大津で飲み歩き その1 | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

大津で飲み歩き その1

最近巷で最もアツいと言われている小説が宮島未奈の「成瀬は天下を取りにいく」、かどうかは知らんがその続編がちょっと前に出ましてね、こないだそれを読んだわけですが内容に興味のある方は勝手にヤフーでググってもらうとして、この小説は舞台が滋賀県なんですよ。

続編のほうもなかなか面白くてふとワイは思い立ったのです、

「ヨシ、大津に行こう」

と。

なお今回も記事が超ロングヴァージョンです。

 

というわけで5月27日(月)から一泊二日で大津へ行ってきました。

前回の予告先発通り「近場の遠出」で、大津は神戸からでもJR一本で行けてしかも京都駅からたったの二駅、とは言え神戸在住の2000万人のみなさん、琵琶湖って実際に見たことありますか?

そもそも滋賀に行ったことありますか?

ちゅうハナシよ。

 

かのミルクボーイは

「滋賀は行く前と同じ気持ちで帰って来れる」

という名言を残しましたが、今回大津に行くにあたってネットで下調べしても特に歓楽街があるわけでもなく、オシャレなバーがあるわけでもなく、駅前に大きな商業施設があるわけでもなく、だがそういう所に身を置くのもまた一興ではなかろうかと思ったのですよ。

有名店を訪れて名物を食して悦に入るだけが酒旅じゃないのです。

 

神戸から快速に乗って約2時間で大津駅到着。

快速って新大阪超えたら各駅になるんやな、知らんかった。

なお天気は雨、

「春雨じゃ濡れて参ろう」

と傘をさして闊歩するのです。

 

まずはホテルの場所を確認し荷物を預けてその辺を散策、なんか道の真ん中に京阪の路面電車が走ってたわ。

京阪乗る人おけいはん、ちゅうてね。

 

それから商店街をブラついて、

 

あちこちに成瀬のポスターを発見して、

 

さらに京阪浜大津駅あたりまで歩いてそこから大津港へ行き琵琶湖を眺めます。

 

 

朝から酒を飲ませてくれる店も特になく、仕方ないので飯屋がオープンする11時まで読書をして時間を潰すのです。

こんなこともあろうかと成瀬の本を持ってきたのです。

 

 

時間が来たので訪れるは旧大津公会堂内にある「ニクバル モダンミール」というお店。

 

 

せっかく大津に来たわけですからね、日本三大和牛のひとつである近江牛は食っとけ、と。

ところがランチタイムはメイン料理が単品注文できず、仕方なく近江牛ハンバーグランチを注文。

ライス・サラダ・スープ付きです。

それとは別で生中。

 

それからフラポテ(フライドポテトな)、ビール瞬殺で二杯目プハー。

 

で、近江牛ハンバーグ登場、これがマジでめっちゃ旨かった。

 

 

普段外でランチとかハンバーグとか食べることがないからかも知れんがこれは本当に美味しかったです。

正直ライスもいらんと思ってたんやけどこのご飯がまた粒が立っててめちゃ旨でした。

これは滋賀の「みずかがみ」やな(適当)。

このご飯だけでビールいけるわ、いやさすがにそれはないな。

滋賀も大津も近江牛も侮ってたわ。

 

 

幸福に空腹を満たしたあと二軒目。

「万両力石」というラーメン屋。

 

瓶ビール、

 

餃子、

 

そして醤油ラーメン。

 

細縮れ麺のシンプルな醤油ラーメン、こういうのでいいんだよ。

 

 

とお腹いっぱいになったところでミシガンクルーズです。

琵琶湖の南部(南湖)を周遊する観光船で、成瀬の小説にも登場します。

90分で3000円、食事付きはさらに料金が上乗せという仕様。

 

 

なぜミシガンなのかというと滋賀県とアメリカのミシガン州は姉妹都市提携をしていることから命名されたらしいです。

多くの人が食事付きを選択(下画像左列)、そうじゃない人は数人(ワイ含む)でした。

 

そしてここでも成瀬推し、レッツゴーミシガン!

 

さんふらわあでもそうだったのですが出航の合図として銅鑼が鳴らされるのですが、ワイらメシなし自由客から札幌から来たというおっさんがその銅鑼叩き役を任されてました。

ワイも叩きたかったわ。

 

そして雨に煙る琵琶湖及び街の風景を眺めてゆきます。

 

 

 

 

 

 

 

14時過ぎからショーが始まります。

乗客参加型のテンション高めのパフォーマンスで、これがなかなか思いもかけず楽しかったです。

その前にここでも成瀬推し、司会のお姉さんが

「読んだことある方いらっしゃいますか?」

と問うも挙手したのはワイのみ、しかもわざわざ持ってきた本掲げたった。

 

ショーは男女二人のユニットによるライヴで、「カントリーロード」とか「聖者の行進」とかを歌い、

途中乗客に楽器を持たせて一緒になって盛り上がるのです。

カスタネットとかウォッシュボードとか、ワイが持たされたのはシェイカーでした。

 

さらには乗船クルーも参加して「にしたんクリニック」のCMばりのタンバリンパフォーマンスを披露し、

 

 

最後は風船まで貰いました。

謎の盛り上がりで予想外の楽しさでした。

 

 

その後ホテルに戻りチェックイン、今回泊まったホテルは東横イン。

夕方からは雨も上がり日も差してきました。

 

なおワイの部屋は11階の1111号室。

 

なんかゾロ目って謎の縁起の良さがあるよな、などと思ってたらまさかのルームカードトラブルで修復できずにルームキーを渡されました。

ゾロ目に縁起がええもへったくれもないな(手のひら返し)。

 

 

~その2へ続く~