昨年、たまーにラウンドをご一緒していたゴル友が、膵臓癌で急逝された。亡くなる2.3ヶ月ほど前にゴルフ場に練習だけに来られていて、その時は何も事情知らずに、ただ久々にお目にかかったのでおしゃべりをした。
ちょっと病気だったからゴルフ休んでたのよ、またご一緒してねー、という気楽な会話を交わしてから夏に突然訃報が届いた。病名を聞いて驚いた。
後でご主人に聞いたら、春にステージ4で発見、抗がん剤治療は選択せず緩和ケアだけ受けていたという。後半は身動き取れなくなったみたいだが、あの5月の爽やかな太陽の下でクラブを振れたのだ。
そう思うと夫の抗がん剤の判断はどうだったのか、思うところがある。夫の場合は発見時はステージ2〜3、手術根治を目指さないという選択肢はなかったし、胆汁バッグがあったからゴルフクラブを振り回すのはどうしても無理だった。だけど、主治医にも訴えたゴルフに対する未練は何とか出来なかったのか。
例えば手術出来ないリスクのある患者さんには、早い段階でやりたい事リストを出させて、No.1プライオリティだけでも、それを妨げる障害を取り除く配慮とか。膵がんに限らず難治性の病に苦しむ方にそんな事が出来たらなー。
膵臓癌は本当に残酷だ。臓器が密集する場所に出来るから、浸潤や転移などのリスクは勿論、夫のように抗がん剤で相当辛いところに、通過障害解消のため胃やら腸やらを切ったりしないと生きられない事もある。これほど耐えてもたった10ヶ月なんて、あんまりにも非情だとどうしても思ってしまう。