こんにちは。

 

受験生にとっては、とても忙しい季節ですね。

 

季節の変わり目ですし、体調管理も大切にしてください。

 

さて、受験国語は問題を解くことも非常に大切ですが、読書量も大切です。

 

なるべく普段から読書習慣をつけておきましょう。

 

読書習慣がない場合は、親御さんの読み聞かせも効果があります。

 

全部一冊読もうと意気込むよりは、今日は5ページ一緒に読もうという気軽な感じで、毎日少しずつ続けていくのがおすすめです。

 

もし、お子さんが続きが気になって、自分でも読もうとされるようになればしめたものです。笑

 

今まで読書を全くしなかったお子さんでも、親御さんと一緒に読み進めていく中で、次第に自分で読むようになっていかれたケースもありますし、もし、お子さんに本を読む習慣がなければ、読み聞かせをご一緒していただければと思います。

 

さて、それでは、今回のおすすめ読書本を挙げていきたいと思います。

 

いずれも、中学入試で実際に取り上げられているものばかりです。

 

一回取り上げられた作品はもう出ないかと思われがちですが、意外と難関校でも同じ年に出題されたり、年度をまたいで出題されています。

 

場合によっては、全く同じ文章の部分が出題されていたりすることもあります。

 

人気の作品はぜひ読んでみてください。

 

【受験国語 読んでおきたい作品①】

 

サクラ咲く 

辻村深月さん 

光文社文庫 

 

中学一年生の主人公が役員決めや部活選び等、中学校生活を送る場面から出題されています。

主人公は各々の場面で思考しており、その時々の気持ちを汲み取る必要があります。

 

出題 

鎌倉女学院/早稲田/洛南/大妻多摩/桐光/札幌光星/和洋九段女子/八雲

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品②】

 

小学五年生

重松清さん 

文春文庫 

 

小学五年生の交流の様子が描かれた短編集。

 

受験生にとって登場人物と年齢が近く、気持ちも共感できることが多いかと思います。

読みやすいと思いますので、ぜひお読みください。

また出題校も関東から関西まで多岐にわたっています。

 

出題 

清泉女学院/高田/安田学園/世田谷学園/法政大第二 神奈川大附/慶應/恵泉女学園/頌栄/城北/聖光/成城/中央大附/函館ラ・サール/山脇学園/麗澤

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品③】

 

リリース 

草野たきさん 

ポプラ社 

 

草野さんの作品は入試で頻出。

 

人目を気にしてきた男子バスケ部キャプテンの主人公が、家族や仲間と向き合う中で、本当に大切なものは何かに気づいていく物語です。

 

出題 

 

早稲田中 2016年 日本大学第二中 2012年 玉川学園中等部 2011年

 

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品③】

 

14歳の水平線 

椰月美智子さん 

 

少年達のひと夏の物語。

 

浅野中、筑波大学附属中では少年達が崖から飛び込むかどうかで一騒動あった場面から出題されています。 

 

出題 

 

2019年 聖学院 2017年 桐光学園/同志社女子 2016年 浅野/筑波大学附属/田園調布学園/白陵/ラ・サール

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品④】

 

ロードムービー 

辻村深月さん 

 

学級内で主人公が孤立する場面が出題(市川中、渋谷教育学園幕張等)。

 

色々な場面・行動から主人公の気持ちを汲み取った上で、設問に解答していく必要があります。

 

出題 

 

宮崎日本大学中2019 

市川2017 

日本大学第二中2015 

公文国際学園中等部 2013 

渋谷教育学園幕張2010

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品⑤】

 

つめたいよるに 

江國香織さん 

 

コンスタントにどこかの学校で出題されている印象です。

 

センター試験でも「デューク」が出題されています。 

 

出題 

 

普連土学園2017 

日大藤沢2015 

筑波大附駒場/帝塚山2014 

芝浦工大/公文国際学園2009 

淑徳与野2007 

城北/開智2005 

清風南海/湘南白百合学園2004

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品⑥】

 

博士の長靴 

滝羽麻子さん 

ポプラ社 

 

入試国語の小説文で頻出の作家の最新作。 

 

本作は天気の研究者を筆頭に、彼にまつわる人々をえがいた短編集。

 

受験国語は注目作家の最新作等が取り上げられることも多く今後受験予定の方は読んでおくのもおすすめです。

 

 

 

 

 

 

【受験国語 読んでおきたい作品⑦】

 

日本人の忘れもの 

中西進さん 

 

灘中では返事の仕方についての文章が出題。

 

イエス・ノウと白黒をはっきりつける返事とイエスとノウの間にある返事を対比しています。

 

筆者は後者の返事の仕方を「第三の返事」として評価しています。

 

対比の読み取りが大事です。 

 

出題 ・灘中 ・フェリス女学院中