イングリッド・シャヴェイズ / イングリッド・シャヴェイズ
MAY 19 1992 / INGRID CHAVEZ
①HEAVEN MUST BE NEAR ヘヴン・マスト・ビー・ニア
②HIPPY BLOOD ヒッピー・ブラッド
③CANDLE DANCE キャンドル・ダンス
④ELEPHANT BOX エレファント・ボックス
⑤SLAPPY DAPPY スラッピー・ダッピー
⑥LITTLE MAMA リトル・ママ
⑦JADESTONE ジェイドストーン
⑧WINTERSONG ウィンターソング
⑨SPIRITUAL STORM スピリチュアル・ストーム
⑩SAD PUPPET DANCE サッド・パペット・ダンス
⑪WHISPERING DANDELIONS ウィスパリング・ダンデライオン
本日紹介するのは、1991年のイングリッド・シャヴェイズのアルバム「イングリッド・シャヴェイズ」です。
イングリッド・シャヴェイズって誰よ?
と思う人が多いかも知れませんが、あのプリンスの1988年のアルバム「ラヴセクシー」のオープニングのイントロの部分で
Rain is wet and sugar is sweet
clap your hands and stomp your feet
Everybody everybody know
When love calls you gotta go
と、囁いている女性です。
「ラヴセクシー」のクレジットには
The Spirit Child on various songs is Ingrid
とありますが、このスピリット・チャイルドっちゅうのがイングリッド・シャヴェイズことです。
また、1990年のプリンスの主演映画「グラフィティ・ブリッジ」で、プリンスの恋人役を演じていたのもイングリッド・シャヴェイズです。
どうも男性アーティストというのは付き合っている女性を歌わせたがる傾向にあるように思われる部分があると思うのだが、ことプリンスに関してはそれが強いように思います。
プリンスの女性遍歴はプリンスのプロデュースした女性アーティストを見ればわかるという(^^;
映画「パープル・レイン」で恋人役を演じたアポロニア・コテロはアポロニア6という3人組ガールズ・グループでデビューさせ、自身のバンドでギターを弾いていたウェンディ・メルヴォワンの双子の妹スザンナはザ・ファミリーというバンドを作ってデビューさせ、シーナ・イーストンには楽曲を提供しアルバム「サイン・オブ・ザ・タイムズ」収録の「ユー・ガット・ザ・ルック」でデュエットしたり(シーナ・イーストンとはその後も1989年のアルバム「バットマン」の中の「ジ・アームズ・オブ・オライオン」で再びデュエットしております)、まあこんなんばっかりです(笑)
このイングリッド・シャヴェイズもその一人と言えるかも。
ただ、このアルバムはプリンスがそれまでプロデュースしてきた作品とは違い非常にプリンス色が薄いのが特徴で、クレジットにはプリンスの名前は見当たりません。
しかしながらプロデュースが「ペイズリー・パーク」となっていることから考えるとプリンスが関わっていることは間違いないものの、その関わり方がこれまでとはちょっと違う、と。
おそらくこのアルバムでのギターやキーボードやベースもプリンスではないと思います。
このアルバムは、プリンス・サウンドの特長であるポップでファンキーでそしてドンパン・ビートに乗って時折プリンスのギターとかがギュワーンと無駄にでしゃばってきたり(笑)というようなものではなく、無機質な打ち込みビートに歌とも語りともつかないヴォーカルが乗っかるというものです。
オープニングの「ヘヴン・マスト・ビー・ニア」を筆頭にそのヴォーカルはポエトリー・リーディングそのもの。
「ラヴセクシー」でのあの「Clap your hands and stomp your feet」がサンプリングされてます↓
で、同じような時期にマドンナもポエトリー・リーディングのような”語り囁きヴォーカル”の曲「ジャステイファイ・マイ・ラヴ」をシングル・リリース(1990年)しておりますが、この曲は実はレニー・クラヴィッツと当時彼が付き合っていたイングリッド・シャヴェイズとの共作で、イングリッドは自分の名前がクレジットされなかったため裁判を起こしたそうです。
ということはつまりこの1990年頃というのはイングリッド・シャヴェイズはプリンスとレニー・クラヴィッツの二股をかけていたということか!?
イングリッドを巡ってプリンスとレニーが壮絶な泥仕合に!
って果てしなくどうでもいいことですね(^^;
下世話ついでに書かせてもらうと、この人の魅力というのはルックスよりも思想とか考え方とかといった精神的な部分が大きいのかも知れません。
例えるならオノ・ヨーコみたいな感じでしょうか。
恋人というよりは人間として共感できるというか尊敬できるというか、付き合ってる相手にそう思わせるものがあるんでしょうね。
まさにスピリット・チャイルドです。
クールで幽玄で幻想的で、プリンス関連のものにしては珍しくトータルの世界観がまとまった作品です。
「ヒッピー・ブラッド」↓
ところでこのアルバムの原題の「MAY 19 1992」というのは何の意味があるのでしょうか。
1992年5月19日のことだとして、その日は何か意味のあるものだったんでしょうかね。
ちなみにイングリッド・シャヴェイズはその後、元ジャパンのデヴィッド・シルヴィアンと結婚しました。
プリンス、レニーときてデビシルですよ。
こういうのを魔性の女っていうんでしょうかね。
恋多き女?
