2年前の記事再アップ。

 

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次女が習い事に行こうとしました。

行きは私と一緒ですが、帰りは誰もいない家に一人で帰ることになるため
いつもカギを持って行っています。
 
「そろそろ行くよ〜!ニコニコ
と声をかけたが、返事がありません。
 
あれ?どうしたんだろう?キョロキョロ
 
そう思ったら、青ざめた次女が
「お母さん…カギがない…滝汗
とつぶやいたのです。
 
 
「え?じゃあ探さないと!びっくり
「どこに置いたの〜?えー
 
と初めはすぐに見つかるんじゃない?
と軽い気持ちで探したが、
なかなか見つかりません。
 
マズイ…習い事の時間も迫ります真顔
 
私 「ちょ…!どこに置いたの?おーっ!
私 「いつまであった?!おーっ!
私 「昨日はどうしたの?!おーっ!
 
見つからない焦りと不安から私の声もだんだん大きくなり、
尋問しているみたいになっていきます。
 
次 「わ、わからないよ…えーん
私 「思い出してよ!ムキーッ
 
そりゃそうだ。
思い出せていたらとっくに見つかっとるわ!
 
って自分で自分が言った言葉に
ツッコミを入れたくなりながら
探し続けること30分。
 
あ〜習い事の時間が過ぎる…笑い泣き
今日は休むか…真顔
そうすると振り替え面倒だな…チーン
 
とか
 
このまま見つからなかったら、カギ交換しないといけないじゃん!おーっ!
一体いくらかかるの?笑い泣き
だからいつもちゃんとランドセルにしまって!って言っているのに!おーっ!
大体なんでカギ無くすのよ!ムキーッ
 
って、だんだん不毛な
思考グルグルスパイラルに陥っていきます(笑)
 
不安と怒りはマックスで
私は、カギを探しているんだか
ガチャガチャ音を立てて物をどかしながら
怒りをぶつけているんだか
わからない探し方をしていました。
 
そんな中、
 
「あ!!あった〜!えーん
 
と言う声と共に
喜びと安堵で大泣きし始めた次女。
 
なんと、カギが出てきた場所は
二人で何度も何度も探したランドセルの中だったのです。
 
あ〜〜!よかった〜!
見つかった〜!!!笑い泣き
 
二人で抱き合って安心感に浸った後
時計を見たら、習い事には、急げばギリギリ間に合いそう。
 
「よし!急いで行くよ!」
 
そこから急いで支度をし、小走りで習い事へ向かいました。
 
その間にした会話。
 
私 「見つかってよかったね〜!
お母さん、もう見つからないかと思って
不安になって怒っちゃったよ〜。
嫌な言い方してごめんねショボーン
 
次 「いいよ。なくした私が悪いんだし。
でもさ、机の上に置いていたと思っていたら、
ランドセルの中にカギがあったねニコ
 
私 「記憶って曖昧だよね〜。
特に無意識に置いた時は思い出せないしニヤリ
 
次 「そうそう!出てきたら
『え?なんでこんなところ?』って思うけれど、
『そうだった!あの時ランドセルに入れたんだった!』
って思い出すんだよね。
その時は絶対ここ!って思っているのにね〜ねー
 
私 「あるある!爆笑
でもさ、なんで二人で何回も探していたハズなのに、
ずっとランドセルの中から見つからなかったんだろうね〜うーん
 
次 「それはきっと、
あの時間は見つからない方がよかった時間なんだよにやり
 
私 「どういうこと?キョロキョロ
 
次 「すぐに見つからなかったのは、私にカギの大事さを
わかって欲しかったから、神様が隠したんだよ。
なくしものは、神様のイタズラだよにやり
 
私 「そっか〜!そうかも知れないね。
じゃぁ、その神様のイタズラから次女は何を思った?キョロキョロ
 
次 「カギ、大事にしなくて、ごめんねぐすんって思った。
ちゃんとしまわないから、カギが拗ねちゃったのかもねえー?
 
私 「そっか〜」
 
次 「それにさ、お母さんに怒られている!
って思っている時は、私、怖いから心を閉じちゃって、
探しているみたいだけど、ちゃんと探せないんだよね。
でも、
『えい!怖いけど、心を開けて、ちゃんとカギを探す!』
って決めてランドセルを探していた時、
ちゃんと見つかったんだよ。
 
だから、怖いのを越えて
心を開ける練習をするためだったのかも知れない。」
 
ああそうか。
怖いと思っていると、本当は目に入っているのに、見えている認識はなくて
 
文字通り『見失っていること』ってあるもんね。
 
怖いから、心を閉じたままにするのか
怖いけれど、勇気を出して心を開けるのか。
 
どちらも選べるし、
それをすることができるのは、自分しかいないしね。
 
そんなことを考えた出来事でした。
 
 
それにしても…疲れた!!チーンDASH!