オレンジ / ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

オレンジ / ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョン

ORANGE / JON SPENCER BLUES EXPLOSION


A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC-Orange


①BELLBOTTOMS  ベルボトムズ

②DITCH  ディッチ

③DANG  ダング

④VERY RARE  ヴェリー・レア

⑤SWEAT  スウェット

⑥COWBOY  カウボーイ

⑦ORANGE  オレンジ

⑧BRENDA  ブレンダ

⑨DISSECT  ディセクト

⑩BLUES X MAN  ブルース・X・マン

⑪FULL GROWN  フル・グロウン

⑫FLAVOR  フレイヴァー

⑬GREYHOUND  グレイハウンド



本日紹介するのは、1994年のジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンのアルバム「オレンジ」です。



ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンは3人組のロック・バンドで、これが彼らにとって3枚目のアルバムになります。


JSBXベースレスのバンド(ギター×2+ドラム)なのですが、彼らの音楽のカッチョイイところはブルースを基調にしながらもパンキッシュノイジーカオス、なのにグルーヴィーなところです。

しかも

単にやりたいことをやってるだけ

というなんも考えてないような自由奔放な姿勢が実に素晴らしい。


ラディカルで破壊的、スピーディである一方でブルースのルーズなノリやチープなアナログ感覚(当時の言葉で言うところの「ロウ・ファイ」ですね^^)も全面に出ており、なぜか散漫に聴こえないし未熟さも感じられません。


ヒップホップ的なアプローチがあったりストリングスが用いられていたりテルミンが使われていたりと些細な部分でのサウンドギミックが無駄に多彩だったりするのも面白いです。

ジャケットに描かれているのもテルミンですな。



とにかくロック芸術性精神性時代性文化などといった切り口から語るのもバカらしくなってくるくらいに理屈抜きでカッコ良く、そして彼らは大衆性すらも無視(拒否ではない)しているようにさえ感じられます。


確かリリース当初は全く注目されていなくて、それでもコアなロック・ファンを中心にじわじわと評価が高まり、国内盤がリリースされたのはオリジナルから1年以上経ってからだったと思います。


つーかこのアルバムももうリリースから15年か・・・(遠い目)。




「ベルボトム」 → http://www.youtube.com/watch?v=RZmxNM6DwsY



「フレイヴァー」 → http://www.youtube.com/watch?v=90iaLaPMa9g&feature=related


「フレイヴァー」ではベックのラップがフィーチャーされています。

PVの後半の展開はランDMC「ウォーク・ディス・ウェイ」のPVをパロってますな^^





THE FABULOUS.


MOST GROOVY.


And


BLUES IS NO.1!!!