こんにちは。

 

今日は、前回の記事に引き続き、『京都大学の就活事情 理系編②』を書いていきたいと思います。

 

前回は、理系枠入学だけど文系就職の場合と、大学院のち博士課程に進む場合を書きました。

 

今回は、理系学生が院卒業で就職していく場合を書いていこうと思います。

 

やはり京大の理系院卒の場合、大きな特徴としては、教授推薦もしくは研究室推薦での就職があることです。

 

もちろん、理系院卒でも、商社やインフラ企業など文系就職に近い形で就職される方もいらっしゃいます。

 

一方で、成績優秀である場合、研究室や教授推薦という形で大手企業に就職というルートが存在します。

 

私もこのケースを何例も見てきました。

 

大手企業といっても、超優良企業です。

 

今まで聞いた限り、旧財閥系の企業が多いかなと思います。

 

この教授推薦の形での就職は京大に限らず東大、阪大の知り合いの方からも聞くお話です。

 

やはり企業側も、技術力のある優秀な学生は欲しいということでしょう。

 

この研究室推薦の場合、ほぼ就活らしきことはせずに就職となります。

 

また、もし就職活動をすることになっても、技術系職種の場合、文系枠に比べて圧倒的に倍率が低くなります。

 

少し余談にはなりますが、

 

進路相談で生徒さんから「文系がいいですか?理系がいいですか?」と聞かれることがありますが、

 

基本的には「理系」をお勧めしています。

 

いくつか理由はありますが、就職活動の負担の少なさも私が理系をおすすめしている理由の一つです。

 

文系であれば、大手企業の総合職の座を勝ち抜くには何百倍という関門を突破しなくてはなりません。

 

エントリーシートを何枚も記入して、リクルート面接もこなして、さらに役員面接もこなして。

 

その中で、相性の良くない面接官に運悪く遭遇してしまうと落とされてしまうこともあります。

 

文系就職の場合は、どうしても人同士の相性によって結果が左右してしまう感が否めません。

 

それに対して、技術力のある京大の理系学生は強いです。

 

特にその分野の研究している学生が限定されていればいるほど、有利です。

 

その分野の技術者といえば、自分しかいないのですから。

 

技術力で評価されます。

 

話を戻しますが、もちろん、自分の配属された研究室の教授が企業側とどこまでコネクションを持っているかにもよるので、研究室によって千差万別ではあります。

 

ただ、院卒の京大の理系の先輩は高確率で教授推薦枠での就職が多い気がします。

 

工学部、農学部あたりは特に。

 

(といっても工学部も農学部もさらに細かく分かれているので、全員が全員同じ方法で就職しているわけではありませんが、私の存じ上げている優秀な先輩は、上記のような形が多く、文系のような就職活動をしているのはあまり見かけたことがなかったです。)

 

京大の理系組は、就活という面から見れば、総じてかなり恵まれていると思います。

 

医学部に関しては、また別の様相を呈するので、それはまたの機会に書いてみたいと思います。

 

本日も、ブログを読んでくださり、ありがとうございます。

 

 

 

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