読書の秋 2020 | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

読書の秋 2020

とりあえず最近読んだ本のまとめです。

最近というか夏以降、いや夏頃からの読書のまとめですかね。

どれもそれなりに楽しめましたが、これ!ちゅうのはなかったな。

特別良かったものは個別で記事にしてますしね。

 

とりあえずは簡単な感想を↓

高田郁の「あきない世傳」はいよいよ佳境に入ってきたかという感じで、それでも完結まであと数冊かかりそうです。

 

朱川湊人の「わくらば追慕抄」、個人的には好きな作家の一人で、昭和レトロな雰囲気が実にいい。

突出して面白いという作品はないけど、どれもしみじみと読ませる安定さがあってオススメです。

 

皆川博子の「写楽」はややイマイチでした。

写楽は謎の多い人物なのですが、こういうのではないんとちゃうかな、という感じでのめり込めず。

 

「ビブリア~」は以前に個別で記事にしてるので省略。

 

東野圭吾も安定の面白さ。

今回読んだのは「マスカレード・ホテル」のシリーズもんで、ドキドキハラハラさせてダレ場がなく読ませる手腕はまさにプロの技ですわ。

 

須賀しのぶの「夏の祈り」は再読ですが、これは素晴らしい青春高校野球小説で、一生懸命で切なくてほろ苦く、まあ青春てのはそういうもんなんですが、挫折や報われない努力を経て人は成長していくんだよな、という全く気の利かない教科書通りの感想。

 

我孫子武丸の「殺戮にいたる病」も再読で、これはミステリー小説の傑作のひとつとして名高い作品ではありますが、個人的にはやや微妙というかかなり微妙で、久々に読んでみたけどやはり感想は変わらず。

 

伊岡瞬の「乙霧村の七人」も「殺戮にいたる病」と同傾向の作品ですかね。

この人の作品は全体的にどれもシリアスで暗いものが多いような気がしますが、どんでん返しとか意外な結末、意外な犯人などというのはやはり面白さがその一点に集約し過ぎているとそこだけが評価の対象となるので、好みが分かれると思います。

 

柏井壽の「鴨川食堂」もシリーズものの小説で、食にまつわるちょっぴり切ないミステリー短編集で、こちらも安定の面白さ。

 

一番ガッカリだったのが白石一文の「一億円にさようなら」で、面白くない小説というのはその設定や世界観に共感できないものが多いと思うのですがこの小説がまさにそれで、700ページ近く読ませてこれかよ!と。

調べてみるとドラマにもなってるみたいですから、制作側はそれなりに需要があると見込んでいるのでしょう。

 

 

 

 

おまけ:

週末の一杯はエビスビール、つまみは最近お気に入りのスモークチキンのブラックペッパーがけ。

 

そして柿の種。

ワイはいつもわさび味一択。

で、パッケージを見ると「亀田の柿の種 何なの?そもそも問題」とデカデカと書かれており、詳細を読むと

「柿の種はおつまみなのか?おやつなのか?それとも別の何かなのか?」

ということらしいのだが、ワイとしては

「柿の種は”柿”でもなければ”種”でもない、”何なの?そもそも問題”などと言うからにはそもそもまずそこから説明すべきではないのか?」

と思うわけです。

問題提起にしてはやや思考が浅いのでは?

自分らで作っておいて「何なの?」はないんとちゃう?

などというどうでもええことを柿の種をボリボリ食いながらドヤリングwww

柿の種うめえw

 

ワイ的にはこれと類似したもので「カップ焼きそば問題」というのがあり、カップ焼きそばというのは”カップ”でもなければ”焼き”でもなく”そば”でもない、何一つ合ってる部分がないのに”カップ焼きそば”というネーミングが日本全国で大手を振ってまかり通っているのは由々しき問題ではないか?と常日頃から思っているわけですが、ここで詳しく論じている暇はないのでそれはまた別の機会に。

 

そしていつものウイスキータイムはジャックダニエルをやりながらのBGMはジョージ・ウィンストンの「オータム」です。

落ち着くね。

秋ですな。