『人類の問題』輪読会④

 

 

神尾学先生による

『人類の問題』の無料輪読会に参加しています。

 

1994年から「神智学~アリス・ベイリーの秘教」を研究され

講座として伝えてくださっている先生の講座は

学ぶ喜びを得ることができます。

 

 

 

 

まだまだ学び途上の、わたし的読解。

 

ブログを読んでくださる方にはそれも含めて

ほんわり眺めていただけると

ありがたいです。

 
 
 

 

前回は、こちら。

 

 

長期計画

 

世界の子供たちへの将来の教育に関するもっと長期的な計画。

若者が完全に建設的に生きられるようにする教育。

 

 

過去二、三千年にわたる教育の発達

・アジア

慎重に選ばれた人々への集中的な訓練による傑出した人物の産出

老子、孔子、仏陀、クリシュナ、キリストなど

 

・ヨーロッパ

特権を得た少数の人々への教育的注目の集中と文化的訓練

 

・アメリカ合衆国、オーストラリア、カナダ

制度化された大衆教育

大衆の知識と能力の向上、文化的到達度の低下

 

教育界における次の進化的発達は

どのようなものになるのであろうか。(p58)

 

適切に組織化され監督され、系統だった計画が立てられ

一つのイデオロギーに適合させられたとき

教育は強力な効果を発揮する

 

健全な自由の雰囲気の中での正しい方向での発揮 

 

教育とは、子供が良い市民として行為することを可能にし、

後に賢明な親としての役割を果たすことを可能にする情報を

身に着ける過程である。(p59)

 

すべての子供たちには何らかの長所があり

その使い方が教えられるべきで

その長所を人種や国籍に関わりなく人類全体で

分かち合っているのだ

 

来るべき教育は、新しい広い意味の正しい人間関係と

社会組織の科学と定義できることがますますはっきりしてくる。(p64)

 

最終的には、教育は、

良いもの、真実のもの、美しきものを生み出す内的要因として

魂が人間に内在するという仮説をはっきりと提示すべきである。(p66)

 

諸国家と人々の民族的憎悪と分離的態度を除去するならば、

戦争が起こりえない世界を建設するのに成功するであろう。

そして人類は、相手を負かすためにお互いに競争し

偏見と憎悪を煽り立てる多くの国家や人々の戦う集合としてではなく

一つの人間家族として認識されるであろう。(p70)

 

このテキストは第二次大戦中〜戦後に書かれたものだけど

いまだにこのような教育は全体には広がっていないように

感じます。もしかしたら、今が大きな転換の好機なのかも。

 

  

結論

 

私たちは今日、これまで知らなかったほどの良い文明へと、

そして人類が確かにより幸福になり、国家的不和や階級差別がなくなり

すべての人々にとって確実により満ち足りた豊かな生活になる

状態へと向かっている。(p72)

古い物質主義的な生活様式を葬り去り、簡素さを合言葉に。

 

協力的な善意

知的に適用された愛ある理解

善意と愛ある理解両方の表現としての世界市民としてのあり方

が至るところの啓発された人々の目標、霊的な人間の印になるべきである。

これら三つによって、教育と宗教と政治の間に

正しい関係が確立される。

 

 

 

私たちはいま、    

人類が一つになる時代を

      迎えている

 

敵意と反感、憎悪と人種差別を

捨て、一つの家族、一つの生命

一つの人類の視点から考えるよ

う求める。         

 

    ジュワル・クール大師

 

 

 

神尾先生の考察もお聞きしながら

読み進めることができる輪読会。

 

いま、この大きな転換期に

どのような姿勢で生きるかの指針になるような

情報が伝えられています。

 

わたしの稚拙な理解では、書かれていることのほんの上澄みしか受け取りきれていないことを十分承知しますが、再読しながら心に留めておきたいことを綴っていきます。