こんにちは。
お子さんがあまり勉強に積極的でないと、
「この勉強頑張ったら、〇〇買ってあげる」
「今度テスト八十点以上なら、ゲームしてもいいよ」
という声がけを聞くことがあります。
もちろん、勉強した後のちょこっとした休憩のお菓子など軽いものは構わないと思いますが、内容的に勉強の対価を求めるような取引的なご褒美制に関しては、これを採用することは反対はしませんが、するとしても１回程度にしておくことをおすすめします。
理由としては、このご褒美制を継続していても、勉強の成績がついていっていないことがほとんどだからです。
長期にわたってご褒美制を採用すると、
①ご褒美自体に飽きがくる
②内発的動機で勉強する生徒さんにはまず勝てない
③ご褒美がないと頑張れなくなる
④勉強していないのに、ご褒美を先にねだるようになることも
ことになるからです。
特に②内発的動機で勉強する生徒さんにはまず勝てない、という部分が大きいと思います。
伸びていく受験生さんは、勉強過程のどこかで勉強の面白さや楽しさを経験しています。
そのため、勉強自体に自分で価値を見出して、どんどん勉強していくことができます。
この状態が目標なのですが、物などで動機づけ（＝外発的動機づけ）をしてしまうと、結局勉強の楽しさや面白さに気づかないままになってしまいます。
結果、いやいや勉強することになり、さして伸びないということに。
勉強しない時にものやゲームと引き換えという形にするよりも、勉強が面白いという気づきを提供することをおすすめします。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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