リヴォルヴァー / ザ・ビートルズ
REVOLVER / THE BEATLES
①TAXMAN タックスマン
②ELEANOR RIGBY エリナー・リグビー
③I'M ONLY SLEEPNIG アイム・オンリー・スリーピング
④LOVE YOU TO ラヴ・ユー・トゥ
⑤HERE THERE AND EVERYWHERE ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア
⑥YELLOW SUBMARINE イエロー・サブマリン
⑦SHE SAID SHE SAID シー・セッド・シー・セッド
⑧GOOD DAY SUNSHINE グッド・デイ・サンシャイン
⑨AND YOUR BIRD CAN SING アンド・ユア・バード・キャン・シング
⑩FOR NO ONE フォー・ノー・ワン
⑪DOCTOR ROBERT ドクター・ロバート
⑫I WANT TO TELL YOU アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー
⑬GOT TO GET YOU INTO MY LIFE ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ
⑭TOMORROW NEVER KNOWS トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
本日紹介するのは、1966年のビートルズのアルバム「リヴォルヴァー」です。
ビートルズの一般的なイメージというのはおそらく、マッシュルーム・カットのヘアスタイルに襟なしスーツを着てゴキゲンなロック・サウンドを奏でる、いわゆる「アイドル」としてのそれだと思います。
それは間違っていないと思いますし、現にビートルズがコンサートやTV出演の時は必ずこのスタイルでした。
このアルバムが発売された1966年8月、ビートルズはコンサート活動をやめることになります。
その理由は、コンサート自体に興味を失ったこと、楽曲が複雑になり、コンサートで再現するのが難しくなった、ということが挙げられます。
事実、このアルバムの曲はコンサートでは一度も演奏されることはありませんでした。
ライヴ活動の中止は、アイドルとしてのビートルズの終焉を意味すると同時に、アーティストとしてのビートルズの始まりを意味したのです。
このアルバム「リヴォルヴァー」は、そうしたアイドルとしてのビートルズとアーティストとしてのビートルズが同居している名盤です。
サイケな音楽的実験と、ゴキゲンなポップ/ロックナンバーとの混ざり具合が絶妙な傑作です。
軽快なロック・ナンバー①⑨⑪、
サイケな③⑦⑭、
美しいバラード⑤⑩、
インド音楽を取り入れた④、
哀愁漂うバロック調の②、
ポップでコミカルな⑥、
など、各メンバーの特色の出たバラエティの富む楽曲で構成されていながらも、全体としてもまとまりのある内容になっていて、これをビートルズの最高傑作、と推す人も少なくないようです。
そして、彼らの音楽的成長と実験は、次作「サージェント・ペパーズ」で見事に開花するのです。
トゥモロー・ネヴァー・ノウズ
リラックスして無心になり
気持ちを鎮めてごらん
それは死ではない
何も考えず
虚無に身をまかせてごらん
それは輝いている
おのずと内なるものの意味が
見えてくるかもしれない
それは確かに存在する
愛は全て
愛とは全ての人々
それは知ること