今日は、受験国語の読んでおきたい作品を紹介したいと思います。

 

受験国語で出題される作家さんは、難関校でも何度もでてきます。

 

また、同じ作品が同じ年に複数校で出題されたり、翌年もその次の年も別の学校で出題されたりします。

 

例えば、

 

上橋菜穂子さんの「物語ること、生きること」は

 

2022年 吉祥女子中

2017年 灘中・東京女学館中

2015年 神奈川学園中・香蘭女学校中等科

2014年 桜蔭中

 

といったように、コンスタントに難関校で出題されています。

 

可能な範囲で構いませんので、入試でよく取り上げられる作品や作者さんの本を読んでおくことをお勧め致します。

 

では、早速おすすめの作品を紹介していきたいと思います。

 

【受験国語 読んでおきたい作品①】


うさぎとトランペット 

中沢けいさん 

新潮社 

 

音楽を通して元気になっていく少女の物語。

難関校の物語文で取り上げられています。

級友に関連する部分が出題。 

 

出題 

開成/浦和明の星/公文国際学園/神戸女学院/香蘭女学校/淑徳与野/湘南白百合学園/千葉日本大学第一

 

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品②】

 

科学の考え方・学び方 

池内了さん 

岩波ジュニア新書 

 

定期的にどこかの学校で出題されている。

科学と社会との関係性を説いている。 

 

出題 

栄東/昭和学院秀英/法政大中2016 

法政大第二2014 

富士見2013 

慶應義塾湘南藤沢2011 

大阪星光学院2004 

成蹊/専修大松戸2002

 

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品③】

 

おいしくて泣くとき 

森沢明夫さん 

角川春樹事務所 

 

2022年開成中で出題。

森沢さんの作品は開成中で頻出。

開成中受験者は森沢さんの作品を読んでおく事をお勧めします。 

本作品は複数の登場人物の視点から物語が構成されています。

子ども食堂をめぐる心温まる物語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品④】

 

最果てアーケード 

小川洋子さん 

講談社 

 

筑波大附属、愛光では本をよく読む少女2人のやりとりの場面が出題。あしながおじさん・ニルスのふしぎな旅といった作品についても言及。普段から色々な作品に触れておきたい 

 

出題 

筑波大附属 

愛光 

学習院 

自修館 

千葉日大第一

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品⑤】

 

夏の朝 

本田昌子さん 

福音館書店 

 

過去と現在が交錯する物語。

入試では今読んでいる文章がどの場面なのか瞬時に把握する必要がある。

複雑な場面設定の物語も読んでおきたい。

2015年読書感想文コンクール課題図書。

 

出題 

豊島岡女子学園/滝2018 

立教女学院/淑徳与野2015

 

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品⑥】

 

よるの美容院 

市川朔久子さん

講談社 

 

事故をきっかけに声が出なくなった主人公が、美容院の親戚で過ごし、少しずつ元気になっていく物語。

入試では主人公の行動から様々な感情を読み取る必要があります。 

 

出題 

大成2016 

日本大第二中2014 

鎌倉女学院/立教女学院/滝2013

 

 

 

 

 

 

市川さんの他作品の

 

「紙コップのオリオン」は岡山白陵/芝浦工業大学中

 
「夜空に結ぶ」(「跳ぶ教室」2019年冬号)は2019年度四谷大塚合不合判定テスト第1回、2022年山手学院中で出題されています。

 

 

 

※市川さんの作品は他にもおすすめの作品があるので、もう一作品あげておきます。

 

ABC!曙第二中学校放送部 

市川朔久子さん 

講談社 

 

廃部寸前の放送部を盛り立てていく物語です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 

 

 

 

気になった作品があれば、ぜひ読んでみてくださいね。