こんにちは。

 

時折、受験生さんから

 

「東大に推薦で入りたいです」

 

と、お伺いすることがあります。

 

もちろん、東大に入る選択肢の一つとして推薦入試がありますので、活用するのも進路実現の一つの方法です。

 

 

ただ、東大の推薦入試は準備が大変です。

 

・共通テストは8割以上

 

・一般入試も受ける場合、勉強時間が推薦入試の準備に取られる

 

・学部によっては高校での成績が上位5〜10%以内に入っていないといけない

 

などの制約を受けます。

 

また、東大は進学振り分け制度(入学してから、学部選択できる制度)がありますが、推薦の場合は活用しにくいでしょう。

 

 

なるべく楽に東大に行きたいので推薦を考えています、とのお話を聞くこともあるのですが、

 

一般入試の学力選抜でも合格できる人材が、推薦入試も合わせて受けていると考えておいた方がいいでしょう。

 

共通テストも8割だと余裕と考えるかもしれませんが、昨今の共通テストは問題が難化(特に英語)していることもあり、必ずしも楽勝とは言い難いです。

 

実際、推薦入学合格者の出身高校を見ると、そうそうたる進学校(特に私立)が目立ちます。

 

2024年の東大推薦選抜の合格者が出た学校では、1つの学校で多くても合格者が3人程度でした。(開成、渋渋、灘が学校別合格者数が一番多いが、それでも合格者数は3名。残りは推薦合格者数が各学校1〜2名。)

 

各学校上位者が利用していると言っても過言ではないでしょう。

 

東大を目指す場合は、一般入試に合格できる学力を前提にしつつ、推薦入試も検討するというスタンスがいいのかもしれません。

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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