受験国語で近年よく出題されている作者さんをあげたいと思います。

 

入試までに時間が取れる時は、著書を読んでおくのがおすすめです。

一度、読んでいる作者さんだと、入試で見ても少し余裕を持って問題にとりかかれます。

 

また、下記の作者は入試で取り上げられていることもありますし、普段の問題演習でもよく見かけます。

 

 

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者①】

 

山極寿一さん 

 

前京都大学の総長。 

ゴリラの研究をされていた方です。 

フィールドワークやゴリラの研究の話がよく出てきます。 

 

・報徳学園中 ・高槻中 ・金蘭千里中など近年、関西圏の中学受験で出題されています。

 

 

 

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者②】

 

重松清さん 

 

小学校3・4年位から読める小説が多い。

「きよしこ」「青い鳥」などが有名。

本が好きなお子さんが真っ先に名前を挙げられる作者さんという印象。 

 

・甲陽学院中(2003、2006年度)・上宮学園中等で出題。

 

 

 

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者③】

 

日高敏隆さん 

 

動物行動学者。

蝶、テントウ虫、カメムシ、ウグイスといった身近な昆虫や動物がよく登場します。

彼らの行動を観察する視点や切り口は面白く、理科の授業を受けているようです。 

 

出題校・・・ 灘中(2003、2010年度) 高槻中(2018年)

 

 

 

 

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者④】

 

鷲田清一さん 

 

元大阪大学総長。哲学者。 

中学受験国語でよく出題されていますが大学受験の現代文でもよく取り上げらます。

近代と現在の身体論をおさえてから読むとなおよし。

「からだ」の解釈に注目。 

 

出題校・・・ 灘中(2015年度) 、甲陽学院中(2004年度)

大学受験の現代文では、入試はもちろん、問題演習等で一度はお目にかかる頻出の作者さんです。

どちらかというと、大学入試でよく取り上げられている印象があります。

 

 

【受験国語の問題文でよく出題されている筆者⑤】

 

梨木香歩さん 

 

小説『西の魔女が死んだ』が有名。

小説だけでなく著者の好きなカヤックのエッセイが出題されたりしています。

『西の魔女が死んだ』も読みやすいので、読んで作風に触れておくのもおすすめ。

 

出題校・・・灘中(2011年度)、 甲陽学院中(2002年度)、桜蔭中(2016年度)

 

 

 

余談にはなりますが、生徒さんが文章そのものを読む習慣がないとのご相談を受けることがあります。

 

本に興味をご本人様が持ちにくい場合は、親御様が本の読み聞かせをされると、少しずつご自分でも本を読み出されることがあります。

 

ポイントは、文章に興味を持つまでは自分以外の誰かに読んでもらうことです。

 

何日か親御様に読み聞かせをしてもらっていると、その本の続きが気になってご本人様がご自分で読み進められるケースが割りと見られます。

 

入試直前期だとバタバタしていると思うので、なるべく早めに文章には慣れておけると、なおいいかと思います。