50周年記念盤 | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

50周年記念盤

ビートルズの「サージェント・ペパー」の50周年記念盤が出ると聞いて、

一体「ペパー」を何枚買わせる気だよ?!

と、この再販的商法に瞬間的にアツくなったものの、冷静に冷製スープを飲んで考えてみると

ビートルズの新しいCDを買うことはもうオレの今後の人生においてはないかもな

などと思うようになり、そして

最後だからパアーッといこうぜ!

てな感じになり、奮発して6枚組のスーパーデラックス・エディションをエイヤッと購入しました。

税抜きで18000円くらい。

一体何が入ってるの?と思うくらいでかくて重い。

 

思えば「繰り返し聴くうちに中毒性が増す」という感覚を覚えたのはこのアルバムが最初でした。

「ロックの金字塔!」「ビートルズの最高傑作!」「ロックを芸術に押し上げた歴史的名盤!」

などという言葉に踊らされ、ドキドキワクワクしながら初めて聴いたときの衝撃は凄かったです。

「え?これがロック?これがビートルズ?これが歴史的名盤?」

と一緒に聴いた友人と困惑したのを覚えています。

当時はLPでしたから、A面でハァ?!となってひっくり返すとインド音楽でその次がほのぼのジャジーな曲ですからね、期待度が高かっただけにその落差は大きく、喜び勇んで聴いたアルバムがこれかよ!とどちらかと言えば失望に近いものがありました。

 

ところがですよ、何度も聴いていくうちになんだが不思議なカッコよさというか凄さみたいなものが感じられるようになり、何これ凄ええええ!てなことになり、でも何がどう凄いのか表現し難く、その不思議さもまた魅力となり、その頃から35年くらい経った今も不思議な魅力を放っているのです。

 

圧巻はラストの「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」で、オレなんかは自身のブログのタイトルにも使ってますからね、極端なことを言えば一日中「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」だけを聴き続けても飽きないと思えるくらい大好きな曲です。

 

で、ついでにこのデラックス・エディションの特集が組まれた「レコード・コレクターズ」も購入。

 

さらにはビートルズ関連のミステリー小説も中古本屋で見つけたのでそれも購入。

 

今年の夏はビートルズ一色になりそうです、などとは思ったりするけど来月にはプリンスの「パープル・レイン」のデラックス・エディションが控えているんですね。

 

ちなみに今回の「ペパー」のステレオ・リマスターはモノラル・ヴァージョンがベースになっていて、個人的にはモノ・ヴァージョンの少々ピッチの早い「シーズ・リーヴィング・ホーム」よりもピッチ修整のないステレオ・ヴァージョンのほうが好きです(^^;

 

 

これでもうオレは一生ビートルズのCDを買うことはないだろう・・・とは思うものの、3年後に「レット・イット・ビー」のDVD化で今回のような50周年記念盤をリリースしてほしいと思います(笑)