先日娘の誕生日だった。

夕食は外食するつもりだったが試験前の週末なので娘が外に出ることを拒否した。

ならばと、いつも行く回転すし屋さんで持ち帰りを作ってもらった。

10数種類のネタが4貫ずつ並べられた寿司桶。

「みんな1種類ずつ食べていいよ」と話し、家族4人一斉に食べ始める。


それぞれ、食べ始めるネタは違うため、早く減っていくネタもあれば、なかなか減らないネタもあった。


数が少なくなった頃、息子が「御馳走様でした。僕の分終わり。」と言って小皿を下げに行きました。


しかし、残ったネタの数と他の3人がまだ食べていないネタの数が合わないのです。

どう見ても残っている数が多いのです。

息子が食べ残した?(嫌いなネタはありませんでしたから食べ残すわけはないんですが…)

え?数や種類がわからなかったってことか?!


全く気付かなかった。

今までお店のカウンター前で流れてくる寿司(一皿2貫単位)で食べている時は認識出来ることが認識出来ない。


大きな桶にどんと盛られた状態では数の認識・魚の種類の認識が出来ないのです。

たくさん盛られた中から、一種類ずつ違うネタを取っていくという作業は

息子にとっては難題だったようです。

我々には簡単に出来るその作業が、彼には高度な技だったということ。

ちょっと考えれば、それは当然なんですけど。

寿司桶の中はきれいに並んでいても、構造化されているとは言い難い。

それぞれが同じ順番で同じネタを食べているわけではないので、あっちこっち歯抜けのパズルのようになってしまうし、めっちゃやこしいわ。

でも回転ずし(流れてくる寿司)っていうのはピンスポットでネタをみることが出来るわけだし、皿の枚数で食べた数も認識できるから便利なことこの上ないんだわ。

出来そうに思っていたけれど、出来なかったのだね。ごめん。


今後自宅で(息子といっしょに)寿司を食べようと思うときは個別盛りを頼まなきゃいけませんね。 苦笑。