こんにちは。

 

中学受験の塾のテキストの構成には特徴があります。

 

一般的にテキストと聞くと、最初から最後まで順番に難しくなっていくと想起されます。

 

しかし、中学受験の塾のテキストの構成はこれとは異なります。

 

塾によっても多少変わってきますが、

 

小3で中学受験で習う基礎の範囲を一通り、

 

小4でも中学受験で習う基礎の範囲を一通り、

 

小5で中学受験で習う基礎範囲を一通り

 

という構成です。

 

小6は基礎問題プラス応用問題という難易度になってはきますが、実は小6でも、さらに中学受験の範囲を一通り勉強することになります。

 

小3から小5にかけては少しずつ内容も深掘りされてきますが、実質的には同じ範囲を3周しているような感じです。

 

つまり、基礎固めを正確にできていれば、小3〜小5前半までは模試はかなり予定点数になるとも言い換えられます。

 

同じことを繰り返しこなしているだけになりますので。

 

しかし、実際は、小3〜小5前半であっても成績が低迷するケースが見られます。

 

多くの場合、基礎知識の定着が不十分なまま小3→小4→小5と上がってしまっているためだと考えられます。

 

この1年ごとに一通り全範囲を終わらせるやり方の場合、ネックとなるのは

 

・進むスピードが速い

・不得意なところは、理解されないまま何周もしてしまう

 

危険を孕んでいるところです。

 

同じ範囲を何周もするのは、定着率を高めるためにその手法が取られているのですが、同時に上記のようなマイナスポイントも持ち合わせています。

 

基礎部分は言うまでもなく非常に大切なのですが、小3〜小4の時期は塾に通い始める時期にあたるため、そこまで意識せずになんとなく通い始めてしまったり、もしくは塾自体が教えると言うよりはひたすらプリント学習をしてしまうところに入ってしまったりすることもあるようです。

 

基礎部分をしっかり定着できているだけでも、小3〜小5前半は成績が伸びやすい時期になります。

 

成績がこの時期に振るわない場合は、基本を一通りやり直してみましょう。

 

基礎が定着していないタイプの受験生さんは、それぞれの例題のポイントを理解せずに、とりあえず我流で問題を解こうとされていることが多いです。

 

そして、そのスタイルで全ての問題に取り組んでしまわれるので、結果、どの問題も中身を理解しないまま内容がどんどん進んでしまっています。

 

小3〜小5前半は基礎力の理解がそのまま点数に現れます。

 

一度、きちんと理解できれば、非常に点数が伸びやすい時期でもあります。

 

小3〜小5前半で伸び悩んでいる時は、基礎知識を正確に理解できているかチェックしてみてください。

 

 

 

 

本日もお読みくださり、ありがとうございました。

 

 

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