2人目の子どもが生まれた頃。
私は人生で初めてコーチングに出会いました。
その時は私は「これだ!!」と衝撃を受け
夢中になって学び、家族に実践してきました。
自分が「いい!!」と思い、ハマればハマるほど
身近な人にも良さをわかってもらいたい!!
と強く思うようになりました。
その身近な相手とは…!
ズバリ旦那。
これだ!と思うほどハマっていたので、
夫婦一緒にコーチング学べば、子育てだって上手くいく!
夫婦一緒にコーチング実践すれば、もっといいコミュニケーションが取れる!
私はそう信じて疑わなかったのです。
だから私は旦那に
「コーチングすごいの!わかって!」と押し付けたました。
こうやって!
ああやって!
そのアプローチじゃ子どもが尊重できないよ!!
それを旦那に繰り返した結果、
旦那はコーチングが嫌いになりました。
なんで?こんなにいいものなのに??!!
初めは「なんで?!」と納得がいかなかったから
「私の伝え方が悪いから、そうなったんじゃない?!」
「もっと良さを伝えないとダメ?!」
と手を変え、品を変え、やってみたけれど
やればやるほど
旦那はどんどん拒否反応…
そうなって初めて私は、自分がやってきたことが
間違っていたことに気付いたのです。
いくら身近な人でも、私がコーチングが好きなだけで
相手にそれを強要してはいけなかったんだ…。
それに気づいてからというもの
私は、子どもには使ったり、話したりしていたけれど
旦那にはコーチングについて一切話さなかったし、触れませんでした。
そうして時は過ぎて、
私は「別に旦那がコーチング好きでも嫌いでもどっちでもいいか」と気にならなくなった頃
ふと気づいたら、驚くことがありました。
なんと
私のコーチング的な対応に関心を持ち
旦那が子どもに、コーチング的な対応をしているのです。
あれ?何があったんだ?
そしてもっと驚いたことに
旦那が自分の会社で
コーチングいいよ~!と
紹介したと言うではないですか!!
コーチングが嫌いだった旦那が
コーチングとは無縁だった自分の会社で
コーチングのスキルを紹介したのです!
え~?どういうこと??
しかも
旦那に会社の人の評判を聞いたら
「これってみんな知っていたら、
コミュニケーションやりやすくなるよな!」
「もっと教えてくれ!」
と言われたんだそうで、嬉しそう…。
私はひっくり返るほど驚いたけれど、こう思いました。
人は、変わりたいと思っているけれど、
変わることを強要されたくない。
いいと思っていても、
それを実行するタイミングもやり方も違う。
自分がいいと思うものは、相手に受け入れて欲しいと思うし
身近な人なら、尚更強く思うけれど、
いいと思うなら、そこを相手にわかってもらうことにエネルギーを注ぐのではなくて
自分がいいと思うものに
自分がたくさんエネルギーを注いでいくことなんだろう。
と思ったのです。
それがきっと、楽しそうだったり、成果が出ていることだったりするなら
周りの人もやってみよう!と思うエネルギーに変わるんだろうな~と思った出来事でした。