新倉美子「青春ジャズ娘」 他 | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

新倉美子「青春ジャズ娘」 他

隙あらば酒を飲み、暇あらば無駄な知識を吸収している毎日がエブリデイな日々なのですが、去年から日本の大衆音楽の流れについていろいろと勉強している流れの中で知ったのが新倉美子というシンガーで、調べてみたらば「青春ジャズ娘」なるアルバムがジャケもレトロスペクティヴでいい感じの戦後の昭和歌謡的ジャズな雰囲気で、

「こりゃちょっと欲しいかも」

と買おうとしたのだけれどもどこもかしこも売り切れ状態で、かろうじて売ってたのがアマゾネスのマケプレ(マーケットプレイスな)で、お値段なんと49999円!

どこのドイツ人が買うねん!と。

さすがにセレブで石油王で投資家のワイもCD一枚にこの値段は出せんわ、と他を当たってみるもオークションなんかは終了した過去のもんばっかりでしかもそれらもかなり高値で取引されており、

こうなるとさらに購買欲が高まり是が非でも欲しくなるもんだったりしますが、さすがに冷静に冷製スープを飲んでとりあえず落ち着きました。

銀行強盗が成功すれば買います(すっとぼけ)。

 

しかし今の時代は便利なものですね。

YouTubeにいろいろと落ちてました。

合法非合法にかかわらずいろいろ聴けたり、卑猥非卑猥にかかわらずいろいろ動画を見れたり、令和って凄ぇよな。

その点トッポも凄ぇよな、最後までチョコたっぷりだもん。

 

 

 

というわけで新倉美子もジャズも全く関係のないさだまさしを聴きながらの晩の酌。

こないだ某ブロガーが記事の中で「木根川橋」の動画を貼り付けてて、そこにワイは

「この曲が収録されたアルバム「夢供養」を今も愛聴しています」

などというコメを入れたわけですが、

「いやオマエそれホンマかよ、話を合わしてるだけちゃうん」

とか思われるのもシャク由美子なのでMajiでSada聴く5秒前。

 

なんならさだまさしの詩集まで持ってるわ、と引っ張り出してくるのです。

 

ちなみに「木根川橋」のオープニングのガヤってるバックにはうっすらと「天までとどけ」が流れており、エンディングの「先生、なんだ寝ちまったんですか」の台詞のあとのメロディはシューベルトの子守歌ですね、これマメチー(豆知識)な。

 

 

「夢供養」は全曲素晴らしいのですが中でもワイ的白眉は「まほろば」よ。

その昔小学六年生の修学旅行の行先は京都奈良だったわけですが、奈良では興福寺の近くの旅館に宿泊し、翌早朝に目覚めたワイを含めた同部屋の数人はこっそり旅館を抜け出して猿沢池に行ったんですね。

それが先生に見つかって

「おまえら何やっとんじゃああああ!!!」

とこっぴどく叱られたわけですがそのあと「まあでもせっかくやから」と猿沢池の前で興福寺をバックに写真を撮ってくれました。

この飴と鞭よ。

あの時ワイの頭の中では「まほろば」が流れていたのです。

そして今でも奈良に行くたびにそのことを思い出すのです。

あの頃は夢も希望も無限大やったんやなあ、などと遠い思い出あをによし。

倭は国のまほろば たたなづく青垣 山籠れる 倭しうるわし

 

「先生、みんな変わっちまいましたねェ」