919N


理由は?ーーー


「バフムトを制圧すればウクライナの領土の奥深くまでの攻撃が可能になる」から。


それはどこでも同じことではないのか?



●バフムートには工場が5つもある


バフムートの戦況を表している地図がロシアのノーボスチ通信から出ている。

その地図には、「工場」の記号が5つもある。


5つの工場は、以下のものである。
(3月19日修正)

占領中の工場
завод шанпанских вин スパークリングワイン工場

未占領の工場
завод по обровотке цветных металлов 非鉄金属加工工場

машинастроителый завод ≪промаш≫ 機械製造工場 プロマーシ

машинастроителый завод ≪вистек≫  機械製造工場 ビステック

электротехнический завод 電気プラント


ちなみに、バフムートはワインが有名だったそうだ。

 

4月9日追加画像

4月7日にロシアのノーボスチからのコピー画像では、大部分占領している。



●バフムートの包囲はマウリポリを思い出せ!


ロシアのウクライナに対する戦争のやり方には、徹底して爆撃・砲撃して「焦土作戦」をやる場合がある。

しかし、去年のマウリポリではロシア軍はどのようにやったか?

取り囲んでウクライナ軍の降伏を待った。

どうしてそんな戦争のやり方になったかーーーウクライナ軍が工場に籠城していたからではない、工場をできるだけ損傷することなく手に入れるためだ。


それと同じことをバフムートでもやろうとしている。

砲撃でめっちゃめちゃに破壊するよりは、犠牲を出してでも、バフムートを取り囲んでマウリポリと同じように5つの工場を手に入れる魂胆だろう。



●バフムート包囲

アメリカ戦争研究所の地図を見てもロシアの地図を見ても、バフムートが1つの出入り口(コリドール)以外を取り囲まれているのがわかる。

そのため、バフムートからの撤退のうわさがマスコミに出た。

その噂は、ウクライナ政府から否定された。



●マウリポリの再現をやろうとしている


地図を見てもわかるように、取り囲まれているのと同じだ。逃げ口を確保、砲撃や爆撃で焦土にすれば、工場も何もかもなくなってしまう。

しかし、ロシア軍は、相変わらずの「塹壕・市街戦」で寸動前進。「犠牲者もたくさん出ているぞ」とウクライナ側からマスコミに情報が出ている。


そこでロシアのジョイグ国防大臣が戦況の停滞に苦言を呈することなくバフムートの攻略の必要性を説いているのである。

バフムートを占領できれば、


「ウクライナの防衛線の奥深くまでの攻撃が可能になる」と。


それは妙な言い方だ。攻撃が可能な攻撃の種類は、歩兵による「塹壕・市街戦」のことかな?


ジョイグの言っていることは、バフムートに4つの工場がある点を全く言及していない。

ウクライナ軍が4つの工場を「拠点」にしないと?



●交戦場所が数少ないのはどうしてか?


以下の地図がそれ。交戦場所を表しているのは、黒い丸である。

あれだけの戦線の距離で交戦場所が4つしかない!

他のところは、何をやっているか?

砲撃・ミサイル・ドローンなどの攻撃だ。



●ウクライナ軍の戦術の意味


一言で言えば、ロシア軍が攻め込んでくるところで陣地を築いて抗戦することである。

それ以外は、ロシア軍と同様に砲撃・ミサイル・ドローンなどの攻撃だ。

つまり、ウクライナ軍は、自ら前進し、交戦しながら進軍しないことである。

そして、砲撃・ミサイル・ドローンなどの攻撃でロシア軍を撤退させ、それで前進することである。

その戦術に戦車、戦闘機、長距離ミサイルを加えるために西側に要求している。

ウクライナ軍は、ロシア軍の陣地に進軍し、交戦しながら戦果を挙げて前進する戦術ではないから、ウクライナの戦術が破られてしまえば、現在のようなロシア軍の「微速前進」のような様相を呈することになっている。

すなわち、ウクライナの戦術が破られてしまえば、ウクライナは後退するしかない。



●ロシアがバフムートを占領出来たら?


