こんにちは。
中学受験は、中学受験勉強の開始年齢が早まってきていることもあり、難関校を目指す場合、勉強期間が伸びがちです。
その結果、どうしても受験生さんの成績を常に高いまま受験まで持っていくことは至難の技です。
なので、受験勉強を開始するときにピークをどこに持っていくかは考えておいた方がいいでしょう。
最初から最後まで常に全力疾走で行こうと考える受験生さんや保護者の方がいらっしゃるのですが、それができるのは、小6から中学受験を始める場合くらいでしょう。
中学受験を早くから始める場合は、全力疾走で最初から最後までというのはかなり厳しいです。
無理をして、スケジュールを詰め込む例も見られますが、その場合、高確率で
・受験直前で失速する
・結果、受験直前で中学受験を辞める辞めない論争に発展する
・もしくは親御さんの目がないところで思いっきりサボっている
ことにつながってしまいます。
特に、難関校以上の学校を目指す場合は、6年生後半(9月以降)になるべくピークを持ってくることができるのが理想です。
とりあえず暗記型の受験生さんは、例え小5あたりで成績優秀者であっても偏差値のピークが小5半ばくらいという例がよく見られます。
そういったケースでは小5後半から失速して、小6はどんどん偏差値が低下していきます。
そして、それ以上成績が上昇することなく入試本番を迎えるという形に。
原因としては、復習テストなどの暗記の勉強にエネルギーを割きすぎて、思考力系の応用問題対策をしていないことが挙げられます。
逆に、小6後半にピークを持ってくることができる受験生さんは、思考系対策の成果が問われる小6後半に向けての準備を重視されています。
思考力対策をすると、深く考える分、広範囲をカバーするには時間がかかります。
そのため、一見成績が伸びにくい時期が、場合によっては出てくることもありますが、ある程度割り切って淡々と勉強していく必要があります。
というのも思考系の応用問題の学習量が一定水準まで達した時に、急に成績が伸びてくるからです。
ピークをどこにするか考えた上で、受験勉強に取り組むことができると、目先の成績に一喜一憂しにくくなりますし、いい意味で肩の力を抜きながら勉強ができます。
受験戦略の一つとして、ピークをどこに持ってくるか検討することもおすすめです。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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