こんにちは。
今日は、『東大・京大への現役合格率から考える!東大現役合格率編〜2024年入試結果から〜』というテーマで書いていきたいと思います。
以前『東大・京大合格者ランキングから考察する〜東大編〜』、『東大・京大合格者ランキングから考察する〜京大編〜』という記事を書きました↓
今日は、AERAの3/18号の東大・京大合格者ランキングを参考に、東大・京大の現役合格者の動向を見ていきたいと思います。
中学受験をするときに、大学進学先は必ずチェックする項目です。
ただ、意外と現役合格者の割合をチェックしていることは少ないと思います。
やはり、現役というのはすごく価値のあることです。
合格者の合計人数で見ることが多いですが、ぜひ現役合格者率の多い、隠れ優秀学校を見つけてください。
今回は東大現役合格率に注目してみていきたいと思います。
今年はなんといっても、聖光学院中が躍進しています。
合格人数もさることながら、合格者数に占める現役合格者の比率も約87%と非常に高いです。(※現役合格者数÷合格者数で計算しています。)
浪人となると、予備校の力もどうしても勘案されてしまいますが、現役合格ということは、学校の力でそこまでの学力になる確率が高いということです。
東大合格者数トップ20位圏内で、現役合格率が高い私立学校は、桜蔭(約82%)、海城(約85%)、浅野(約82%)、駒場東邦(約83%)、渋谷教育学園渋谷(約83%)です。
いずれも合格者に占める現役合格率が8割を超えています。
東大合格者数が多い上位校は5〜7割前後の現役合格率という印象ですが、それよりさらに高いです。
個別に見てみると、
女子最高峰の桜蔭も今年はやや合格者数を落とした印象はありますが、現役合格率は本年度も高く全国トップクラスの印象です。
共学ですと、東大現役合格率は渋谷教育学園渋谷が健闘しています。
東大合格者数もここ3年でまた上がってきていますし、関東最難関の共学校であるというのも頷けます。
また、公立では日比谷高校(約88%)、横浜翠嵐(約86%)が高いです。
この2校は公立高校の中でも、合格者数、現役合格率ともにダントツです。
ただ、やはり東大入試に限れば、私立高校の方が層が厚い印象は否めません。
東大合格者数上位20圏外ではありますが、現役合格率が高い学校を見てみると、豊島岡女子学園(約84%)、栄東(約89%)、芝(約88%)、洗足学園(約93%)、鷗友学園女子(約92%)となっています。
豊島岡女子学園はこの中でも、東大合格者数も多いですし、現役合格率が非常に高いという点も見逃せません。
豊島岡女子学園は、ここ最近の関東中学入試でも大人気の学校です。
一度、文化祭にも行かせていただきましたがとても活気のある学校でよかったと思います。
東大進学に力を入れている栄東も現役合格率が高いですね。
今年も栄東では、宮島未奈さんの「成瀬は天下を取りにいく」という書籍から東大のオープンキャンパスに行くお話がまさに国語の入試問題で出題されていましたし、東大合格への学校の強い意志を感じます。
また、もう1校、今年の大健闘の学校といえば、鷗友学園女子が挙げられます。
東大合格者数も、目安の一つである10名を超えていますし(合格者数13名、現役合格者数は12名)現役合格率は9割を超えています。
今年は、女子校が躍進した印象です。
また、体感ではありますが、全体的に大学入試でも女子の生徒さんは現役合格が多いように思います。
今年は女子校の現役合格率がやや上がっている印象を受けますが、そういった流れを汲んでいるのもかもしれません。
学校選びの際に、合格者数に目がいくことが多いのですが、ぜひ現役合格率にも注目していただくと、現役で東大に行きやすい(学校のカリキュラムで東大に行ける)学校が、また新たに見えてくるかもしれません。
本日もお読みくださり、ありがとうございました。
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