それとも単なるアーティスト・フェチ?
①HEAVEN MUST BE NEAR ヘヴン・マスト・ビー・ニア
②HIPPY BLOOD ヒッピー・ブラッド
③CANDLE DANCE キャンドル・ダンス
④ELEPHANT BOX エレファント・ボックス
⑤SLAPPY DAPPY スラッピー・ダッピー
⑥LITTLE MAMA リトル・ママ
⑦JADESTONE ジェイドストーン
⑧WINTERSONG ウィンターソング
⑨SPIRITUAL STORM スピリチュアル・ストーム
⑩SAD PUPPET DANCE サッド・パペット・ダンス
⑪WHISPERING DANDELIONS ウィスパリング・ダンデライオン
本日紹介するのは、1991年のイングリッド・シャヴェイズのアルバム「イングリッド・シャヴェイズ」です。
イングリッド・シャヴェイズって誰よ?
と思う人が多いかも知れませんが、あのプリンスの1988年のアルバム「ラヴセクシー」のオープニングのイントロの部分で
Rain is wet and sugar is sweet
clap your hands and stomp your feet
Everybody everybody know
When love calls you gotta go
と、囁いている女性です。
「ラヴセクシー」のクレジットには
The Spirit Child on various songs is Ingrid
とありますが、このスピリット・チャイルドっちゅうのがイングリッド・シャヴェイズことです。
また、1990年のプリンスの主演映画「グラフィティ・ブリッジ」で、プリンスの恋人役を演じていたのもイングリッド・シャヴェイズです。
どうも男性アーティストというのは付き合っている女性を歌わせたがる傾向にあるように思われる部分があると思うのだが、ことプリンスに関してはそれが強いように思います。
プリンスの女性遍歴はプリンスのプロデュースした女性アーティストを見ればわかるという(^^;
映画「パープル・レイン」で恋人役を演じたアポロニア・コテロはアポロニア6という3人組ガールズ・グループでデビューさせ、自身のバンドでギターを弾いていたウェンディ・メルヴォワンの双子の妹スザンナはザ・ファミリーというバンドを作ってデビューさせ、シーナ・イーストンには楽曲を提供しアルバム「サイン・オブ・ザ・タイムズ」収録の「ユー・ガット・ザ・ルック」でデュエットしたり(シーナ・イーストンとはその後も1989年のアルバム「バットマン」の中の「ジ・アームズ・オブ・オライオン」で再びデュエットしております)、まあこんなんばっかりです(笑)
このイングリッド・シャヴェイズもその一人と言えるかも。
ただ、このアルバムはプリンスがそれまでプロデュースしてきた作品とは違い非常にプリンス色が薄いのが特徴で、クレジットにはプリンスの名前は見当たりません。
しかしながらプロデュースが「ペイズリー・パーク」となっていることから考えるとプリンスが関わっていることは間違いないものの、その関わり方がこれまでとはちょっと違う、と。
おそらくこのアルバムでのギターやキーボードやベースもプリンスではないと思います。
このアルバムは、プリンス・サウンドの特長であるポップでファンキーでそしてドンパン・ビートに乗って時折プリンスのギターとかがギュワーンと無駄にでしゃばってきたり(笑)というようなものではなく、無機質な打ち込みビートに歌とも語りともつかないヴォーカルが乗っかるというものです。
オープニングの「ヘヴン・マスト・ビー・ニア」を筆頭にそのヴォーカルはポエトリー・リーディングそのもの。
「ラヴセクシー」でのあの「Clap your hands and stomp your feet」がサンプリングされてます↓
で、同じような時期にマドンナもポエトリー・リーディングのような”語り囁きヴォーカル”の曲「ジャステイファイ・マイ・ラヴ」をシングル・リリース(1990年)しておりますが、この曲は実はレニー・クラヴィッツと当時彼が付き合っていたイングリッド・シャヴェイズとの共作で、イングリッドは自分の名前がクレジットされなかったため裁判を起こしたそうです。
ということはつまりこの1990年頃というのはイングリッド・シャヴェイズはプリンスとレニー・クラヴィッツの二股をかけていたということか!?
イングリッドを巡ってプリンスとレニーが壮絶な泥仕合に!
って果てしなくどうでもいいことですね(^^;
下世話ついでに書かせてもらうと、この人の魅力というのはルックスよりも思想とか考え方とかといった精神的な部分が大きいのかも知れません。
例えるならオノ・ヨーコみたいな感じでしょうか。
恋人というよりは人間として共感できるというか尊敬できるというか、付き合ってる相手にそう思わせるものがあるんでしょうね。
まさにスピリット・チャイルドです。
クールで幽玄で幻想的で、プリンス関連のものにしては珍しくトータルの世界観がまとまった作品です。
「ヒッピー・ブラッド」↓
ところでこのアルバムの原題の「MAY 19 1992」というのは何の意味があるのでしょうか。
1992年5月19日のことだとして、その日は何か意味のあるものだったんでしょうかね。
ちなみにイングリッド・シャヴェイズはその後、元ジャパンのデヴィッド・シルヴィアンと結婚しました。
プリンス、レニーときてデビシルですよ。
こういうのを魔性の女っていうんでしょうかね。
恋多き女?
それとも単なるアーティスト・フェチ?