朝風呂&朝マック | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

朝風呂&朝マック

その昔、ワイが19歳くらいのときの話なんですが年の瀬に友人と郵便局で年賀状の仕分けのアルバイトをやってたんですね。

近鉄沿線の八戸ノ里とかその辺りやったと思うんやけど、その郵便局にワイらと同じようにバイトで二人組の女の子が来ていて友人はその片割れをいたく気に入って、その子はアトリエサブの服を着ていて友人は何とかしてその通称アトリエサブとお近づきになりたいななどと言いつつ何もないままそのアルバイトは終わってしまったんですよ。

で、数日後、バイト代は梅田の中央郵便局まで取りに行かねばならず友人と二人で年末の帰省のついでに寄ったらば偶然にも例のアトリエサブもバイト代を取りに来ていたんです。

偶奇のアトリエサブ。

ここで友人はどんな行動をとるのか気にしながら見ていたのですが、そいつは何事もなかったかのようにアトリエサブには一瞥もせずにバイト代を受け取り普通にそのまま外に出たわけです。

なんやコイツ、ごちゃごちゃ言いながら結局は一言も話せんまま終わってまうとかヘタレ過ぎるやろ、いろいろ言うてたわりには結局はその程度やったんか、などと思いつつも当時はスマホはおろか携帯もポケベルもない昭和の時代、ましてやこれから帰省するというタイミングで一体何を話せばええんや、というのは自分自身に置き換えて思ったりしたもののせめてちょっと何らかのアクションを起こせばワンチャンあるかもしれんでバットは振らな当たらへんねやで宝くじは買わな当たれへんねんでなどと思いつつもまあでも言うは易く行うは難しとかになってまうわな、などとやり過ごしたわけなんですがそのあとで友人と二人になったときにそいつが一言声かけときゃよかったとかアトリエサブ可愛かったなあとかグチグチ言うてくるわけですよ。

ワイはこういう後出しでごちゃごちゃ言うヤツが三度のメシより大嫌いで、だったらなんであの時に何もせえへんねんオマエ一瞥もせんかったやんけ目の端で捉えただけかよなどと内心思いながらもマジレスするのも大人気ないかと思い「そうやなー」などと適当にお茶を濁したわけです。

それから友人と阪急梅田駅に行ったわけですが駅に入るなり美少女が突然ワイに抱きついてきたんですよ、まあビックリするわな。

驚きと戸惑いとちょっぴりの嬉しさの二等辺三角形よ。

そして彼女は抱きついたまま必死の形相で開口一番

「助けて下さい!この人たち本当のお父さんとお母さんじゃないんです!」

とか言い出して、見るとその子の後ろには中年の男女がいたんですね。

中年男女は「○○(彼女の名前)、やめなさい、その人も困ってるじゃないか」とワイから彼女を引き剝がそうとするも彼女はさらにホールドミータイトで

「いや!いや!やめて!助けて!」

とか割と大声で言うもんやから周囲に人が集まり出したりして、抱きつく美少女・抱きつかれるワイ・それを引き剥がそうとする中年男女・遠巻きに見てる友人という謎の構図が出来上がり、そうこうしているうちに駅員がやって来てワイもどう扱っていいものか考えあぐねていたのでこれ幸い、いや幸いなのか不幸なのかようわからんがとにかく泣き叫ぶ彼女を駅員に引き渡したわけですが、あれは一体何やったんや?と頭の中で「?」マークがぐるぐると回っている状態で、その後ワイらはそのまま何事もなかったかのように普通に電車に乗って帰ったので結局ことの顛末は全くのわからず終いで、年の瀬になるとあの時の出来事をフト思い出したりするのです。

彼女はただ単に頭のオカシイ少女やったんか、あの中年男女は彼女の本当の両親ではなかったのか、だとしたらどういう関係だったのか、どういう状況だったのか、どういう流れで彼らはあの日あの時阪急梅田駅に来ていたのか、などいろいろと考えるも情報が少なすぎて全くわからん。

新手のスリかなんかか?と封筒に入ったままのバイト代と財布を確認したらちゃんとあった。

長々と書いた割には前半のアトリエサブが全く関係ない上に謎が謎のままっていう。

見ず知らずの美少女に抱きつかれたなんてのは後にも先にもこのときだけです。

30年以上も前の、時間にしてみればおそらく僅か数分程度の出来事やったのに未だに鮮明に覚えていて且つその女の子が可愛かったなあなどと遠い目をして思い出すのは男の悲しいサガ、嬉しい熊本、楽しい鹿児島よ。

それにしてもあれは一体何やったんや?

そして彼女の立場になって考えてみると、あの必死さから察するにもしかしたらワイのような凡人には想像できないような理由があり生きるか死ぬかの瀬戸際だったかも知れず、そう考えるとその彼女の究極の生きる希望がワイに託されたとも言えなくもないわけで、若干の心残りがあるのです。

 

 

 

ということで例によって例の如く前口上は記事内容とは全く関係がなく12月30日(土)、朝から龍の湯へ銭湯開始です。

なんか朝7時から営業してるっていうので朝イチからの立ち回りです。

年末やし土曜日やしええ天気やからめっさ混むやろなと思っていたら全くその逆でガラガラヘビやったわ。

この日はりんご生姜風呂、

林檎でスベスベ(肌とは書いてない)、生姜でポカポカ(体とは書いてない)。

 

想定外のガラ空き状態やったから少しばかり平泳ぎして、なんなら菊池桃子の「オーシャンサイド」のジャケみたいなポーズとったりしたわ。

 

2023年の振り返りはこないだしたとこなんでワイの目線はすでに2024年よ。

いろいろと来年の抱負を考えながらゆったりとリラックマしましたが、なんか知らんが「いい部屋ネット」のCMの歌が頭から離れず、帰宅してYouTubeで見て事なきを得ました。

 

帰りはいつものマクドで朝マックを持ち帰り、ソーセージエッグマフィンとチキンナゲット及びハッシュポテトで一杯。

朝から朝マックで朝ビール、これ最強味噌。

ハッシュポテトの種類がひとつしかないのはおかしいよな「八種」ポテトやのに、などとくだらないことを考える。

 

 

その後は朝ウイスキー、バラファイ(バランタインファイネスト)をやりながらの音楽は50年代昭和歌謡。

クリスマスが過ぎると一気に和の雰囲気になるよな、異論は認めます。

やはりこの時期は古い昭和歌謡がぴったりだと思うのです、異論は認めます。

 

笠置シヅ子の「買い物ブギー」は名曲よ。

ブギーと言えば笠置シヅ子かZZトップよな、異論は認めます(こればっかり)。

 

 

〆は自家製チキンカレー、具はタマネギと鶏肉のみの酔っ払い適当カレー。

盛り付けも適当、でもめっちゃ美味しかったのです。

 

 

 

次回予告:

現在は12月30日の夕方16時、今から飲みに出かけるのです。

そしてその記事が今年最後の投稿となる予定。