こんにちは。

 

2024年桜蔭中の算数の問題の第5問目は水槽の問題でしたね。

 

 

問題自体は、時間があればゆっくり解けば、正解に辿り着ける問題ではあります。

 

しかし、問題文の設定が塾などで習う問題に比べて複雑です。

 

おそらくこの問題を見た受験生さんは、水槽に入っているおもりや水槽の数が多い!と思ったことでしょう。

 

塾などでよく取り上げられる例題では、仕切りが2つくらいやおもりもせいぜい2つくらいまでという問題が多いです。

 

なので、この大問5の問題は、限られた制限時間の中でいかに多く解けたかが分かれ目になったと思います。

 

 

まず、今回の水槽の問題を解いていく上で、重要なのは

 

①問題文の設定を正確に読み取る

②水槽の問題では、側面から見た時の図を書く

③一つ一つの場面をグラフと照らし合わせる

 

という3つになります。

 

受験生さんが答えるべき解答はア〜シまでありますが、水槽Cに入っている水の量のグラフのイ、ウ、エ、オは答えに辿りつきやすいかなと思います。

 

あと、意外と後ろの方の答えですが、水槽Cの底面から水面までの高さのグラフのシも出しやすいです。

 

満杯の状態を考えるとすぐに答えが出るからです。

 

そしてシが出ると、芋づる式にサも出てきます。

 

順番に解いていくと、サやシは解答順が最後になるため、答えに行き着くことが難しそうに思えるのですが、全体が見えている受験生さんからすると、満杯の状態を考えればいいからすぐに答えが出る!となります。

 

大問5は時間的にもギリギリの中で、最後どこまで計算できるかの戦いなので、意外とこういった大きく見れる視点を持っていると、冷静に解答できる問題を見極めることができるのかなと思います。

 

ク、ケ、コに関しては、底面積の計算が必要なので、時間との戦いです。

 

このク、ケ、コに関しては、一回やり方さえわかれば、その解き方は繰り返しになるのですが、問題は試験の残り時間です。

 

桜蔭中の問題は50分しかないので、この制限時間でこのボリュームの問題を解き切るのは至難の技です。

 

計算量も非常に多いので、迷ったり悩んでいる時間がほぼありません。

 

問題を解く練習をするときは、

 

いかにスムーズに一つ一つの作業をこなしていくことができるかも確認しておきましょう。

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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