■集団免疫の先にあるものとはーーー新型コロナウイルスの未来
ナショナルジオグラフィックから少し気が早いと思うが、新型コロナウイルスの終息後の「近未来」について記事が出た。
簡単に言えば、新型コロナウイルスが普通の風邪のようになる時がやってくるだろうことを言っている。
冒頭で次のようなくだりがある。
「すでに世界中で一般的な風邪の原因となっている4種類のヒトコロナウイルスと同じように、主に子どもが冬にかかる軽い風邪へと移行するのかもしれない。」
新型コロナウイルスの仲間のウイルスは、すでに普通の風邪ウイルスになっている。
今問題なのは、重症化する人が多いことと死亡する人も多いことだけだ。
しかも重症化と死亡は、高齢者に偏っている。
なぜ高齢者に偏っているかは、簡単な理由がある。それは、人生最初のウイルス感染には、免疫が始動するまで日数がかかるためで、高齢者になるほど日数が多くかかるためだ。
ウイルス感染から免疫の始動開始までの日数が多くかかるほどウイルスが体内で増え続ける。問題はそれだ。免疫の始動までの日数が普通なら3日程度だが、その間、ウイルスは増え続けるのが大問題になる。
体内で一定数以上にウイルスが増えれば、免疫の始動後、大変なことが起こる。
大変なこととは、ウイルスの感染細胞数が増えているときに免疫が免疫を開始したら感染細胞ごと殺すしてしまうのだ。
感染細胞は、ウイルスが出続ける場所になっている。どんどん細胞からウイルスが生み出され続ける。
そんな感染細胞は、免疫細胞の標的にされ、殺される。問題はここだ。
感染細胞は、細胞としての機能も機能しているのだ。それが肺の細胞だと肺の機能を担う細胞の多くが、免疫細胞の標的にされて殺されるわけだから、肺の機能が一時的に減ってしまうことになる。
肺の機能の一部が機能しなくなる。その状態が肺機能低下とか、肺機能不全だ。
肺機能不全は、肺の機能が生きる上で必要な分だけ機能していないことだ。だったらどうなるか?
死ぬしかないのだ。
そういうわけでウイルスが死亡原因として世の中では知られたものでも、死亡させている直接の原因は、感染した細胞を殺してしまう免疫にあるのだ。
新型コロナウイルスに毒性があるわけではない。
問題のからくりは、免疫の活動で死に至ることだ。その問題は、免疫の問題だが、そもそも免疫が活動したのはウイルス感染したためだ。
死に至る一般的なコースは、老人のような場合、ウイルス感染から免疫が始動するまでの間に免疫が死に至らしめるくらいウイルスが増え続ける=感染細胞が増え続けることが原因なのだが、それ以外の原因もある。
免疫の活動のし過ぎだ。それがサイトカインストームと呼ばれる免疫由来の重症化、死亡原因だ。
それでも、人とは、長い歴史の中でワクチンもなしに生き抜いてきた。
全員が死ぬわけではなく、集団免疫を獲得するまでウイルス感染が続く。
「おそらくは今後、十分な数の人がこれに感染し、また十分な数の人がワクチンを接種することで、人から人への感染は減少するでしょう」
語っているのは、米ピッツバーグ大学ワクチン研究センター所長のポール・デュプレックス。
言っていることは二つの柱だ。一つは、感染拡大に伴う免疫の獲得ともう一つがワクチンによる免疫の獲得だ。
二つの免疫の獲得方法で集団免疫へと進む。
※集団免疫に進めない方法が一つある。それは、隔離だ。過去の有名なものを挙げれば、結核菌感染症とこの前終息宣言したエボラ出血熱ウイルス感染症だ。それらは、感染者を隔離する方法だ。ーーーイギリスなどでやっていた都市閉鎖というのは、隔離とは異なり、簡単に言えば、地域的をまるごと犠牲者のように考えて地域内の終息まで続ける方法だ。隔離と異なるのは、感染者を感染していない人から隔離することではないからだ。イギリスでやっているロックアウトだったか、それは、ウイルス感染というものをなめてかかった愚策でしかない。その手の愚策をやりたくてしょうがないのが、東京都知事の小池の厚化粧だろう。愚策とともに厚化粧の粉が拡散するような考え方だ。
ナショナルジオグラフィックでは次のように述べていることからも言えることである。
「このウイルスがどこかへ消えてなくなるものではないということを、理解しなければなりません」・・・ロンドンの感染症疫学者ロイ・アンダーソン。
集団免疫獲得後の新型コロナウイルスの近未来?は、次のように説明している。
「学術誌「Infectious Diseases」誌に掲載された2013年の研究によると、人間は平均3歳から5歳の間に、4種類のコロナウイルスすべてにさらされるという。」
人は幼少のころに普通のコロナウイルスにすべて感染する。では、今やっている外出自粛と営業自粛の効果は?ーーー多くの幼稚園生が新型コロナウイルスに感染しないことになる。
集団免疫を目指しているのは、日本もそれだ。そこを間違えて集団免疫を目指していないというのは、感染症そのものを歪曲している。自粛とか都市閉鎖は、言い換えれば集団免疫をセーブしながら集団免疫を目指している状態に他ならない。
集団免疫は、自然にお任せだ。自然とは、自粛ムードもやらずそのまま感染者が増えるのを見ているだけだ。今やっているのは、セーブしながら感染者を拡大していることだ。ーーー新規感染者として。
幼少のころに新型コロナウイルスに感染しないで済んでも、新型コロナウイルスは、終息宣言後もどこかの人に感染を繰り返して「生きている」。そんなウイルスに大人になってから感染したらワクチンを接種していない場合、感染した時のリスクは大きくなる。
ワクチン経由でも自然経由でも新型コロナウイルスに感染したことと同じになれば、免疫ができる。免疫が一度できれば、初体験で感染することにはならないのだ。仮に新型コロナウイルスの感染で免疫を獲得したものが1年間で終わってしまっても。
記事では次のように言う。
「幼い時期での感染は、体のその後の免疫反応の基礎をつくる。自然な進化によってコロナウイルスの変異株が新たに発生しても、免疫系はコロナウイルスに対抗するうえで先手を打つことができる。」
