こんにちは。

 

首都圏の難関女子校を受ける場合、意外と見落とされがちなのが国語の記述対策です。

 

女子御三家(桜蔭・女子学院・雙葉)、新女子御三家(豊島岡・鷗友学園女子・吉祥女子)の国語の問題を見てみると、国語で記述が必ず出題されています。

 

 

 

桜蔭の国語は、解答用紙を見ていただくと一目瞭然ですが、ほぼ記述です。

 

 

書く量も多く、記述力の実力が完全にわかってしまう答案用紙になります。

 

桜蔭の解答用紙を見ていると東大・京大の国語の二次試験の解答欄を彷彿とさせるものがあります。

 

 

それに対して、女子学院は抜き出しや選択肢問題もあります。

 

 

 

やはり差がつくのは記述でしょう。

 

選択肢や抜き出し問題と記述問題という問題構成の場合、選択肢と記述でなんとか点数を取って、記述問題を捨てるという選択を考えられる受験生さんがいらっしゃいますが、あまりおすすめしません。

 

理由の一つとしては記述問題の点数配分が高いため、記述問題が不得意で合格はかなり難しいということと、

 

もう一つの理由としては、文章をかけるようになって、文章の読みの精度が深まるという側面があるためです。

 

雙葉中の国語も記述が必須です。

 

自分の経験を記述する問題もあります。

 

記述の問題は、普段から書く練習をしていないと、いざ問題で聞かれた時に手が動きません。

 

模試は選択問題や抜き出し問題も多く、受ける学校で出題される記述量を考えると、記述問題対策には分量・問題数が少ないということもあります。

 

記述問題が入試で出る学校を受験する場合は、記述は時間を取って練習しておくことをおすすめします。

 

 

 

新御三家はどうかというと、豊島岡は大問2つにそれぞれ80字前後の記述が課されます。

 

ここが国語での高得点か否かの分かれ目になりやすいでしょう。

 

受験生さんを見ていると、最初から指定された字数で完璧な答案を書こうとされる場合があります。

 

そして、全くかけずに撃沈、、、ということがしばしば見受けられます。

 

最初は字数は20文字程度書くところから始めても構いません。

 

まずは、問題の答えを一言で言い表せるようになりましょう。

 

記述問題ができていないときは、まず問題文の問いに対して一言で答えることができていないことがほとんどだからです。

 

他のポイントを付け加えていくのはそれからです。

 

 

鷗友学園女子は、国語対策は必須でしょう。

 

ほぼ記述です。

 

しかも、物語文も長めの文章が出題されます。

 

 

 

記述対策をするときに、おすすめしているのは、20×20の作文用紙を使うことです。

 

白紙のところにただ文字を書くよりも、作文用紙を使うことで、今、自分が何字書いているかの字数感覚が掴めるようになってきます。

 

 

吉祥女子に関しては、抜き出し問題や選択肢もあり、記述問題もあるという問題構成です。

 

豊島岡に近いものを感じます。

 

吉祥女子も問題文で読む文章量は多いです。

 

普段から長文を読む練習をしておくことが必要です。

 

また女子の受験生さんは、物語文を読むのは得意な方が多いのですが、論説文・説明文になると急に読めなくなるとおっしゃるケースが散見されます。

 

難関校ほど、論説文・説明文でも抽象的な題目を扱った題材が出題されるように思います。

 

こういった文章は、読み方も非常に大切になってきます。

 

対比の読みとりができているかは、大きなポイントになります。

 

説明文や論説文が苦手な場合は、問題文の読み方も練習してください。

 

 

 女子御三家、女子新御三家を考えている場合は、国語の記述対策も 念頭に入れた上で取り組んでいってくださいね。

 

 

本日も、お読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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