■トルコのクーデター
2016年7月15日、トルコで軍によるクーデターが起こった。トルコ軍の一部とみられている。
どうしてクーデターなのか二つのマスコミ参考にすると、
http://www.asahi.com/articles/ASJ7J5H20J7JUHBI025.html
トルコ大統領は、エルドアン。この男が政権を取ってから軍が政治に介入できないようにいろいろな方策を行っていた。
ところが、エルドアン大統領はイスラム重視を言うようになってそれでトルコ軍の一部がクーデターでエルドアン大統領の命を狙った。
トルコ軍の一部がエルドアン大統領の命を狙ったのは、もともとトルコ軍が政教分離を前提としたもので三権から分離したような権力だったからだ。
今回のクーデターでエルドアン大統領側は、ギュレン師を黒幕としてアメリカに引き渡せと言明しているが、アメリカはそれなら証拠を出せと言っているようだ。
トルコの背景には、「中東屈指の経済大国に成長」がある。工業も発展し、財閥も発展した。そうした経済変化が、ギュレン師のような人物を成長させたのであったが、ギュレン氏はエルドアン大統領と仲たがいしてアメリカへ。
生産力の発展段階が、トルコ社会の中を次から次へと変貌させたが、イスラム重視の方向転換が今回のクーデターの引き金だとする見解もある。
トルコと言えば、ロシア軍機を撃墜したことで有名だった。シリア絡みのロシア軍に対する撃墜事件でもロシアとは極端な敵対関係にはならなかったようだが、トルコの複雑な事情は、ロシアの主張する「イスラム国」の石油利権も含まれているかもしれない。
イスラム圏でトップクラスの工業国になった今、それに逆行する動きに対する反動もまた発生しやすいということだろう。
トルコのEU加盟だが、まだ加盟していない。トルコは加盟したい考えがある。
すると、さらなるトルコ内の経済変革が始まると考えていいが、当面トルコのEU加盟はなさそうだ。
とはいえ、イスラム国の石油がトルコを通じて輸出されていることが本当なら、トルコはずいぶんと儲け話が多いことになる。
こんな事件にロシアのマスコミはトルコ内のアメリカ軍基地からクーデターに参加したと!