暗い考え方を言えば、大人になってからワクチンで免疫を作っても、5年10年もしたら幼いころに感染した免疫効果よりは、怪しいと考えられる。
つまりだ、今新型コロナウイルスに感染していない大人で、幼いころにたまたま普通のコロナウイルスに感染したことがない場合、新型コロナウイルスに感染したらかなりやばい感染になりうる、ということだ。
◆ナショナルジオグラフィックが示す対比ーーーワクチンと自然免疫
「専門家らは、パンデミック状態からの移行は、特に高齢者など新型コロナウイルスに対して弱い人々の間で免疫がどの程度広がるかにかかっていると考えている。」
核心部分は、新型コロナウイルスに対する人々の免疫の確立だ。しかし、心配ない、免疫は今のところワクチンでも自然感染拡大でも免疫を獲得する機会がある。
特に幼少期のコロナウイルスの感染機会は、後のコロナウイルスの類にも免疫力を発揮すると考えていい。
「若い人、特に子どもたちは、生涯にわたってウイルスにさらされることによってSARS-CoV-2への免疫を獲得していくだろう。」
とっくに大人になった人々では、「そうした恩恵にはあずかっていないため、免疫系はこのウイルスに対して脆弱なままとなる。」。
同じように、自粛などで新型コロナウイルスの感染機会が奪われた幼い子供の将来は、後に大きくなったとき「恩恵にはあずかっていないため、免疫系はこのウイルスに対して脆弱なままとなる。」のは確かなことである。
集団免疫に関して記事では次のような一般論を述べている。
「パンデミックを収束させるためには、人口の少なくとも60~70%が免疫を持つ必要があることがわかっている。 」
例えば日本の人口が1億人とすれば、感染者総数が6000万人から7000万人感染した時に終息すると考えていいだろうことだ。
感染者数の拡大は、悪い面だけではないという意味だ。
自然的な感染拡大を目指さない場合、ワクチンで免疫獲得者を増やさなければならない。
今の凡人菅政権では、ワクチンを6月とか目指しているとか・・・・・まだまだ先だな。つまり、オリンピック開催時に終息していないことだから、さてどうなることやら?
新型コロナウイルスに対する集団免疫については、次のように述べている。
「集団免疫を実現する方法は2つある。一つは大規模なワクチン接種、もう一つは自然感染だ。」
イギリスのワクチン接種、わりかし早かったが、効果のほどは、みすぼらしい様子で・・・・・・・
都市閉鎖とかまだやっているさなかで新型コロナウイルスの将来像を描くのは、頭の上だけだが、希望は失うものではない。死ぬものは偏っているーーーーそれは代えられない事実だ。
真っ先に守るべき対象者が決まっているようなものだ。そのための方策もまた決まったようなものだろう。後はやる気の問題だろう。自然的な感染拡大にしながら守るべき対象者を絞って守る、単純なことだが費用や人員は必要だろう。
いまだに日本でも病院などのクラスターが後を絶たない。真っ先に守るべきところが大間抜けで集団免疫を目指したスウェーデンでは、老人施設から70パーセントの死亡者を出してしまった。
まんべんなくやったためだ。日本ならまんべんなく国民全員向けに自粛ムードを盛り上げている。まんべんなくやっている成果は、病院クラスター感染に現れているだけだが。
そういうわけでナショナルジオグラフィックのように気の早い終息後の新型コロナウイルスの将来像を語ることができるわけである。
============================
パケベックのハンドルネームで以下のブログをやっている。
コメントは、あちこちで対応するのが面倒になって、https://ameblo.jp/push-gci/のブログだけで対応することにした。メインブログ以外ではコメントは受け取れない設定にした。2019年10月10日。
メインブログ
ameba https://ameblo.jp/push-gci/
コピーブログ
fc2 http://keyhole276p3mhz.blog75.fc2.com/
livedoor http://blog.livedoor.jp/push_gci/
一部コピーブログ
ameba https://ameblo.jp/papa-quebeck/
goo http://blog.goo.ne.jp/push-gci
jugem http://papa-quebeck.jugem.jp/
cocolog http://papa-quebeck.cocolog-nifty.com/blog/
hatena https://papaquebeck.hatenablog.com/
============================
ボンクラタワー ハンター9871 これよりマークシート開始
ボンクラータワー ハンター9871 上昇
ボンクラータワー ハンター9871 ポールが見えない
ボンクラータワー ハンター9871 ブリザードだ
ボンクラータワー ハンター9871 うぉぉぉぉぉぉぉ!
ハンター9871 ボンクラータワー あっ!・・・・ハンターっ!
ボンクラータワー ハンター9981 墜落したぞ
ボンクラータワー ハンター9845 どうやって墜落したんだ?!
---------------------------------
AOR AR8200Mk3サーチ結果
43.30→札幌
43.40→札幌
44.45→札幌
46.975→札幌
231.4→札幌
235.2→札幌
240.2→札幌
247.85→札幌
256.85→札幌
257→札幌
258.25→札幌
276.3→札幌 IC-R3ss内部発信 ID-92内部発信
305.7→札幌管制
308→札幌
315.6→札幌
327.6→札幌
354.2→札幌
365→札幌 パソコンノイズ電波
388.9→札幌 パソコンノイズ電波