こんにちは。

 

今日は、『【中学受験】受験超直前期の不安対策』ということで書いていきたいと思います。

 

受験は、受験期間中を通じて不安との戦いです。

 

どんなによくできる受験生さんであっても、本番に対する不安な気持ちが出てきます。

 

「落ちたらどうしよう」

 

実際、受験まであとわずかという受験の超直前期に、受験生さんからこの言葉をよくききます。

 

残念ながら、不安を完全に取り除けるような魔法はありません。

 

ただ、少し気持ちを軽減させることができたり、不安な気持ちから意識をそらせる方法は存在します。

 

一気に不安な気持ちが解消するわけではありませんが、うまくいけばちょっと気が楽になります。

 

対処療法ではありますが、一度、試してみてください。(試している間に、気持ちが落ち着いてくるかもしれません。)

 

 

一つは、不安自体を消すことを諦めること。

 

人間、不思議なもので考えるのをやめようとすればするほど、頭の中に考えるのをやめようとしていることが浮かんできます。

 

逆効果です。

 

なので、いい意味で、不安になるのは仕方がないと諦めてしまいましょう。

 

そして、「 ああ、今、私は不安なんだな」と

 

認めることで、不安な自分を客観視できるようになり、それ以上、不安が膨らんでいくのを防ぐことができます。

 

心理学用語でメタ認知というそうです。

 

自分の不安を第三者目線で眺めてみてください。

 

 

二つ目は、身体を動かすことをおすすめします。

 

長時間勉強している方に多いなと思うのですが、受験生さんの身体がガチガチにこわばっていることごあります。

 

机にずっとむかっていると、同じ姿勢を取り続けていることになり、筋肉が硬直します。

 

そうすると、血流が 悪くなり、肝心の脳に血液が流れにくくなります。

 

そんな状態で勉強を続けても、集中できません。

 

そして、問題を解こうとしてもいまいち解けず、さらにへこんでしまいません。

 

難関校の問題は多少のひらめきが必要だったりするので、ガチガチに強張った頭よりも、適度にほぐれた状態の方が、問題に対してのアイディアを出しやすいと思います。

 

ストレッチをしたり、お散歩したり、軽くキャッチボールをしたり、何でも構いませんので身体をうごかしていただければと思います。

 

そして、身体を動かして、身体がほぐれてくると気持ちも浮上してきます。

 

特に、受験の超直前期は、不安にかられてうつうつとしているよりは、意識して身体を動かしていただければと思います。

 

親御さんからみて、ずっとお子さんがこもりっぱなしの時は、新鮮な空気を吸いに外に連れ出してあげてください。

 

 

三つ目は、特に女子の受験生さんに関してなのですが、とにかく自分の気持ちを喋って発散させてください。

 

女子の生徒さんは、喋ることで気持ちが晴れることが多いです。

 

特に中身のない会話でも構いません。

 

話を聞いてもらえるだけで、結構、受験生さんは安心されます。

 

近しい友人や御家族など、心置きなく話せる人に不安や悩みを聞いてもらってください。

 

そしたら、スッキリしてまた受験勉強に戻ろうかという気になります。

 

人に話を聞いてもらうのは意外と効果が高いです。

 

真面目な受験生さんほど、自分の中に溜め込んでしまわれるので、なるべくちょこちょこガス抜きを意識していただければと思います。

 

 

四つ目が腹式呼吸です。

 

メンタルケアでもよくすすめられている方法ですね。

 

吸う息より吐く息を長くすることがポイントです。

 

私自身、中学受験の緊張緩和のために実践していました。

 

たまたま、自分の中学受験の直前期に、当時のメジャーリーガーが呼吸法を実践していると知って真似していました。

 

京大に入ってから、当時、呼吸について研究されていてた京大の先生とお話したのですが、事実呼吸法が有効だとおっしゃっていましたので、是非取り入れていただければと思います。

 

落ち着いている時は呼吸がゆったりしていますし、焦ったり不安なときは呼吸が浅くなるようです。

 

簡単ですし、すぐできるので、本番前、本番でパニックになった時にも活用できると思います。

 

 

五つ目が、不安を書き出すことです。

 

頭の中で考えているだけだと堂々巡りしていきます。

 

そしてどんどんマイナス方向に飛躍していったり。

 

自分の頭の中を書き出してみると、意外と、あれっそんなに大したことではないかもと思えたりします。

 

私も書き出したことがあるのですが、頭の中で思っていることって書き出すと1行で終わり!ってことも、ままあったりします。

 

 

 

六つ目は、長期的に準備が必要なのですが、自分の好きなものリストを作っておくことです。

 

ストレスを感じた時にそのリストに書いてあることを、片っ端からやっていくのです。

 

50〜100個くらい書き出しておきます。

 

そうすると、そのリストを実践しているうちに気持ちが落ち着いてくるようです。

 

あくまで、私の推論ですが、意識が不安な気持ちに向いていたのが、リストに書いてあるものを実践している間、そこに意識がいくので、不安な気持ちから自分の注意が外れるのだと思います。

 

日頃からこれをすると自分の気持ちが浮上するというのを集めておいて、少ししんどい時に実践していくというのがいいと思います。

 

 

受験は、半分メンタルとの戦いでもあります。

 

受験直前期、そして、受験が差し迫った本当に一週間前など、急に気弱になってしまったり、不安な気持ちになってしまうことがあります。

 

そういった気持ち自体が沸き起こってくるのは悪いことではありません。

 

それとどう向き合って対処していくかが大切です。

 

受験に挑む上での下支えとして見過ごせない部分だと思います。

 

受験当日に安定して挑んでいけるのは、当たり前のように見えて、結構すごいことです。

 

少しでも気持ちが楽な状態で、受験に挑めるといいですね。

 

 

 

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