三宮でバー巡り | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

三宮でバー巡り

急遽時間が取れたので飲みに出かけることにしました。

隙あらば飲み歩きよ。

 

さて、年を取ると思考や行動が保守的になりがちであり、まあめんどくさくなったりだとか頭が固くなったりだとか感受性が鈍くなったりだとか体力的な衰えだとかもあるのでしょうが、いくつになってもチャレンジ精神や冒険心は持ちたいものである、いやむしろ持て、とワイの心の中の少年が言うのです。

 

松尾芭蕉が説いた俳句の本質に「不易流行」というのがあり、不易は不変、流行は変化の意味で、一見対立しているようにみえる二つの性質は、実は一つのものを相反する視点から捉えたときの表面的な対立にすぎず、不易性と流行性が互いに調和し統合しあってこそ俳諧は芸術としての生命を獲得することができるのだそうです。

 

また、ニール・ヤングはこう言ってます。

「変わり続けるからこそ、変わらずに生きてきた。」

進化は変化の中にあるのですよ。

 

 

・・・などと高説を垂れておりますが、要するにバーの新規開拓ですわ(^^;

通い慣れたお店はそれはそれで居心地がいいものではありますが、やはりいろんなお店に行ってみたいというのも正直なところで、行きつけのお店も初訪問のときがあったのと同様、これから訪れる新しいお店もそうなる可能性があるでないで笑

 

男はなぜ頻繁にバーへ行くのか?その理由は二つある。

1.家に女房がいるから

2.家に女房がいないから

(民明書房「アメリカン・ジョークの世界」より)

 

実は前回三宮へ飲みに行ったときに新規開拓を実践するつもりだったのが暑さでヘロヘロになり、結局いつもの行きつけのお店ばかりになってしまったので、ちょうどいい機会やから今回は行ったことのないバーを回ってみよかというわけです。

 

8/24、夕方からの立ち回り、まずは腹ごしらえということで訪れたのは「ひつじの一休」。

 

まずは生中、

そしてジンギスカン串、♪ウッハッ ウッハッ♪

これよこれ、このスパイシィな羊肉串、このややクセのある味わいがクセになるのです。

 

そして赤身モモ肉そして生中おかわり、

謎パウダーを付けて食べていきます。

しみじみと旨いわ。

 

ほんでからラム肉の水餃子、

 

ややクセのあるラム肉にややクセのあるパクチー、マイナス×マイナスがプラスになるというやつやな、という謎理論。

美味しかったです。

 

 

さあこっからバー巡りや、ちゅうことでまず訪れたのは「サヴォイ イーストゲイト」。

初めて入るバーっていうのはちょっとドキドキしますよね。

今でこそ食べログやらネットでいろいろと事前に調べたりできますが、ワイが若い頃はお金もなかったし料金システムも何もわからなかったし店内は見えへんしでビビッて入れんかったw

自分の金で一人で初めてバーに行ったんはいつやろ?思い出せん(^^;

 

まずはモスコミュールを注文、

「サヴォイ」は三宮元町界隈に何店舗かあり、以前に訪れた六甲道のバー「トラッフル」のマスターが修行していたのが「サヴォイ」ということで、機会があれば行ってみるかと思いつつもなんやかんやで先延ばしになりこの度ようやくの訪問となりました。

 

マスターの木村さんは御年七十ウン歳、神戸のバー界隈では重鎮のような存在で云々、このイーストゲイトは15時開店の21時閉店というバーにしては珍しい営業時間のスタイル、そしていい意味でカジュアルな雰囲気でなかなか良かったです。

マスターは常連客にかかりきりでワイには若いバーテンダーが対応してくれたのですが、ジャズが好きだということで話が大いに盛り上がりました。

今かけてるのがこれで自分はこれが大好きなんですよ、と差し出したのがデューク・ジョーダンの「フライト・トゥ・デンマーク」というアルバム。

「ノー・プロブレム」という曲がいいんですよとのことで、うむ若いのに渋いチョイスやな、と謎の上から目線(^^;

 

その後、エヴァン・ウイリアムズ12年をロックで注文、

ここは早い時間から飲むにはうってつけやな、次回もあるわ。

あと、東門街にあるからイーストゲイトなんやな、というのをこの記事書いてるときに気づいたわw

 

 

次に訪れたのは「Le Bateau(ル・バトウ)」というバー。

ここは女性マスターが一人で切り盛りしているお店でした。

 

ジントニックを注文、ジンは何か指定はありますかというので、苦めのものをと頼むと、養命酒製造の「香の森」というジンで作ってくれました。

うむ、旨い。

 

音楽は70年代のカントリーロックっぽいのが流れていていい感じで、訊けばクラシックにソウルにジャズに、そのときの気分で何でもかけますよ、とのことでした。

ル・バトウはフランス語で船の意味だそうで、常連客が「罵倒したらアカンでw」というお約束的なツッコミが入りましたw

 

それから、バッファロートレースでまったり、

ここもカジュアルでいい感じのバーやった。

 

 

三軒目はバー「UNPAS(アンパ)」。

 

まずはアードベッグを、

ここは以前にYouTubeの動画で紹介されているのを見て、コロナ禍の頃に二度ほど訪れたものの開いておらず、ようやくの初入店となりました。

 

このお店もいい雰囲気で、今回は三軒共にどれもいい店ばかりやったな。

どのお店でもマスターと話をしていて思うのはバーは横の繋がりが強いことで、普段はどこで飲まれているんですか?との問いに具体的な名前を挙げるとだいたいがそこから話が拡がるっていう(^^;

そしてそこからまた新たなお店の開拓のヒントを得て、客であるワイらもそこからまた行動範囲が広がっていく、そういうのも楽しみのひとつでありますな。

 

アンパのマスターも、こないだちょうどスロッピーの信原さんと飲みに行ったとか、レイモンドはああ見えてユーミンが好きだとか笑、ル・バトウの女性マスターは山登りが趣味だとか(そういや常連さんと血中のヘモグロビン濃度がどうのこうのと話していたw)、どうでもいい情報を入手w

 

最後はギムレットを注文、

ギムレットには早すぎる、時間的にな(適当)。

 

 

〆はいつもの吉兵衛のカツ丼。

 

旨かった、そして素晴らしい飲み歩きやった、そして長い長い記事やったw

 

 

 

 

 

 

 

おまけ:

なお、今日8/25はワイの誕生日、御年55歳となりました。

そうか、もうそんなになるか(知ってた)w

♪20年も生きてきたのにね♪

とかつて薬師丸ひろ子は歌ったわけですが、55年も生きてきたのにね、なんかは歌にもならんw

 

特に祝ってくれる人もおらず、特に自分を祝うこともなく、果たして祝うことなのか?仮に誰かに祝ってもらったとして嬉しいんか?という根本的な疑問がなきにしもあらずでありますが、まあ無病息災で元気に仕事してがっつり日々飲んだくれることができているというのは有難いことでありますな。

 

♪人生まだまだこれからさ♪