ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロウ / シレルズ | A DAY IN THE LIFE WITH MUSIC

ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロウ / シレルズ

WILL YOU STILL LOVE ME TOMORROW / THE SHIRELLES


will you still love me tomorrow



本日紹介する名曲は、1960年のシレルズの「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロウ」です。


ご存知の通り、泣く子も黙るゴフィン=キング作の超名曲です。



オレの知る限りでは、50~60年代のグループ名にはひとつの傾向みたいなものがあり、ロック・バンドはビル・ヘイリー&ヒズ・コメッツとかジェリー&ザ・ペースメーカーズなどのようにメイン・メンバー&バンド名という長ったらしいものが多くて、ガールズ・グループは野球チームのように○○ズというのが多かったと思います。


シレルズシュレルズとも表記される場合があり、同時期に似たようなグループ名でシフォンズシャンテルシャングリラスなどがいたりしてややこしかったりするのですが、作者であるキャロル・キングが自身のアルバム「タペストリー」でセルフ・カヴァーしたり、ビートルズが彼女たちの「ベイビー・イッツ・ユー」をデビュー・アルバム「プリーズ・プリーズ・ミー」で取り上げたりしていたので印象に残ることが多いのではないかと思います。



 PLEASE PLEASE ME



もっとも、キャロル・キング「タペストリー」はメチャクチャ売れたので、この「ウィル・ユー・スティル・ラヴ・ミー・トゥモロウ」というナンバーは世間一般ではシレルズが歌った(チャートではNo.1を獲得)ということよりもキャロル・キングの珠玉のバラードとして認識されているのではないでしょうか。


もちろんキャロル・キングのピアノ弾き語りでしっとりと歌われるヴァージョンは大変素晴らしいのですが、歌詞の内容の女性(多分)の不安な気持ちは若さが感じられますので、個人的にはテンポの良いシレルズのヴァージョンのほうがフィットしてるように思います。


幸せなんだけれども不安、という歌詞は青臭い切なさをうまく表しています。







Tonight you're mine completely

(今夜 あなたはすべて私のものよ)
You give you love so sweetly

(あなたは優しく愛してくれるのね)
Tonight the light of love is in your eyes

(今夜 愛の光はあなたの瞳の中にあるの)
But will you love me tomorrow?

(でも 明日も愛してくれるのかしら?)

Is this a lasting treasure

(この愛は輝き続ける宝石?)
Or just a moment's pleasure?

(それとも一夜の楽しみ?)
Can I believe the magic of your sighs?

(あなたの溜息の魔法を信じられるかしら?)
Will you still love me tomorrow?

(明日もまだ愛してくれるのかしら?)

Tonight with words unspoken

(今夜は一言もしゃべらずに)
You say that I'm the only one

(私がたった一人の恋人と教えてくれた)
But will my heart be broken

(でも 私のハートは壊れるのかしら?)
When the night meets the morning sun?

(夜が朝日に出会った時に)

I'd like to know that your love

(私はとっても知りたいの)
Is love I can be sure of

(あなたの愛が本物か)
So tell me now, and I won't ask again

(もう二度ときかないから教えてちょうだい)
Will you still love me tomorrow?

(明日もまだ愛してくれる?)