今の息子の生活は

学校ではないけれど学校生活を延長しているような感じ。


学校へ行くのと同じ時間に家を出て、同じバスに乗り、同じ電車に乗り

学校より3つ先の駅で降りる(ひとつ先の駅でもよいのだが)

帰りは学校を定時に終えるよりは遅いが、部活をしている時より早く帰宅。


学校からの現場実習では単調な作業の繰り返しだったが、実際利用するようになってみると、いろんな作業をさせてもらえている。

学校からの実習と大きく変わるものはないはずだが

高3の間、実習に出ていた時間よりものびのびと過ごしているように思う。


学校に行っている時より活き活きとしている毎日。


選んだ道(学年の他のお母さん方からは、何故そこへ?という言葉があったのだけど)に間違いない…そう思う昨日今日。

3月。12年間の学校生活をすべて卒業しました。

4月。隣の町のとある施設へ就労継続支援を受けるため通所開始しました。


入所式。「おめでとうございます。」という言葉に「ありがとうございます。お世話になります。」と答えるも

本当に「めでたいのか?」と心からめでたいとは思えていない母でありました。

「行くところあってよかった」というのが本音。

いつか本当に就労出来た時に「おめでとう」と言いたい母。頑固ですか?


新年度になり町内会から住民台帳の記入表が来ました。

はてさて、そこで思案中。

息子の職業は何?


就労継続支援利用者。→職業訓練生のような気もしますがちょっと違うか…。


施設通所中。→施設通所者。

就労継続支援施設と生活介護施設の通所では内容的には大きく違うんですけど

文字にしたら違いは出てこないような…。


どう記入するのが適切なんだろ?


先日娘の誕生日だった。

夕食は外食するつもりだったが試験前の週末なので娘が外に出ることを拒否した。

ならばと、いつも行く回転すし屋さんで持ち帰りを作ってもらった。

10数種類のネタが4貫ずつ並べられた寿司桶。

「みんな1種類ずつ食べていいよ」と話し、家族4人一斉に食べ始める。


それぞれ、食べ始めるネタは違うため、早く減っていくネタもあれば、なかなか減らないネタもあった。


数が少なくなった頃、息子が「御馳走様でした。僕の分終わり。」と言って小皿を下げに行きました。


しかし、残ったネタの数と他の3人がまだ食べていないネタの数が合わないのです。

どう見ても残っている数が多いのです。

息子が食べ残した?(嫌いなネタはありませんでしたから食べ残すわけはないんですが…)

え?数や種類がわからなかったってことか?!


全く気付かなかった。

今までお店のカウンター前で流れてくる寿司(一皿2貫単位)で食べている時は認識出来ることが認識出来ない。


大きな桶にどんと盛られた状態では数の認識・魚の種類の認識が出来ないのです。

たくさん盛られた中から、一種類ずつ違うネタを取っていくという作業は

息子にとっては難題だったようです。

我々には簡単に出来るその作業が、彼には高度な技だったということ。

ちょっと考えれば、それは当然なんですけど。

寿司桶の中はきれいに並んでいても、構造化されているとは言い難い。

それぞれが同じ順番で同じネタを食べているわけではないので、あっちこっち歯抜けのパズルのようになってしまうし、めっちゃやこしいわ。

でも回転ずし(流れてくる寿司)っていうのはピンスポットでネタをみることが出来るわけだし、皿の枚数で食べた数も認識できるから便利なことこの上ないんだわ。

出来そうに思っていたけれど、出来なかったのだね。ごめん。


今後自宅で(息子といっしょに)寿司を食べようと思うときは個別盛りを頼まなきゃいけませんね。 苦笑。