遠隔テクノロジー犯罪の覚書その7
被害者の間では加害者によって夢を作られるという話がある。人工夢と言ったりする。
加害者によって本当に夢の内容まで作られたのか確証はないが、一つ言えることは、被害にあうことでおそらくは夢を覚えるようになったとか、夢を多く見るようなレム睡眠が増えたためではないかと考える。
「おもしろい夢だな」と私の夢をモニターしていた加害者。
加害者は思考モニターしているから夢の内容を、多分、知っている。そして、目覚めた直後にそんなことを音声放送したことは、夢でも思考(脳)モニターできることだ。
夢に関する加害者の音声放送には、過去に見た予知夢について語ってきたこともあった。
≪思考モニターの目的≫
一体いつごろから思考モニターの技術があったのかわからないが、もし思考モニター技術が10年以上も前にあったなら、私の場合は10年以上も前から思考モニターしていた可能性もある。
つまり、ターゲットにされた被害者は、被害が顕著になる前から思考モニターされていたことだ。
思考モニターを何年も続けて、その個人の脳の機能をじっくりと観察して、脳のデータ解析に必要な準備をしていたとも考えられる。
思考モニターの開始直後は、もしかしたら詳しくわからないところがあるのかもしれない。
脳の使い方は人によって異なる場合、被害者からの脳のデータは、他のわかっている脳のデータ解析の手法が使えないかもしれない。
遠隔から電磁波を照射し、被害者からの反射波を受信して具体的なデータに変換する場合、実験済みの人の脳の回析方法をそのまま利用できないと考えたら、個人ごとに異なる点があるということだ。
≪個人ごとに異なる脳の使い方≫
個人ごとに脳の使い方が異なれば、他の人の脳のデータ解析方法はそのまま利用できないことになる。
それゆえ、加害者組織は、異なった脳の使い方をする人をターゲットにすることでより多くの人間の脳の解析方法を手に入れることとなる。
言い換えれば、思考モニターで解析しにくいターゲットでも、長期間思考モニターすれば事細かな部分の脳の使い方まで解析可能になるということである。
最終チェックは、音声放送で、電磁波攻撃と兼ね合わせて行う。
人によって同じ電磁波攻撃でも、あるいは状況でも、感じ方が異なるためだろう。
≪加害者による記憶の探査≫
現実の実験では、脳を刺激することで昔聞いた音楽が頭に思い浮かぶように、脳に刺激を加えれば記憶を再生できる。
思い出すことではなく、思い出される。
それと同じことを加害者が行うとしたら、他の要因でかき乱される心配がない環境は、レム睡眠の時だろう。
レム睡眠は脳が覚醒している。その状態で加害者が記憶を呼び起こす実験をする。
覚醒しているときでも似たようなことが起こる。
加害者がある言葉を送信してくる。被害者はそれを認識して何らかの記憶を呼び起こす。
しかし、レム睡眠中では、加害者の音声送信は夢にまで変化すると考えられる。
逆に言えば、人の夢は、人が自分の記憶をレム睡眠時に呼び起こしていることで夢を見るともいえる。
人は何かの記憶を呼び起こせば、そこからいろいろと連想する。連想は夢の内容にもなりえるかもしれない。
連想の仕方がバラバラなら、夢もバラバラでまとまりのないものになってしまうとか。
被害者が加害者の操作で夢を見たという場合、たいてい怖い夢なのは、被害者が加害者に怖い思いをしていることかもしれない。
たとえば、崖から落ちそうな夢の場合、ある人は落ちて恐怖で目覚め、別の人は、飛ぶ夢に変えてしまうとか。
≪飛ぶ夢で夢の中で遊ぶ≫
そういえば最近飛ぶ夢を見ていない。飛ぶ夢は、ガキの頃からたまに見ていた。おもしろがって興奮すると目覚めてしまったり。
そういえば、飛ぶ夢にしようと、半分夢だと分かっていて、手をはばたくようにしたら浮き上がって飛ぶ夢になったことがあった。
最近見た飛ぶ夢は、髙さとしては、100メートルちょっとくらいか。高所が怖いほうなのに、夢で飛ぶときはちっともこわくないから不思議だ。