岐阜で飲み歩き その④ 二日目夜編
前回の続き。
前回のあらすじはこちら↓
夕方17時起床、飲み屋街へ向かいます。
この界隈では超有名な飲み屋らしい「炭火 水谷」を覗くも圧倒的満席。
ま、これは想定内。
というわけで岐阜横丁へ。
水谷の対面にある飲み屋ビル。
ビルの上から下まで全部飲み屋よ。
もはや横丁じゃなくて縦丁やな。
というわけで4階の「火座(かぐら)/華やま」へ。
せっかくなんで郷土料理的なもので一杯やるのです。
個室でまったりとまずは赤星。
そしてEDM(枝豆)。
それから飛騨牛の朴葉味噌焼き。
朴葉焼きとか食べるの多分人生で二回目。
朴葉の香りと味噌の香ばしく甘辛い味わい、そして飛騨牛の肉々しさ、しみじみと旨いです。
それから鮎の塩焼き。
長良川で獲れた鮎、かどうかは知らんがこれもあっさりと旨かった。
というわけでこっからバーホッピング。
まずは「ヒューガバー」。
店内は撮影禁止だったため画像なし。
でもなぜか食べログには画像いっぱい上がってるんよな(謎)。
まずはモスコミュール(画像なし)。
マスターはシュッとした感じのなかなかのイケメンぽい感じ、そしてワイに一切話しかけてこずのハードボイルドスタイル。
酒と真摯に向き合えということか。
これはこれで何やらこだわりがあるようでいいですな。
二杯目はアランをロックで(画像なし)。
静かに流れるジャズを聴きながらアランに集中するのです。
「ヒューガバー」を後にして次に向かうは「〇〇〇〇〇」。
すまんな、ここも
「写真撮影はOKですがSNSにアップするなら店名は伏せてお願いします」
とのことなので店名明かせず。
まずはジントニックを。
んで、ここはアードベッグ推しの店だそうでそのあたりのことをマスターはアツく語っておられました。
というわけでアドテン(アードベッグ10年な)を。
「実は岐阜のバーに行くなら〇〇〇〇〇がいいですよ、と教えてもらったのが神戸のホニャララというバーのマスター〇〇さんなんですよ」
とか話しをしていたらば何と!
19年のヤツをサービスしてくれました。
なんという僥倖!!!
マスター曰く
「そういう経緯で来て頂いたのならもう大歓迎ですよ」
しみじみと味わいました。
ああ、めっちゃ旨いわ。
そしてこのタイミングで音楽はアンサリーの「ムーンダンス」に。
何この最高のシチュエーション。
アンサリーの優しい歌声と煙たいアードベッグが心に沁みまくりんぐなのです。
いい気分で店を出て商店街を酔歩し、
訪れたのは「洋酒天国」。
1975年からやっている超老舗のバーです。
カウンターは若い衆で満席、ワイは後ろのボックス席に着席。
マスターは御年75歳の超ベテランというか、この道50年の風格というか、フラフラと浮草のような生活をしているワイには到底到達できない雰囲気というか纏っているオーラが別格の感があります。
で、そのマスターが何とワイの席にまで来てくれたのですよ。
ワイが注文したのはマンハッタン、ベースとなるウイスキーはオルドグランダッド、カウンターの若い衆から「文字通りおじいちゃんやなー」などと言われたりしてました。
チャームはフルーツ(梨メイン)。
マスターの半生を聞きながら、というかなんかの取材でワイがマスターにインタビューしているようなそんなやりとりながらもいろいろと貴重ないい話が聞けました。
ヒューガバーのマスターも、〇〇〇〇〇のマスターもここで修行していたそうです。
過去から現在へのお酒の在り方の移り変わり、そして次世代への希望、回る回るよ時代は回る、喜び悲しみ繰り返し。
回って回ってサークルゲーム。
「お酒もバーもいいものですよ」
という何気ないマスターの一言は重みがあるというか説得力があるというか、「亀の甲より年の功」「松かさより年かさ」っちゅうヤツやな。
最後はグラスホッパー。
来年でこの「洋酒天国」も50年。
しみじみといい時間を過ごしたのでした。
気づけば日付は変わっておりワイはフラフラ。
人っ子一人いない商店街を抜けて、
〆は前日に続きすき家。
すき家か飲み屋しか開いてないのです。
牛丼(並)と豚汁。
岐阜での最後の夜は最&高のものとなりました。
適当な立ち回りながらもなんだかんだで酒旅にハズレなし。
そしていよいよ明日25日は神戸に帰るのです。
~その⑤に続く~