その答えは、マウリポリと同じだ。

バフムートを占領できたとしても、その後、何か月もかけて、あるいは数年かけて、併合地の国境線まで占領する計画しかない。


だから、バフムートを占領できても、ロシア軍は快進撃など不可能だ。

しかし、ロシアが現在の投入兵力(歩兵以外も含んで)を大幅に増員するなら、考えられるのは、戦線の各地で進軍することだけだ。


●ロシアの投入兵力の限界


ロシアが現在投入している歩兵、戦車や戦闘機、ミサイルや大砲などの兵力数は、戦線全体で進軍できるような兵力ではない。

どうしてそうなるかといえば、ロシアの占領地は、ロシアの領土としての統治にかかわる人員や物資が投入されているからだ。

つまり、ロシア軍は、ただ単にウクライナの領土を占領するだけではないことだ。

戦争しながら戦線を維持し、占領地を統治しながら目に見える戦果を出すには、30万や50万では少なすぎるからだ。

次の一文を読むと、侵攻当初のロシア軍の兵力は、20万もない。

『米陸軍退役大将に聞く、ウクライナでの戦争はどのように終結するか』
2023.02.21 Tue posted at 20:16 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35200230.html


米国のデビッド・ペトレイアス退役陸軍大将ーーー



「侵攻直前に刊行されたアトランティック誌とのインタビューで、私はロシア軍が相当な困難に直面すると予想した。また19万ほどの兵力からなる侵攻部隊は、実際に必要になるとみられる規模を大幅に下回っているとも指摘した。」


●ウクライナに対するなめきった兵力が意味するプーチンの目的


アメリカの退役将軍も真っ当な見方をしている。

昔、アメリカなどが当時のイラクに最初に投入した兵力は、60万クラスだ。2回目は30万くらいだった。

ロシアがウクライナに侵攻時に投入した兵力が19万人、一体何のつもりだと言える数字だ。

開戦当初、プーチンが侵攻目的をリップサービスした。

「ウクライナの占領が目的ではない」!?

『ウクライナ軍人の多くが武器を捨て、陣地を放棄=ロシア国防省』
2022年2月24日, 17:31
https://sputniknews.jp/20220224/10242341.html


「ロシアのプーチン大統領は、24日午前のテレビ演説で、・・・・ロシア政府の計画には「ウクライナの領土の占領は含まれていない」と強調した。」


それを真っ当にとらえれば、侵攻当初の19万人と重ね合わせれば、占領以外を目的にしていることがわかる。

結果はーーー4州の併合。これでロシア憲法上、他国に領土割譲ができないようになったからロシアは絶対に引かないことになる。

ついでに、プーチンの言ったウクライナの占領とは、ウクライナ政府の打倒と言う意味になる。



●2023年のウクライナ戦争の行方


引き続き、ロシア軍は併合地の完全占領までを一つの区切りとし、それ以上の占領地は、ウクライナとの停戦・終戦交渉の「ネタ」に、

ウクライナ軍は、戦車や戦闘機、長距離ミサイルを戦術に加えてロシア軍がそれを破れない限り、占領地の奪還が可能になる。

戦車でもミサイルでも砲弾でも、あるいは兵員でも、常に有限であるから、最終的には、物量がものをいうことになる。

ウクライナの戦術では、ロシアの前線部隊を後方の兵站から分離できるのは、ロシア軍の戦術ミス以外は、地形的な制約がある。例えば、ヘルソンからの撤退がそれだ。

大きな川は、川を越えた前線部隊の後方の兵站からの分離がやりやすい。

しかし、実質地続きなら、後方の兵站の破壊程度では、ロシアの戦術ミスがない限り、ロシア前線部隊の任意撤退がない

それと同じことは、バフムートの包囲されたウクライナ軍にも言える。

ウクライナ軍が戦術ミスしない限り、ロシア軍の進軍は、多くの犠牲を伴う。しかもロシア軍は、バフムートの工場を手に入れるために破壊的な攻撃を避けて包囲するような戦術だ。

そのような両軍の戦術で言えることは、2023年もまた同様の戦争を続けていることになる。



●停戦・終戦交渉の可能性


これは、ロシア側から停戦・終戦交渉の申し出が出ても、ウクライナ側が拒否している限り、アメリカやEUが停戦・終戦をウクライナに要望しない限り、交渉が始まることはあり得ない。

西側がウクライナに停戦・終戦交渉を迫る条件は、どのみちウクライナ軍の大敗の可能性が出てきたときだけだろう。


血を流すのは、ウクライナ軍だけだ。だから、ロシアへの経済制裁でイギリスのようにインフレで国民が苦しんでも、ウクライナに武器の支援を継続可能だ。

それゆえ、バフムートの戦いでロシア軍が占領しても、今年も戦争が継続していることになる。

戦線での交戦場所を考えれば、ロシア軍は、ポイントポイントで進軍するだけで大々的な進軍をしていないことから、「大攻勢」がない限り、今年の戦争終結の可能性はゼロである。


注意すべき点は、ロシア軍の戦死者の数ではない。ウクライナ全体の戦争による疲弊だ。それと同じ疲弊は、ロシアにはないことだ。

よって、
戦争が長引くほどウクライナの大損にしかならない。プーチンは、計算済みだろう。


来年は、ウクライナもロシアも大統領選挙だし、戦争の節目になるかどうかだ。




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