こんにちは。

 

関西で、難関校を目指す女子受験生さんに人気の学校といえば、神戸女学院、洛南、高槻中学校です。

 

神戸女学院は女子校の最難関ですし、京都の洛南もそれに劣らず人気の学校です。

 

元は男子校でしたが、共学校になった高槻中学校は北摂地域を中心に女子受験生さんから大人気です。

 

これらの関西の女子受験生さんからの人気の学校の特徴を見ていきたいと思います。

 

 

 

神戸女学院の入試問題(算数)は、計算問題なしです。

 

体育実技が入試で課されますが、基本的に学力選抜です。

 

倍率が一見高くないように見えがちですが、トップレベルの女子受験生さんが受けるので、勝ち抜くのは大変です。

 

大学受験の合格者数などは公表されていませんが、卒業生は優秀です。

 

私も京都大学時代に京大女子寮で神戸女学院の先輩と学生生活を送る機会があったのですが、総じてかなり優秀な先輩ばかりでした。

 

 

最近の算数の問題を見ると、神戸女学院で出やすい分野の問題を練習していると得点しやすい問題が多いかなとは思います。

 

ただ神戸女学院の問題は解き方がわかっても答えに辿り着くまでの計算が大変です。

 

数字がややこしくしてあります。

 

計算問題を単体では出さない分、通常の大問の中でかなり計算力を試されます。

 

2023年の大問4や大問5のような問題は、答えを合わせるのがかなり大変です。

 

 

 

最近の傾向を見ていると、問題自体は全般的に標準問題よりになってきている印象を受けます。

 

 

 

 

一方、洛南に関しては、最初から考えながら解く問題が多いです。

 

計算問題も数題でます。

 

しかも、その計算問題自体も少し捻ってあります。

 

2024年の計算問題について見てみると、解き始めるまでにこの問題はどうやって解いていこうという方針を考える必要があります。

 

 

 

例えば、(1)の問題を見てみましょう。

 

間違っても、全部足してしまえ!という力技はやめましょう。

 

それは出題者の意図を全く汲み取れていない解き方になっています。

 

この(1)の問題を解く上でのポイントは59という数字ですね。

 

まず分母を見た時に、

 

5+113=118

 

23+95=118

 

41+77=118

 

に気づく必要があります。

 

59だけ余ってしまいますが、

 

実は118をよくよく考えてみると

 

118=59×2

 

ですね。

 

つまり、分母は

 

59×7でまとめてしまうことができます。

 

分子も同じように考えて、59でまとめることができます。

 

そうするとあとは約分して終わりという問題です。

 

計算問題一つをとってみても、受験生さんは式全体を見た上で、それぞれの数字のポイントにも気づく必要があります。

 

今回の問題は上記のように59のポイントに気づくことができた受験生さんはかなり時短でかつ計算の労力も最小限でこの問題を解けたと思います。

 

一方、足し算してしまった場合は、かなり時間をロス、もしくは不正解という憂き目に遭ってしまったのではと思います。

 

こんな感じで、洛南の問題はどの問題であっても、問題ごとにポイントが存在します。

 

そのポイントは普段から自分で気づく練習をしておかないと本番で自力で見つけるのはかなり大変でしょう。

 

洛南はかなり思考力の問われる問題が出題されます。

 

少し長くなってきましたので、今日はこのあたりで。

 

また次回以降、続きを書いていきたいと思います。

 

 

 

 

 

本日も、お読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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