こんにちは。

 

以前、2024年の桜蔭中の理科の問題について少し触れましたが、今日はその続きを見ていきたいと思います。↓

 

 

 

大問1の前半の問題は知識問題でしたが、問5以降は、計算問題です。

 

中学受験の理科の問題は、意外と算数の問題のような問題が出されていることもあります。

 

濃度計算、立体問題、速さの分野は、過去の受験問題で理科の分野で出題されていました。

 

算数が苦手な受験生さんだと身構えてしまうかもしれないのですが、理科の分野で出てくる計算問題は、算数の試験で出てくる問題より内容的にはやさしく設定されていることがほとんどです。

 

なので、理科で計算問題だからといってあまり構えすぎないでいただければと思います。

 

 

実際に問題を見てみましょう。

 

 

 ※下線部(5)は下記参照のこと

 

問5は濃度計算ですね。

 

ただ、桜蔭中の問題の特徴として、問題設定を読み取る必要があります。

 

今回は、

 

・3%の海水を装置(箱)に流し入れると、12.7%の食塩水が出てくる

 

という設定ですね。

 

問題文が長いですが、最初の設定は正確に読み取りましょう。

 

aの問題は、12.7%の食塩水100kgのうちの水が何kgかきいているのか?

 

と解釈できるので

 

100kg×(100%-12.7%)=87.3kg

 

と、計算していくことができると思います。

 

問題bと問題cも問題の設定が読み取れるかが、計算できるかどうかの分かれ道です。

 

今回は箱の上から流し込む海水の話なので、問題bと問題cは3%の食塩水についての話ですね。

 

問題aでこの時の水は87.3kgと出ているので、この時の食塩の重さ(問題c)と食塩水全体の重さ(問題b)を出すことになります。

 

設定を理解できると、濃度計算の一番の基本の計算式になることがわかります。

 

計算をする前に、問題文の読み取りというハードルがあるので、そこができるようになると計算問題の苦手意識は少なくなると思います。

 

 

さて、問6を見てみると、これは立体の問題ですね。

 

単位換算さえしっかりできれば、これは数字を公式通り当てはめれば、答えが出る問題です。

 

半径×半径×3.14×高さに数値を入れてみるだけです。

 

こんな感じで、意外と解ける?!問題も出題されます。

 

計算問題が出ると聞くと、苦手意識を持つ受験生さんが多いですが、公式通りの問題や、問題文を丁寧に読み解けば算数の一番基本の数式で解けてしまうことも大いにあります。

 

過去問を解くときに参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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