欧州の経済急降下 2024/01/09 | プルサンの部屋(経済・世界情勢・株・通貨などを語るブログ)

イランに近いイエメン北部サアダ県から発展して北部を拠点に活動するイスラム教シーア派の一派ザイド派の武装組織でフーシ派が起こす紅海危機は、ウクライナ戦争やガザ侵攻と同様、欧米経済を大打撃する半面、グローバルサウス(BRICS)側はむしろ結束強化や独自発展につながる。
欧州は経済が悪化し続け、ウクライナの敗北(欧州の市民はほとんどが知っている)や移民難民問題の悪化と相まって人々の強い不満がつのり、左右エリート(米傀儡)のエスタブ諸政党や左派左翼リベラル派の西欧の政党の人気が急落し、選挙のたびに反移民・親露的なポピュリスト右派(極右)政党が勢力を強め、政権交代が急増している。

左派左翼リベラル派の米欧政府や左派左翼リベラル派の西欧の政党らは、ウクライナがもう勝てないことを知っており、またガザ侵攻戦争の構図が長引くと米覇権の衰退と親露派が加速することに気づいた。

ウクライナ戦争(ウクライナ側が敗北決定している)とガザ侵攻(イスラエル側が不利)との構図が続くほど、左派の欧州はロシアから石油ガス資源類を輸入しない状態が長くなり、経済の悪化とインフレがひどくなって衰退が進む。
なので、選挙のたびに反移民・親露的なポピュリスト右派(極右)政党が勢力を強めているのは報道されてる通りだ。

最近はガザ戦争の余波で、イエメンのフーシ派(イラン傘下)が沖合の紅海を航行する米欧系の貨物船を攻撃するようになり、世界的な物流網の要衝である紅海が通行困難になっている。
この状況も長引きそうで、この流通の詰まりが世界的なインフレをさらに悪化させる。

俺が最近、コメントしたように
ホルムズ海峡(ペルシャ湾)とバブ・エル・マンデブ海峡(紅海)が封鎖になると警告した。
その通りの展開です。

なので、日本は97%をアラブ諸国から輸入に頼ってる状況を理解できていない岸田文雄首相はイスラエルのネタニヤフを支持してしまい、アラブ諸国の信用を失った。

なので、俺はロシアのプーチンと和解して、ロシアから石油とガスを安く供給するよう、外交の努力をすべきだと思っています。

なお、イスラエル国内で、治安当局(モサド、シンベット、アマンなど)の歴代の元長官らが団結して、ネタニヤフを痛烈に批判し、政権交代するよう対立を深めている。