こんにちは。

 

昨今、首都圏入試で女子受験生さんから大注目の学校といえば、豊島岡女子学園です。

 

吉祥女子、鷗友学園女子と並んで新女子御三家と言われますが、その注目度、人気の高さはもしかしたら女子御三家を凌ぐかもしれません。

 

そのため、女子受験生さんから、豊島岡女子学園はどんな入試問題が出題されるか、というご質問をよくいただきます。

 

豊島岡女子学園の問題はものすごく難しいですか?桜蔭並みですか?

 

と、いった質問も。

 

豊島岡女子学園の問題(算数)は基本的には標準問題が多いという印象を受けます。

 

思考系応用問題の桜蔭とはまた違った問題の系統です。

 

ただ、豊島岡女子学園は非常に人気で倍率が高く、点数をきっちり取り切る実力が要ります。

 

そして、やはり算数で勝負がついている感は否めません。

 

今年の学校公表のデータを見ても、算数は合格者平均点が受験者平均点に比べて10点以上高いです。

 

問題自体は、捻った問題というよりは、王道の良問というイメージがあります。

 

 

計算問題は毎年出ていますね。

 

大問1の問題は、どちらかというと受験生さんにとってサービス問題です。

 

例えば、今年の大問1の(2)問題は、典型的な差集め算ですね。

 

テキストの基礎例題の1つ目に出てくるような問題です。

 

大問1の(3)も、解きやすい問題ですね。

 

こんな感じで、大問1に関してはいかにはやく正確に解けるかが勝負です。

 

問題自体も塾のテキストの例題がこなせていれば、ボーナス問題です。

 

受験生さんからすると、豊島岡女子学園の問題は大人気校の割には、思ってたより標準問題が多いという印象を受けるのではないかと思います。

 

ただ、大問2以降は、得点上位層、中位層、下位層がはっきり分かれる問題構成になっています。

 

大問2で差がついたのは、大問2の(2)の場合の数です。

 

 

 

書き出しがポイントですが、いかにはやく、かつもれなく描き出せるかが大切です。

 

場合の数で、書き出しになると、大抵の受験生さんは内心「えー、時間がかかりそう」と後回しにしてしまいがちです。

 

学校の入試問題の報告動画でも、書き出しは必要だが、いかに書き出しを効率良くするかがポイントであったというような趣旨の説明を算数担当の先生がされています。

 

※算数の動画の5:12ごろ参照のこと

 

最近も、大手塾のテキストを見ていると、場合の数も数パターンに分けて演習しているなと思います。

 

もちろん、場合の数で地道に書き出す練習の回もあります。

 

なので、受験生さんからすると書き出すというところでは差はあまりつかないと思います。

 

しかし、その書き出しの際にいかに楽にはやくできているかという点に関しては大きく差がつくように思います。

 

漠然と課題をこなしていくというよりは、普段の練習の時から、いかに効率良くできるかを考える受験生さんを選別しているような問題です。

 

こういった問題を解く上で、テキストの基礎問題が解けるだけでなく、自分で問題を解く上で工夫できている受験生さんが得点しやすいような問題を出題しているような気がします。

 

豊島岡女子学園志望の場合は、

 

・テキストの例題をきっちり仕上げる

・いかに効率的に解くかの工夫を普段からしておく

 

この2つが大切です。

 

 

 

 

本日も、お読みくださりありがとうございました。

 

 

 

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